プチオフin京都 part2

 

 

この日の京都は小雨が降っていた。
時々傘が要らないくらいにやんだかと思うとまたパラッと降ってくる、そんな感じ。
でも台風が近づいている割には風もなかったし、思ったよりも恵まれていたのではないかと思う。

東京も雨だったし全国的に雨模様だと知っていたので
葉月はスーツの上に薄いコートを羽織ってきていた。

 

料理旅館を出る時に「次は写真」と言われていたので
葉月は服を脱いで露出準備♪

でも本当はこの時三河屋さんは「お尻出す程度で充分なのでは?」
というようなことを言っていた。

「え?全部脱いじゃダメ?」
実はお尻じゃ不満な葉月。
「いえ、いいですけどね」
「パンツも脱いでいい?」
「い、いいですけどね(とほほ)」

今から考えると三河屋さんは
京都人として京都の文化を汚(けが)して欲しくないと思っていたのかも知れない。(笑)

でも後になってから
「本来京都は情報発信地、カブキ者を受け入れる土地柄なんですよ」
って話をしてたから大丈夫だよな〜。

 

連れていってもらったのは南禅寺。
ここはひとつのお寺だけがあるのではなくて敷地内にいろいろな建造物があるところらしい。
歴史的なことは葉月にはまったくわからない。(お恥ずかしい)

「ここって有名なところなんですか?」
「(おぃおぃ、知らんのか〜という表情で)かなり有名です」
「京都と言えば金閣寺とか清水寺っていう感じがしますけど」
「ここはそういう超有名なところの次のランクってとこです」
「ほほぉ〜〜、なるほど!」

「葉月さん、石川五右衛門のことはご存知ですか?」
「ルパン三世に出てくる人じゃなくて?」
「そうじゃなくて、釜ゆでになった人なんですけど」
「あぁ、はいはい、知ってます♪」
「その石川五右衛門の『絶景かな、絶景かな〜〜』ってセリフは知ってますよね」
「はい、よく聞きますよね」
「これからご案内する南禅寺の三門というところは
石川五右衛門がそのセリフを言った場所なんですよ」
「ほほぉ〜〜〜、景色が綺麗なんですね!」

 

 

※このレポートを書いている途中に
サイトを見てくれているokkoさんがこの画像を送ってくれた。
全景の写真を撮ってなかったので、okkoさんに許可をもらって掲載させてもらうことにした。
南禅寺三門というのはこういうところなのであ〜る。

 

 

三河屋さんが「有名なところ」と言うだけあって
雨の中、たくさんの観光客が見学に来ていた。
修学旅行の学生も多かったし、外人さんの姿も多かった。
こういう観光地は「天気がいいからちょっと行ってみようか」っていうところではなく
何ヶ月も前から予定を組んでの旅行として来るのだろうから
人出に天候はあまり関係ないのかも知れない。

 

入り口で三河屋さんが入場料を払ってくれて靴を脱いで中に入る。
いきなり凄く急な階段だ。

すぐ後ろには数人の外国人が続いて来ている。
葉月はコートの裾を気にしながら三河屋さんと階段を登った。

そして、途中のちょっと死角になっているところでこんな撮影。
(うへ〜〜ん、お腹ぽっこりなのはビール飲んだばかりだからだよ〜〜。)

 


写真のように、すご〜〜く急な階段だ。
もうひと頑張りすると「絶景かな〜」が視界に飛び込んでくる。

 

要するに展望台のようなところだ。
建物を見るというよりは景色を楽しむ。
だからみんな、しばらくその場を離れない。
そんな中でも三河屋&葉月は変態行為の限界に挑戦する!

 

 

うー、我ながら大胆行為であ〜る。
三河屋さんの話では後ろの外人さんがこっちを見ていたとのこと。

「え?え?その外人さんもちゃんと写ってます?」
「はい、修学旅行のセーラー服の線も入りました♪」
「うひひひひ♪」

「外人さんには見られても大丈夫です。こういうのが日本の文化だと思ってくれますから」
などとわけのわからないことを言って大喜びの葉月。


 

 

ここからの眺めは本当に見事で、
天気が悪かったことをここでだけは残念に思った。
雨が降っていてもこんなに見事な眺望なのだから
天気が良かったらどんなに素晴らしい景色が見られたのか、想像もできない。

三河屋さんは景色を見ながら簡単に、見える建物などの説明をしてくれた。
地元の人のガイド付きなのだから葉月は一般の観光客よりずっとお得な立場だ。

 

 

たまたま人が切れた時に撮ってもらったこの写真。
うー、なんだか歴史を感じるなぁ。
(京都の文化財を愛するみなさん、ごめんなさい!)

