内定

 

 

五月さんとのお試しプレイは一番最初だったので、
お試しプレイが一巡するまでのずいぶん長い時間、お待たせしてしまったことになる。

でも逆に、これからお試しプレイをするっていう人には話せないこともあったので
(例えば前の人がどんな「お試し」をしてくれたのか、とかを話すのはフェアじゃないと思って)
「お試しプレイ済み」ってことでは葉月は五月さんに何でも話せていた。

だから、「お試しプレイ後の会話」が一番多かったのも五月さんだったってことになる。

 

その間五月さんとはいろんな話をしたけれど、
「葉月との今後」の話を気が早くもしていたりした。(笑)

五月さんのプレイのパターンにはいくつかあって、
お試しの時は「Aパターン」だったんだそうだ。
「もし葉月さんとの『次』があるならBパターンでやってみたいです」
なぁ〜んてことを言ってくる。

「Bはどちらかと言うと上級者向きなんですけどね」
って、謎めいたことを言われて葉月の興味は湧く。

 

葉月のお尻が未開発だということを言えば
「『アナルマゾ』は底知れないですよ〜。ハマるとすごいですよ〜。」
ってなことを言われる。
「そそそ、そうなのか〜♪」
って葉月は思う。

「大丈夫、17万(痔の手術にかけたお金)は損はしませんよ」
って言ってもらってなんだかホッとする。
五月さんが言うならそうなのかも知れないって、葉月は思う。

 

お試しプレイ期間中のこういった五月さんとの会話は
葉月の胸に刺さった杭の温度をどんどん熱くしていった。

「イケない女」でも書いたように、
もともと葉月は未知の感覚(快感)についての欲がすごく強い。
今から考えればこれも五月さんが意識的にしていた心理作戦だったのかな、なんて思うけど
五月さんとのいろいろな話は
葉月のその未知への欲をビリビリ刺激してくるものばかりで
葉月の心は動いていた。

「恋」っていう感覚とも違う。
「興味」と「欲」だった。
それは五月さんが葉月に言って聞かせる「行為」への興味と欲でもあったし、
「五月」という不思議な男への興味と欲でもあったんだ。

 

「忘我の快楽」

五月さんがたまに口にする(メールでだけど)その言葉に
葉月は惹かれていた。
エッチの時にいつも頭の中でいろんなことを考えてしまってイケない葉月。
それがわかっていたから「忘我」というキーワードは響いた。

 

 

五月さんとこういう話をしながらも、
葉月は他の候補者さんとのお試しプレイにも真剣に臨んでいた。
「お試しプレイレポート」にも書いたように、
葉月はどの人に対しても「駆け引きなしの直球勝負」でぶち当たり、
それぞれに気持ちよくしてもらった。

そして2ヶ月くらいの間に5人の人とお試しプレイをしてもらって、
全員の人とのお試しが終わった後、
葉月は五月さんに電話をかけた。

 

「葉月は五月さんとお付き合いしたいと思います」

 

 

 

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