福耳の悪魔 8

 

 

 

『宿泊、朝食付で3980円』

って、札幌の相場ってこんなに安いんですかね?

いえ、他にも値段のいいラブホはたくさんあったんだけど、
値段に惹かれてこのラブホに決めた。

東京だと安い値段が書いてあっても、その値段のお部屋は一室だけで、あとは高かったりするんだけど、
このホテルは本当に半分くらいのお部屋が3980円だった。

 

新しい建物ではなかったけど、思っていたよりも広くて綺麗。
早速お風呂にお湯を入れて準備をしようとしたところ…、

 

あれれ?
この栓って、壊れてるみたいだけど…。

浴槽の栓が変形しちゃってて、どうやってもうまく嵌らない。
お風呂入りたくてここに来たのに、これはないよねぇ。

 

フロントに電話をしてお部屋を変えてもらう。
一発さんと半裸の状態で3つ隣の部屋に移動。

さっき追い出された葉月の宿泊ホテルのこともあるし、
なんだか二人でたらい回しにされてる感じ。
バタバタしててちっとも落ち着かない(笑)。


一発さんの声

移動したお部屋も、前のお部屋と同じようにまぁまぁ綺麗なお部屋だった。
ベッドの頭側の部分と、天井が鏡になっている。

 

「へぇー。鏡だ♪東京だとね、防災の関係だと思うんだけど、
今は天井に鏡があるラブホってほとんどないんですよ」

 

っていうことを葉月は言った。
このくらいまでが、葉月に残ってる明確な最後の記憶。

この後のことは断片的にしか覚えていない。

 

 

露出散歩をしている時から、
葉月はたぶん一種の催眠術状態になっていたんじゃないかと思う。

自分の限界よりもちょっと上のことをさせられて、その度に余裕がなくなっていく。
余計なことを気遣ったり心配したりするいつもの癖が、ひとつひとつ剥ぎ取られて行くような感覚。

余裕がなくなってるところで、一発さんに爪を立てられる。
どうしてあの爪があんなに気持ちよく感じられたのか、今でもわからないんだけど、
そうされる度に葉月の全身に電気が走って、また余裕がなくなっていく。

そして最後に残るのは「一発さんの言いなり」の自分。

 

なんでだろ?
どうしてこんな風になっちゃってるんだろ?アタシ…。

 

って、不思議なくらいに「できあがっちゃって」いた。


一発さんの声

一発さんが葉月のコートを後ろから捲って、濡れ具合を確認。

 

「うわっ、葉月さん凄いじゃないですか!
これ、マンカスかと思ったら全部汁じゃないですかっ!!!」

っていうようなことを一発さんが大袈裟に言った。

 

「マンカス」って言われたのは、たぶん葉月の汁が白かったからだ。
葉月の(誰でもそうだと思うけど)おまんこの汁には白いのと透明なのがある。
ハッキリ確認したわけじゃないけど、透明な汁は気持ちいい時に出て、
白い汁は虐められた時に出る(と自分では思ってる)。

 

自分が濡れてることはわかってた。
それを見たわけじゃないけど、状況を考えれば白い方の汁が出ていたはずだ。
だって、気持ちいいことは何もされてなかったんだから。

 

「うわー、うわー、凄いなぁ」

って、一発さんがまた煽る。

 

「ダメじゃないですか、勝手にこんなに濡らしちゃ!」

「ごごごごめんなさい」

 

また自然に「ごめんなさい」の言葉が口から出てしまう。
「だって」などと言い訳する能力や、反論する力を奪い取られてる葉月には、
「叱られたら謝る」っていう、人として基本的な行為しかできない。

いつもの葉月なら、
「あぁこういう展開に来たら、ここはアタシは謝るところだよね」
なんてことを頭の隅っこで考えながら「ごめんなさい」って言うと思うんだけど、
この時はそんな余裕はまったくない「ごめんなさい」だった。

 

ただ、自分がこのシチュエーションにとてもハマってるっていうことは自覚があった。

頭の中の隅っこの隅っこの方で、
一発さんにすっかりハメられて変な自分になっちゃってるこの状態を楽しんでる自分がいた。

 

凄いな、葉月こんな状態になったのは初めてだ。

 

蔵人さんに虐められる時の気分と全然違う。
蔵人さんはいつも葉月を紳士的に虐めてくれるけど、一発さんは「そこら辺のいじめっ子」って感じ。
葉月を感じさせようとしてるんじゃなくて、葉月を虐めることを楽しんでる。


一発さんの声

気持ちいいことなんて何もされてないのに、葉月は何故か濡れる。
それも普段では考えられないくらいじゅるじゅるになって、虐められてることを悦んでる。

どうしてなんだろう?
どうして今日会ったばかりの年下男に、アタシはいいようにされちゃってるんだ?

 

考えようと思ったけど、考えられなかった。
一発さんがおまんこに指を入れながら反対の手で葉月の体に爪を立てたら、
もう葉月の思考回路は完全に停止した。

 

「あ、あ、あっ、あああああーーー!!!」

 

怖い怖い!
その爪怖いっ!!!
そんなに乱暴に掻き回したら、絶対に中が切れちゃう!!!

 

「危ないですからね、じっとしててくださいね♪」

 

一発さんのその注意で葉月は固まる。

 

動くなって言ったってーーー!!!
こんなに気持ちいいのに動かないなんて無理―――!!!

 

 

葉月が快感に耐えられなくてのけ反ったり、体を捻ったりすると、

「ダメですってば」

って一発さんは葉月のお尻に爪をギューっと立てる。

 

あっあっ、ダメダメ、そんなことしたら肉が切れるんでしたよね?
怖いー!!!

 

怖いけど全身に電気が走る。
一発さんの爪、気持ちいいっ!

 

あーーーーーーーっ!!!


一発さんの声

怖い、動けない、気持ちいい。
動いたら肉が切れる。

動けないでいると、おまんこの快感をマトモに受ける。
それと同時に全身に爪を立てられる。

怖い怖い怖い、でも気持ちいい!

どうしたらいいのーーーーー????


一発さんの声

葉月は、おまんこがぐちょぐちょになっているのは自分でわかっていたけれど、
それはきっと一発さんの爪でおまんこが血だらけになってるからだって思った。

それならそれでいいって思った。
血だらけでもいいから、おまんこがどんなになっちゃっててもいいから、
このままこの気持ちいいのを続けて欲しいと思った。

 

「おまんこ、血だらけ?」

途中で一回一発さんに聞いたけど、

 

「え?血なんか出てませんよ?ほら」

って、指を抜いて見せてくれた。

 

あ、なんだ…。
普通に白い汁じゃん…。

肉、切れてないのか。

 

それで凄く安心したのを覚えてる。

 


これが悪魔の爪です。小指が横から見てるから一番特徴が出てます。濡れてるのは葉月の汁。(*/∇\*)

 

 

 

 

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