解消

 

 

 

 

少し走って、
啓太さんの車が止まったところは去年の夏に青姦してもらった森林公園だった。

駐車場にはチェーンがかけられていたけれど、
深夜なので道路に車を止めていても迷惑はかからない。

 

ハザードをつけて止まった啓太さんの車の後ろに、葉月も車を止める。
二台の車がエンジンを止めると、ヘッドライトの明かりがなくなって急に暗くなり、
音もまったくしなくなる。

 

道路にはところどころに街灯がついていたけれど、園内は真っ暗。
目が慣れないと足元もよく見えない。

 

「中に行ってみようよ」

って啓太さんが先に歩き出す。

「え?え?怖いよ、やめようよ」

「平気平気♪」

って、啓太さんが葉月の手を握ってくれる。


啓太さんの声

目は慣れてきたけど、
地面は石畳のようなゴツゴツした道なので、気をつけていないと転びそうだ。
葉月は啓太さんに手を引かれて、こわごわと着いていった。

 

「ここなら座れるかな」

って、啓太さんが石の階段みたいになってるところを触って、濡れてないことを確かめてくれた。

 

深夜の公園…、風もなくて音はほとんど聞こえない。
「大丈夫、座れるよ」って言われたので葉月が階段に座ると、
啓太さんは葉月よりも一段上に座って、葉月を後ろから抱きしめてくれた。

「あふっ」

全然想定していなかったので、葉月の全身がビクッとなる。

 

啓太さんは後ろから、葉月の首筋や耳に顔を擦り寄せてくる。
啓太さんの息が首や耳にあたって、
それだけで葉月はもう、ゾクゾクッと快感に襲われて全身の力が抜ける。

 

「蔵人さんとはこういうことしないんでしょ?」

って啓太さんが囁いた。

その言葉に葉月はクラッとする。

「こういうこと」っていうのは後ろから抱きしめてくれることかな?
それとも夜の公園でこんな風にされちゃうことかな?
蔵人さんは最近は、後ろから抱きしめてくれることはよくある。
(葉月がそうされるのが大好きだって連呼したから。)


啓太さんの声

だけど、蔵人さんの紳士的な抱きしめ方と、啓太さんのプレイボーイ的な抱きしめ方は全然違うぞ。
まして蔵人さんはこんな夜の公園でこんなことしないぞー!

…なんてことを思いながらも、すでにヘロヘロになっている葉月。

(このプレイボーイめ!)

って葉月は啓太さんを小憎らしく思っていた。


啓太さんの声

啓太さんは計算づくだ。
こういう時に蔵人さんの名前を出すと葉月が感じること。

実際、啓太さんの口から「蔵人さん」という名前が出ると葉月の体はカーーッと熱くなる。

あぁダメだ…。
啓太さんの息が耳にかかると気を失いそうにキモチイイ…。

 

でも葉月には、これ以上啓太さんの行為を受け入れられない理由があった。
生理じゃないんだけど今日はちょっと出血していて、
こういう行為をする体調ではなかったからだ。

 

「啓太さん、今日はダメなんだよ。おまんこからちょっと血が出ててね」

リングを入れてから、排卵日の前後にちょっと出血する傾向がある。
生理ほどじゃないんだけど、そんな時におまんこ行為は気持ちが引く。

 

「そうなんだー。」

って言いながら、啓太さんは全然おかまいなしに葉月の下半身に手を伸ばす。

 

「だっだっだっ、だからダメなんだって!
啓太さんの手が血だらけになっちゃうよ」

「そうなの?(笑)それじゃ濡れてなかったらやめるよ。立って。」

「えっ?えっ?えっ?」

 

あっと言う間にパンティとストッキングをヒザまで下ろされてしまった。
えーーん、こういう時の葉月って言いなりだ。(とほほ)


啓太さんの声

啓太さんは葉月のおまんこの入口のぬるぬるを確かめた後で
(ぬるぬるした感じは血液じゃないと自分でもわかった)、
指をおまんこの中に遠慮なしに突っ込んできた。

「あうふっ!!!」

全身がビリビリする。

ダメだと言ってるのに年下男の言いなりになって好きなようにされている自分に感じたし、
されている場所がこんな公園だってことにも異常な興奮を覚えた。

くちゅくちゅくちゅという音と、葉月の荒い息、
時折漏れてしまう「あうっ!」という声だけが、深夜の公園の静寂の中で聞こえていた。

 

