さよなら、プレイボーイ 2

 

 

 

同じ頃に蔵人さんとのコミュニケーション不足もあって、
葉月は精神的にかなりダウンしていました。

でも蔵人さんが急遽時間を作ってくれたおかげで(保護者ルームの「緊急お泊まり」)、
葉月は自分を取り戻すことができました。

 

ミキちゃんのことは、葉月が気にしなければ済むだけのこと。
啓太さんとは今まで通り、
都合の合う時に会ってエッチする関係でいればいいんだなっていうようなことを、
落ち着いて考えられるようになっていました。

 

啓太さんがこれからどうしたいのか、誰とどうなりたいのかはわからないけれど、

「葉月さんとの関係はこれからもずっと変わらないよ思うよ」

っていうことは前に会った時に言われていたので、
そう思うようにしました。

葉月だって子供じゃありません。
こういうオトナの付き合いをしているんだから、何もかも思い通りに行くとは限らないし、
今までが幸せすぎただけの話です。

 

 

そう思って心を落ち着かせていたところに、啓太さんからメールが届きました。

 

葉月さんに俺、はじめてお願いがあるんだけど、聞いてもらっていい?
たぶんこんな難しいことお願いするのははじめてかもしれないけど、
これは葉月さんの器量に賭けて!ってことだよ!

次にさ、ミキちゃんと会う機会があったら、
葉月さんからこの話(葉月と啓太さんとミキちゃんの三角関係の話)を切り出してほしいんだ。

 

 

え?

 

 

これどういうこと?

葉月がミキちゃんに切り出して、何を言えばいいの?

 

 

俺が言いたいのはさ、
問題が起きないようにしてほしいんじゃなくて、むしろ問題に直面してほしいというか、
本来問題になっていることに蓋をするよりは問題になった方がまだましだ!
って思うからなんだよね。

 

 

ええええっ?

 

啓太さん、何言ってんの?

そもそも「問題」を起こしてるのは啓太さん自身じゃない。
それを、葉月に直面しろと?
っていうか、ミキちゃんに今回の話を切り出して、葉月に何をさせたいの?

 

ミキちゃんとは地元のイベントで近々会う機会があります。
啓太さんもそれを聞いたから葉月にこんなメールを送ってきたんだと思います。。

でも、「器量に賭けて」と言われても、意図がさっぱりわからないよ。
ミキちゃんは葉月と啓太さんの関係を知ってる。
そのミキちゃんに葉月が言うこととしたら…?

「葉月のことは気にしないで、啓太さんと仲良くやってね♪」とか?

それとも、

「同じ男を好きになった同志として、これからも仲良くして行こうね♪」とか?

 

そんなこと、言いたくないよ。
だって、葉月は三角関係を望んでるわけじゃない。
葉月が言い出してこういう状態になったんでもない。

 

それでも、「葉月と啓太」の関係が今まで通り維持されるのなら、
それ以外のことは気にしないようにしようとしてました。
そこまではできると思いました。

 

だけど、ミキちゃんのフォローを葉月にさせるって…。

それはあんまりだよ、啓太さん。
「葉月の器量に賭けて」なんて、ずるいよ。
そう言われたら葉月はなんとかしようとすることを啓太さんは知ってる…。

 

でも、啓太さんの「お願い」にはどうしても納得できませんでした。

知り合い同士の2人と付き合うってところまでは仕方がないと思えても、
その相手のフォローを葉月に任せるっていうことが、
なんだかとっても安易な感じがしたし、悲しい「お願い」だと思いました。

 

二股かけようっていうなら、
二人の気持ちのケアって一番重要なことで、キモな部分でしょう。

そのキモを、女の器量任せって、啓太さんは一体何を考えているんだろう?

 

 

「あ…、なんかもうダメだ…」

この時点で、葉月は啓太さんとのお別れを意識し始めました。

 

 

 

 

 

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