三河屋さんの撮ってくれた写真はほとんどがそうなんだけど
葉月を撮るというよりは「その写真の中に葉月がいる」という感じ。
そのアングルを決めるのが 早いし指示もわかりやすいので
熟練した変態を感じさせる。(笑)

ここに載せている写真のほとんどはトリミングなしのそのままの写真だ。
ピタッと決まっていてお見事、としか言い様がない。

 

何枚かこんな写真を撮りながら、葉月は三河屋さんに聞いてみた。
「三河屋さん、今エロ度ゼロでやってるでしょ」
「はい、全然反応してません」
「だははは、やっぱりぃ〜〜」

今さら女の裸くらいで反応しないところがいぶし銀の渋さを感じさせるね。
そもそも葉月にエロを期待してないってことなんだろう。
だから 安心して脱げる。
葉月もいい写真が撮れると嬉しくて堪らない。
「三河屋さん、こっち、こっち!今、誰もいません♪」
などと大はしゃぎである。

 

だけどそのうちに調子に乗りすぎて
コートを脱いだ時に袖がひっくり返っちゃってすぐに着られなくなってしまった。
「ひえええええ〜〜〜!」
座り込んでモタモタする葉月。(大汗)

三河屋さんはすぐに駆け寄ってコートの袖を引っ張って助けてくれたけど
この時誰か来てたら完全にアウト!って状態だった。

 

一応ここまで修復した状態で三河屋さんはカメラを向けた。
情けない姿だ〜〜〜。

「でも三河屋さん、ご主人様だったらモタモタしてる葉月をおもしろがって
その様子を写真に撮りますよ、絶対!」
ピンチの時には助けてくれる、三河屋さんの優しさを見た気がした。

 

 

三門を降りて今度は「インクライン」に連れていってもらった。
昔、琵琶湖の水を京都に引くために作ったものだと聞いていたので
葉月は工場のパイプのようなものを想像していたんだけど全然違った。(笑)

それはレンガ造りの「橋」のように見えた。
水が流れているところは下からは見えなかったので小さな橋桁のようなものだ。
この「橋桁」の上が人口の川、というか水路になっているとのこと。

「ここって有名なんですか?」
「とても有名です(とほほ)」
無知の人間を案内するのは張り合いのないことだっただろう。

 

ちょっといい感じに撮れました♪
くどいですけどぽよよん腹はビール飲んだからです。

 

 

そしてこの後また電車で移動して、「トロッコ電車」というものに乗せてもらうことになった。
このトロッコ電車、葉月は下の子が電車マニアだった頃、
「のりもの図鑑」で見て知っていた。
だけどまさか自分が乗る機会があるとは思ってもいなかった。

JRの駅からトロッコの駅までは少し歩く。
京都と言ったらお寺のイメージだけど、中心から少し離れると山や田園風景が間近に見える。
関東にも山はあるけれど、京都の山はなんだかちょっと違う。
ひとつひとつの山がこんもりしていて小さい、そんな印象だった。

 

田植えが終わったばかりの田んぼかな。
後ろに写っている看板には「桂川改修工事 京都府」と書いてある。
ある意味、プレミアものの画像...と思ってるのは葉月だけ?(笑)

 

 

ほとんど全裸で移動していたようなもので。(笑)
で、ここがトロッコ亀岡駅というところ。
画面左の奥の方に写っているのは人ではなくて「かかし」だったりする。

 

三河屋さんは葉月をこのトロッコ電車に乗せてくれるために
前もって切符を取ってくれていた。
観光用の電車なので座席は全席指定。
修学旅行や団体客などがたくさんいるこのシーズンは席が一杯で乗れないこともあるらしい。

1時間に1本しか走らないため、
三河屋さんはなんと、2本分の切符を取ってくれていた。
この前の行動でどちらに乗るかわからなかったからだと言う。
どちらに乗ってもどちらかの券は無駄になってしまう。
「保険です」
と三河屋さんは言っていたけど
そこまで気を遣わせちゃって申し訳なかったなぁと思った。
三河屋さんってこういう気の遣い方をする人だ。

だけどその気遣いがこの後すぐに大爆笑のお笑いネタになってしまった。

 

 

やっぱり雨のためなのか、駅はガラガラ。
発車まであと10分というこの時間でこんなにガラガラでは
どー考えても満席になるとは思えない。(爆)

「三河屋さん、切符取らなくても充分乗れましたね(泣き笑い)」
「ま、保険ですから(笑い泣き)」

 

ここまで薄いコート1枚でずっと移動してきた葉月だけど
さすがにちょっと寒くなってきたのでこの待合室で大胆にも服を着させてもらうことにした。

画面には写っていないけどこの写真の向かって左の方は切符売り場で、
切符売りのお姉さんが座っていた。
怪しい行為をしている葉月達に気付いて
駅長さんらしき人がこちらにさりげなく(ホントはとてもわざとらしく)寄ってきて
様子を窺ってそのまま戻っていったりしていた。(笑)

そんな駅長さんの目を盗んでまたもや調子に乗る葉月。

 

我ながら何やってんだか。(笑)
旅の恥はかきすて。(意味が全然違〜〜う!)

