福耳の悪魔 4

 

 

 

予約してあるホテルは中島公園というところ。

ホテルのフロントでチェックインの手続きをして、カードキーを渡された。

 

「荷物置いてくるだけだけど、一発さんもあがります?」

ロビーでお待たせしておくのも申し訳ないような気がしたので、
一発さんと一緒にエレベーターでお部屋にあがった。

 

女の子が好きそうな、白を基調にした清潔っぽいお部屋。
お部屋のデザインも洒落ていて、アメニティーも充実。
なるほどねー、「女性の一人旅にも安心」って、ホテル紹介には書いてあったその通りだ。

 

荷物だけ置いてすぐに撮影に行くつもりだったんだけど、
一発さんがベッドに葉月を押し倒してきて…、あ、違うかな。
先に抱きしめられたんだったかな?
とにかくなんとなくイチャイチャが始まってしまって、
気がつくと葉月はベッドの上に横たわっていた。

そして、
あんなに何度も「ありえない」と思っていた一発さんの凶器の指をおまんこに入れられてしまう。


一発さんの声

「え?え?え?その指入れたら痛くなるんじゃないの?」

「そうですよ。じっとしないと危ないですよ」

「ひえーーーっ!ちょちょちょ、ちょっと待って!!!あふっ…」

 

怖い怖い怖い!

痛くなるんじゃないの?

痛くなっちゃうんじゃないの?

恐怖と、でも実際には痛くないどころか物凄い快感。

 

え?

何?

気持ちいいんですけど…、あっあっあっ!!!

 

情けないことに、あっと言う間に葉月は悶絶してしまう。

 

葉月のおまんこが気持ちよくなったのを見計らって(っていうか、すぐだったんだけど。とほほ)
一発さんは反対の手で葉月の胸元を探って、
乳首を指先で軽く転がしたかと思ったら、ギュッと摘んできた。

 

「あうっ!!!」

 

気持ちよくなると程よい痛みが欲しくなるというのはセオリー通りなんだけど、
いつも蔵人さんにされるのと違っていたのは、今日会ってから散々、

一発さんの爪は凶器

っていう認識を、葉月が刷り込まれていたっていうことだ。

 

え?え?え?

あの尖ってる爪で抓られてるの???

うわーん、怖い怖い怖い!!!

 

 

実際に感じているのは快感になる痛みだけなんだけど、
頭の中に「怖い!危ない!」っていう気持ちがあるので、
その分感覚が鋭敏になる。


一発さんの声

「動くと肉が切れちゃいますからね(笑)」

って、一発さんはシラッと言う。
「肉が切れる」という言葉に体が固まる。

変に興奮していなくて、事務的な注意みたいな一発さんのその言い方に、葉月は戦慄する。


一発さんの声

「葉月さん。凄く濡れてるじゃないですか」

って、一発さんが葉月を煽る。
それが言葉で煽ってるだけじゃなくて、 本当に濡れてるってことは自分でもわかってた。

 

こんな、強姦に刃物を突きつけられてるような恐怖と、その恐怖とは正反対の快感。
一発さんのさっき札幌の街をいろいろ案内してくれたのと同じ「親切な人」みたいな口調と、
その口調とは正反対の強引な行為。

葉月にとって未経験のそういう世界(?)と、
なのに自分がいつも以上に感じちゃってるという現実を、
頭の中でまったく分析できないでいた。

自覚があったのは、「あ、アタシ、ハマっちゃった」っていうような感覚。
「ヤラレタ!」っていう意識もあったかもしれない。
完全に、一発さんに持って行かれた。
それがわかっていても、こうなっちゃうと葉月にはもうどうすることもできない。


一発さんの声

一発さんは葉月のおまんこを指で掻き回し続け、葉月の体中に爪を立てていた。
爪でギーーッて引っ掻くのではなく、爪を立てて掴むようにする。

蔵人さんの太い指で肉を掴んでもらうのとは違う感覚。
一発さんの方が鋭くて深い痛み。
そして…怖い。

 

「あーーーっ、あぅぅぅぅぅーーーっ!!」

 

呻いてたか、時に叫んでたか、葉月はかなり声をあげていた。
この部屋にあがってきてからまだ15分とか、そのくらいの時間しか経ってなかったと思う。


一発さんの声

その時、部屋の電話が鳴った…。

 

 

 

 

 

 

 

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