GWのお出かけ 6

 

 

 

「あ、そうだ…。啓太さん、穴祭り…」

ハンモックの上でまだぐったりしている葉月がフッと思い出して呟いた。

 

「あぁそうだったね、穴祭り穴祭りっと。
えーっと、どうしようか。何か入れて撮ればいいんだよね」

「うん。できれば『何でコレ?』って思われる、笑える感じのものがいいなぁ。
何かないかなぁ?」

 

まだ吊られてる葉月は首だけ動かしてお部屋の中を見回す。
啓太さんもうろうろしながら探してくれる。

 

洗面所の方に行った啓太さんが言った。

「歯ブラシなんてどう?(笑)」

「あはははは、いいねぇいいねぇ、それでお願いします」

「そんじゃ、これを入れて…っと」

「あふあふ♪」

 

そして啓太さんが雅ちゃんの穴祭りのために撮ってくれた写真がこれ。

雅ちゃん、こんなところからですが、三周年おめでとうございます。
啓太さんが無意味に載せてくれた小さい歯磨き粉がナイスでしょ?(笑)


啓太さんの声

ハンモックから下ろしてもらって、カラダについたロウを剥がして、
ホテルにご迷惑をかけないようにロウを綺麗にお掃除した。
(床には落としてませんよ〜!)

それからシャワー浴びたんだっけな?
途中で買ってきたお弁当も食べたような気がする。

 

その後のことはよく覚えてる。
啓太さんの職場の同僚の佐藤くん(仮名)の話で盛り上がったんだった。
その話は凄い話なんだけど、佐藤くんのプライバシーに関わるので、ここでは書けない。

だけど葉月は「へーーー、そんな小説みたいな話が本当にあるんだー!!」って、
啓太さんの話にどんどん引き込まれていった。

 

で、気がつけばサービスタイムの残り時間はあと僅か。
2人でなんだか眠たくなっちゃって、
1時間延長をしてお昼寝をすることに決定!(なんて贅沢な!)

 

30分くらい、葉月はうとうとしていたと思う。
ちょっと目が醒めた時に、お腹が張っていることに気付いた。

さっきエッチの後、お話してる時にちょっと寒かったしなぁ。
冷えたのかもしれない。
お腹が痛いわけじゃないんだけど、張っちゃってオナラが出そうな感じ。

いやーん、オナラして啓太さんを起こしちゃったら最悪。

 

葉月は啓太さんを起こさないようにしてそーーーーーーっとベッドから出て、
こっそりトイレに行った。

うーん、でもトイレに座ってみてもオナラは出ない。
頑張ってみたけど無理なのでお部屋に戻ってみるけれど、
なんかお腹が張ってヤな感じ。

 

ベッドに入ってカラダが温まったら、また絶対オナラしたくなる。
何度も出たり入ったりしてたら啓太さんを起こしちゃう。

葉月はベッドに戻ることもできないで、そのまましばらく床に座ってた。

 

 

コトの終わったSMホテルの静寂。
啓太さんの寝息だけがかすかに聞こえる。

あー、なんだか今日は楽しかったなぁ。
夢みたいな一日だったな。

葉月は今日一日を振り返る。

 

啓太さんとはいつまでこうして遊んでいられるんだろう。

こんな楽しい時間をいつまで過ごすことができるんだろう。
凄く楽しいけど、これが永遠に続くはずがない。
そう遠くない将来に、この関係は必ず終わっちゃうんだ。


啓太さんの声

そんなことを考えていたら、
今のこの瞬間、今のこの幸せな空気を記録に残しておきたくなって、
カメラを手に取って写真を撮った。

 

なんでもない写真なんだけど、特に何かを撮ったわけじゃない。
葉月がその時に見ていたもの、空気、そして今の自分の気持ちを撮りたかっただけだ。

時間になったら啓太さんを起こして、
そうしたらもう帰らなくちゃいけないんだよね。

ついさっき、「あと6時間もいられるね」って言ってたのに、
楽しい時間って速いよね。

 

啓太さんが目を覚ました。

寝起きの啓太さんはいつも物凄く眠そうだ。(笑)

 

「葉月さん、なんかずっと起きてたでしょ」

あ、やっぱり何気に起こしちゃってたんだ。
(寝てると思ってオナラしちゃわないでよかったぁ。)

 

「うん、なんだかオナラしたくなっちゃって…(^_^;)」

「そんなの、布団の中ですればいいじゃない」

「やだよ、やだ。絶対にそんなことできないもん。」

そう言いながら葉月は布団にもぐり込んで、啓太さんに抱きついた。

 

細い腰。

硬い筋肉。

いいカラダ、いい男だ。

こうして抱きつかせてもらえることが信じられない。

 

時間ギリギリだったので、最後のコーヒーを飲む間もなくバタバタと撤収作業。
オーナーさんにご挨拶をして、ホテルを後にした。

 

「ここ、また来たいね♪」

「うん、いいホテルだったよね。」

 

帰り道は、来る時の浮かれ気分とは全然違う。
すごーーく楽しかったけど、楽しい休日はもう終わりっていう切なさを伴う。
もうすぐ啓太さんとお別れだっていう淋しさもある。

あー、アタシってまたまたカッコ悪いじゃないのよ。
啓太さんとは「楽しかったね。またね♪」っていうスタンスでいたいと思うのに、
最近なんだか湿っぽくなりがち。

そんな自分を打ち消すように、啓太さんとのおしゃべりに意識を向ける。

 

「あー、この道、やっぱり渋滞してるなぁ。ちょっと時間かかっちゃうかもよ?」

「いいよ。まだそんなに遅くないし」

本当はこの時、
「時間がかかるだけ、啓太さんと一緒にいられるから嬉しい」って思ってたんだ。

 

 

たった一日だけの葉月のゴールデンウイーク。
啓太さんのお陰で楽しい休日になりました。

啓太さん、ありがとう!

 

 

 

 

 

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