ヒザが…ガクガクする。
耐えられなくなって葉月は石の階段に両手をついて四つん這いのような格好になった。

啓太さんの指の本数が増えて、おまんこがキツイ感じがしたけど、それがまたいい。
葉月は自分から腰を前後していたかもしれない。

 

もうわけがわからなくなって葉月は飛んでもないことを言い出す。

「け…、けいたさん…」

「なに?(笑)」

「おちんちん…」

「ふふ、何?入れて欲しいの?」

「入れて…欲しい…あぅぅ」

 

ついさっき、「今日はダメなの」なんて言ってた自分が、
自分からおねだりしてしまっているという矛盾に、この時葉月は全然気付いていない。

啓太さんは最初からそのつもりだったのか、
それとも葉月のおねだりを意外に思ったのかわからないけど、
四つん這い状態の葉月の後ろから入れてくれた。

 

「あっ、あうううううう!!!!」

 

こうなってしまうと葉月はもう、完全に「物体」になってしまう。
快楽を貪るだけの物体。

よく覚えてないけど、お尻を突き出して必死に石の階段の角に捕まっていた記憶はある。
叫んでたような記憶もかすかにある。

 

しばらくして啓太さんが抜いて、それをお口にもらって、
その後葉月は階段のところにばったり倒れてしまった。(寝たとも言う。)

 

「ふぅ…」

「大丈夫?(笑)」

「大丈夫…だと思うけど、ダメだぁ、起き上がれない」

 

少しだけそこでぐったりして、ハッとあることに気付いて慌てて起き上がった。

「啓太さん、血だらけじゃない?」

「大丈夫だと思うよ」

暗いから、どのくらい出血してるのかわからない。
葉月は啓太さんのおちんちんと指を舐めさせてもらったんだけど、
血液みたいな味はほとんどしなかったのでちょっと安心した。

 

「ごめんね。おうちに帰ったらすぐにシャワー浴びてね」

「いいよ。大丈夫だよ」

 

まったく想定していなかった二度目の青姦。
何故か去年よりもずっと気持ちよかったなぁ。

 

車まで戻る時、葉月は自分が凄くスッキリした気分であることに気付いた。

 

そして「あっ!」って思った。

 

「ねぇねぇ、啓太さん!」

「何?」

「あのさ、さっきファミレスで、
蔵人さんが『啓太さんにエッチしてもらうのが一番の特効薬だ』ってメールしてきたって言って、
葉月は『違うのにー!』って怒ってたじゃない?」

「そうだったね(笑)」

「でも、蔵人さんが言ってた通りになっちゃってるよー。
葉月、今のエッチでミキちゃんのこととかどうでもいいように思えてきた」

「あはは。そう?(笑)」

 

蔵人さん、恐るべしだな。

女心のわからん奴のくせに、
結局はそのわからん奴の言う通りになっちゃってるよ。(とほほ)

そんな自分が情けなくもあり、なんだか可愛くもあり。

 

そしてそういう風に思わせてくれたのは、啓太さんだ。

啓太さんはご機嫌取りのためにエッチしたんじゃない。
啓太さんがしたかったからしてくれたんだ。
それがなんとなくわかったから、葉月は嬉しかったんだ♪

 

なんとなく大丈夫なような気がするよ。
チクチクの痛みにも耐える覚悟はできたよ。

好きな男が2人もいる。
エッチしてくれる男が2人もいる。

そんな贅沢には、多少の痛みがついてくるのはあたり前だ。

 

 

車のところで啓太さんがいつものようにキスしてくれた。

(大好きだよ、啓太さん♪)

葉月は心の中で呟いて、車に乗り込んだ。

 

二台の車が同時にエンジンをかけて、ほぼ同時に発進した。
啓太さんの車の後ろを走って、途中で葉月は右折する。

右折車線で一瞬だけ啓太さんの車に並んで、チラッと啓太さんの方を見た。
暗かったので啓太さんの表情はわからなかった。

 

(またね♪)

って、また心の中で呟いて、
葉月は右にハンドルを切りながらアクセルを踏んだ。


蔵人さんの声

 

 

 

 

 

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