クリスマスの恋もどき1

 

 

明日は、なんのプランもないけどHするぞ!!

前日の夜、啓太さんからはこんなメールをもらってた。(笑)

 

あの3Pの日以来、初めて啓太さんに会う。
もちろん蔵人さん公認。

前の日に蔵人さんには電話で

「啓太さんに遊んでもらってきますね」

と言ってあるし、蔵人さんからは

「楽しんできてくださいね。啓太さんによろしく」

って言ってもらってる。

 

この日葉月は普通に仕事で、何時に抜け出せるかわからない状態だった。

「ごめんね。18時か18時半には出られると思うんだけど、今まだハッキリ約束できないの」

「大丈夫だよ。俺、ここらにいるからメールでも電話でも頂戴!」

こんなメールのやりとりが何度か続く。

 

あぁ、こういうところ、すごく楽だって思う。
3Pの時もそうだった。
時間がハッキリわからない状況なのに、
「いいよ」「大丈夫だよ」っていつも言ってくれる。

大事なのはお互いに「会いたい」っていう気持ちがあるかどうかってことで、
10分20分の誤差は気にしない。

逆に、啓太さんは自分がしたくないことは無理してしない人なので、
それも安心だったりする。
啓太さんは葉月に会いたいから待ってくれている。

啓太さんとの関係は、すべてがその気持ちの上で成り立っている。
義理とか責任とかじゃない、「会いたいから会う」という前提。
もちろん蔵人さんとの関係もそうなんだけど、啓太さんとの方がその傾向が顕著だ。

 

待ったり待たれたりしながら啓太さんに会えたのは午後7時頃だったかな。
啓太さんの車に乗せてもらって、車は夜の街に走り出した。

 

途中、コンビニに寄って、軽い食事のものを買ったんだけど、啓太さんは

「俺、アイス買ってもいい?」

なんてことを言ってる。

「いいよ。買えば?(笑)」

「俺って子供みたいだよね」

「みたいじゃなくて子供じゃん(笑)」

ちょっとお姉さんぶってみたりする。

基本的に葉月は、啓太さんのことを「男」として見ているんだけど、
啓太さんの方が特に背伸びして大人ぶるところがないので、
葉月は時々お姉さんっぽい発言をしちゃったりする。
その自分の変化がおもしろいなぁって思う。

10歳年下。
その年齢差をまったく感じないこともあるし、「やっぱり若いな」って思うこともある。
でもそのギャップが今のところは葉月にとってはとても新鮮。
新鮮で楽しい。

 

前もって「あそこに行ってみよう」と言っていたラブホに入る。
12月なので、ホテルの外観はイルミネーションで飾られて、まるでお城みたい。

パネルの前でお部屋を選ぶ。

「葉月さん、どこにする?」

「えっとねー、ここは?」

啓太さんがパネルを操作してそのお部屋の詳細を見る。

「うーん…それじゃ、ここは?」

また啓太さんが操作して詳細画像を出してくれる。

「どこも似たような感じだね。でもこの赤いカーテンのところがいい!」

「ここね♪」

って、啓太さんがそのお部屋のボタンを押す。

こういう時から、葉月はいつもと違う。
蔵人さんと一緒の時には葉月は「えっとねー」なんて言わない。(笑)
そういう自分の変化が、ホントおもしろいって思う。
相手によって自分が変わる…。

 

お部屋は、とても素敵だった。
フローリングの床に、大きなベッド、
そして赤いベルベッドのカーテンが高級感をかもし出してる?(笑)

お部屋に入って葉月が上着を脱いだりしてる間に、啓太さんがお風呂にお湯を入れてくれる。

あ、先を越されたって思った。
啓太さんって、いつもチャチャッと手順がいい。

 

コンビニで買ってきた缶コーヒー飲んだりして(啓太さんはアイス食べてた。笑)ちょっと一息。
啓太さんはソファに座って、葉月はいつものように向かい側の床に座ったんだけど、

「本当にいつも床なんだね」

なんて言われる。

あ、そうか。
葉月としてはこれが自然なんだけど、普通の恋人同士だったらソファの隣に座るんだな、
なんて変なことに納得したりする。

「うん。ここの方が落ち着くの」

本当にそうなんだ。

 

 

「葉月さん、お風呂入る?」

啓太さんが聞いてきた。

お風呂も入りたかったんだけど、
この日葉月はお尻にプラグを入れてきてて、それを早く抜きたいと思っていた。
なんだかお腹が張っちゃって、
ガスが溜まってるような気持ち悪い感じがずっとしてたんだ。

プラグを入れてきたのは啓太さんのリクエスト。
3Pの時にも事前に入れてたし、
いきなりだと使えるようになるまで時間がかかるんだっていうことは話してあったので、
葉月は啓太さんに言われてここ数日ちょっとずつお尻慣らしをしていた。
今日会えるってことが確定したのは前日のことだったんだけど。

 

「お風呂も入りたいけど、お尻のプラグを抜きたいんだー」

って葉月が言うと、

「それじゃ、抜いてあげようか?」

なんて言われる。

「え?ダメダメダメ!うんちついてるかも知れないから自分でトイレで抜いてくる!」

って言って、葉月はトイレに駆け込んだ。

 

軽くシャワーも浴びて、「さぁこれから♪」って時に、
葉月の携帯に留守電が入っていることに気付く。

留守電…聞かなければよかったと、聞いてから後悔した。
葉月は今年、子供の学校のPTAの役員をしてるんだけど、そのことでの緊急の連絡で、
留守電には「この留守電聞いたら至急電話ください」なんて入ってる…。

至急かよ。(とほほ)

「啓太さん、ごめん。ちょっと電話してもいい?子供の学校のことなの」

「いいよ。」

その電話はちょっと面倒くさい内容のことで、
電話の相手はその困った状況を葉月に細かく説明してくる。
はいはいはい、それは確かに困った状況だけど、葉月は今、大事なところなのよ。

「今ラブホにいて、今から10歳年下のいい男とエッチするところなんだ」

って言ってやったら、この熱心なPTAのお母さんはどんなリアクションをするだろう?
なんて考えながらその相談事を聞いていた。

5分か10分か、かなり長い時間話を聞いていて、その「困った状況」については大体わかった。
もうこれ以上啓太さんを待たせてはおけないと思った葉月は、

「わかった。それじゃ明日、私が電話するよ。
○○○して○○○さんに電話して○○○○だってことを説明すればいいんだよね。
うん、全部私がやる」

って、面倒なことを全部自分が引き受けて電話を切った。

 

啓太さんはベッドの上でちょっと退屈そうにそのやり取りを聞いていた。

「ごめんね」

ベッドに上がって啓太さんの隣に横になって葉月は言った。

「いいけど、いろいろ大変だねぇ、『お母さん』は」

って、同情されてしまう。(とほほ)

 

あーあ、啓太さんの前では「女」でいたいと思っているのに、
いきなり「お母さん」なところを見られちゃったよ。
しかも今のこの電話はタイミング悪すぎ。

それまで「いい感じ」だった緊張モードもすっかり解けちゃって、
エロな気分から一旦遠ざかっちゃった…。

 

こんなスタートだった啓太さんとのクリスマスデート。
さぁ、どうなる…?

 

 

 

 

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