バカヤロー1

 

 

直球ナオトさんのストライクをバンバン受けて、
葉月とナオトさんのラブラブ度が急上昇していったのと反比例するように
弱々(よわよわと読む)になっていったのが五月さんだった。

葉月は五月さんに内定を出し、「自由に誘ってくださいね」って言ってるのに
「Bパターン」のお誘いは相変わらずなく、
メールや電話で話をしていても
「詳しくは今度お目にかかった時に...」
なんて言っておきながら「お目にかかる時」のお誘いもない。

 

内定の電話の後すぐ、葉月の職場の近くに来てくれた時に
「急に仕事が忙しくなってしまって」っていう話は聞いていた。
それが嘘ではないってことは葉月にもよくわかった。
帰りの電車の中からメールをくれることが多い五月さんからのメールはいつも1時過ぎ。
それでも早い方で、朝の7時や8時に「徹夜だったので今から仮眠します」なんてメールが届くこともあった。
遅い時間に空メールが送られてきたこともあって、
「???」と思っているとその後すぐに
「すみません、メールしようとしてたら寝ちゃって、寝ぼけて送信しちゃいました」
なんて自己フォローのメールが届いたりも。(笑)

そんな様子から五月さんの状況がなかりヨレヨレなんだなってことはよくわかった。
本当は忙しくないのにそんなに手の込んだ「忙しぶり方」をするわけがない。(笑)

 

そういう状況の中でも、五月さんはメールだけはマメにくれていた。
お試しプレイが終わったくらいの時期から五月さんとのメールはほとんどが携帯メールになっていたんだけど
ナオトさんとの1日10往復のメールが
「おまんこ〜♪」
「ちんこ〜♪」
なんておバカなメールだったのに対して
(いえ、そんなことばっかりやってたわけじゃないですけどね)
五月さんとのメールは1通が大体3000文字くらい。(しかも中身が濃い!)
毎回「パソコンで打てよ〜」ってくらいのかなりの長文だ。
これが1日1往復、もしくは2日で1往復。

3000文字のメールを携帯で打つと、葉月で大体1時間半〜2時間かかる。
パソコンならせいぜい30分かなって思うけど
携帯だと電車の中とかちょっとした休憩時間に外でも打てるので
都合がいいと言えばいいかも知れない。

けど、忙しくていつも終電や会社に泊まりの五月さんが
葉月のメールへの返信に毎日そんなに時間をかけてくれることは大変なことなんだろうなって思うし
申し訳なくも思っている。
ただ、このメールのやり取りがあったから、
「まったく会えない」五月さんへの葉月の気持ちが今も維持できてるとも思っている。
会ってもくれない、メールもくれないって言うんじゃ
どんなに太い杭だって朽ち果ててすぐに抜けちゃう。

 

全員のお試しプレイが終わって、選考期間延長のお知らせをみなさんにお出ししてしばらく経った頃、
五月さんからは一度、「候補者辞退」のメールが届いた。
その内容は、

今の自分の状態だと、『最低月一回会える』っていう当初の条件を満たせない。
このままダラダラと引っ張ることは葉月さんや他の候補者のみなさんに迷惑をかけるし、
ここは一旦辞退させてもらった方がいいのかも、と思っている 。

っていうようなものだった。

なんだとぉ〜〜〜?
ふざけんなよぉ〜〜〜〜〜!(-_-;)

あれほどエラソーなことを言っておきながら、
葉月を散々「その気」にさせておきながら、
「Bパターン」だの「Cパターン」だのって期待させておきながら
内定まで出させておきながら、ここへ来て辞退か〜〜〜い?

 

と、腹も立ったしショックでもあったけど、
五月さんがそれを言い出した気持ちもわからなくもなかった。

五月さんは葉月がリュウさんにかまってもらえなくて淋しい思いをしていた時期の裏葉月を見ていて
「自分なら」って思って立候補してくれたわけだけど、
状況が変わって今度は自分が忙しくなってしまい
このままお付き合いすることになったら
葉月にまた「いつですか?いつですか?」って同じ思いをさせることになる。
結局「リュウさん2号(←愛人さん命名)」になってしまう。

前のことを知っているからなおさら「同じ思いはさせられない」
っていうのが五月さんの辞退の理由だった。
まぁ、ごもっともな話なのである。

 

だけどなぁ.....
「そうですか、わかりました」って簡単には言えない。
葉月の胸には杭が刺さっちゃってるわけだし、
この杭そのまんまにされて辞退されちゃっても困るんだよね。

ってか、「どーしてくれんだよ?」って気分だ。(とほほ)

 

認めません!
辞退なんて、絶対に認めません!!!

 

ここは理屈じゃなく、「アタシがルール」の観点から
葉月は断固として認めなかった。

内定を出しておきながら「1人に決められない」と悩み、
その後ナオトさんとラブラブ度急上昇中の葉月が
断固として認めないっていうのも自分を「欲深い」とは思うけど(笑)
「気持ち」がないならともかく、仕事とか他の要因のために辞退なんてされたくなかった。

 

失格にする時は「アタシ」がする!
勝手に辞退するな〜〜!

 

そんな気持ちもあったかも。

でも、この時一番強く思ったのは、
「会えなくてもいいから五月さんとお別れしたくない」
ってことだった。

お別れもなにも、まだお付き合いもしてないんだけどね。(苦笑)
惚れた女は弱い。
どんどんルールが甘くなる。

 

これが1つ目の「五月バカヤロー」。
2つ目のバカヤローは、次のページに。

 

 

 

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