 

こんなことをして遊んでいるうちにトロッコ電車が到着。
「え〜っと、席は1号車の...」と切符を見る三河屋さんに駅長さんは
「空いてますからお好きな席にどうぞ」と声を掛けていた。
ここでまた大爆笑!

 

電車は本当にガラガラだった。
元々この電車は下から登ってくる方が利用が多くて
その後川を舟で下るというのが定番の観光コースとなっているらしい。
葉月達が乗ろうとしていたのはその一番上の駅からだった。
たくさんの人が電車から降りてきたけど乗り込む人はほとんどいなかった。

だけどこのトロッコ電車、凄かった〜〜!
山と川のギリギリの際を走る。
元々は観光用の電車ではなくて何か(切り出した木材とか)の運搬用に引かれたものではないかとの話。

特にこのところ雨が多かったので川の水位も高くて流れも急。
迫力満点の景色を楽しむことができた。

 

電車が発車して少しすると
カメラを持ったお姉さんが近づいてきた。

「記念に写真をお撮りしますね。
写真ができたらお見せしますので気に入ったら買ってください」
というようなことを言われたので、三河屋さんと二人で「チーズ♪」。

しばらくするとお姉さんが写真を持ってきた。
ちゃんと台紙に貼られた記念アルバムに仕上がっていた。

2枚あったその写真を「両方もらうよ」と三河屋さんが買ってくれて
1枚を葉月にくれた。
その写真を帰ってきたからデジカメで撮り直したのがこれ。

 

 

うひひひひ♪
ちょっと訳ありの関係って感じ?
でも川の急流もよく写ってていい記念になった。

 

楽しいトロッコ電車の旅もすぐに終わり。
JRの電車に乗って京都駅に戻った。
時間は18時になっていた。
帰りののぞみの発車時刻は18時53分。

伊勢丹の地下でお弁当とお土産のお漬け物を買ってもらって
葉月が子供に頼まれてしまったので三河屋さんが用意してくれていた生八つ橋をロッカーから出して
(「手みやげ不要」と言ってたくせにちゃっかりたくさんもらってる!)
残り時間はあと20分!

駅の構内のお店で1杯だけビールを飲んだ。
1974とか1845とかいう京都の地ビールだった。

 

最後の最後まで、残り時間1分まで、話をしていた。
いいアドバイスをもらった。
三河屋さんが葉月に何かを教えようとしているのではなく
三河屋さんの率直な意見が葉月へのアドバイスになる。

サイト上では悩みも迷いもないように見える(かも知れない)葉月でも
本当はオモテに出さない苦悩があることを三河屋さんは知っている。
これでも結構頑張っているところもわかってくれている。
三河屋さんは葉月が弱味を見せられる数少ない人のひとりだ。

人生の先輩。
変なオヤジだけど情がある。

おいしいもの食べさせてもらって、綺麗なところに連れていってもらって
サイト用の写真も撮ってもらって
お土産は生八つ橋とお漬け物。
それから勇気と元気をもらった。

 

ホームまで見送ってくれて発車のベルが鳴った。

「また来ますね♪」
「いつでも(にっこり)」

のぞみのドアが静かに閉まってドア越しに手を振ってお別れした。

 

 

プチオフin京都はハチャメチャでとっても楽しい6時間だった。
三河屋さんからは
「おう!はぢゅき 今度はケツ出すぞ!」
というコメントをもらってるんだけど、それを読んで葉月はハッとした。

そっかー、三河屋さんも脱ぎたかったのかぁ〜〜〜!

ごめ〜〜〜ん、葉月、気が付かなかったよぉ〜〜〜!
写真撮ってる時に「じゃ、今度は三河屋さんも!」って
言ってあげるのが礼儀というものだった!(大反省)

 

「おもてなしの心」と、それに感謝しながら口にする「ケツ出せ!」の一言。
う〜ん、京都で学んだものは大きい!

んじゃ、今度東京に来てくれたら
東京タワーか東京ドームの前でお尻出してくださいね〜。
おもてなし、おもてなし♪

 

三河屋はん、おおきに。
また遊びまひょね♪

 

 

 

 

 

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