福耳の悪魔 1

 

 

 

どうしても会ってみたい人がいた。
札幌の「一発さん」。

 

一発さんは、「アダルト検索一発サーチ」というアダルトサーチの管理人さんだ。

葉月が一発サーチに登録の申請をした時からのお付き合い。
それが2006年3月のことだから、もう2年以上のお付き合いということになる。
それ以来、裏葉月のBBSなどにも登場してくれているので
裏葉月読者の方ならほとんどの方が知っているだろう。

 

「こんなおもしろい人が世の中にいたのか!」って思うくらい、
衝撃的におもしろい人だと思っていたけれど、
メールなどでやりとりをしていると、
ただおもしろいだけの人ではないってことはすぐにわかった。

 

一発さんは、おもしろい話の中にも葉月の深層心理みたいなものをグサッと刺してくる人だった。

 

「あれ?この人って、どうして葉月のことがこんなにわかっちゃうんだろう?」

葉月は何度もそう思ったことがある。

 

一発さんが葉月を知る情報源は、
葉月が裏葉月に書いていることと、たまに不定期にやり取りするメールだけ。
葉月はそこに自分のすべてを書いてるわけじゃない。

なのにどうしてこの人は、こんなに葉月に刺さる言葉を言えるんだ?
不思議な人だな…。

会いたいなって思った。
絶対にいつか会いに行く!と決めた。

 

その機会がやっとやってきた。
いや違う。
「やってきた」のではなく、自分で作ったんだ。

機会なんて空から降ってくるものじゃない。
自分から動かなければほとんどのことは変わらない。

 

「こっちをお昼過ぎの便で行くから夕方からビール飲も。
月曜から木曜までの間でいつがいい?」

「いいですよ、いつでも♪」

「じゃ月曜日の3時半頃に札幌で」

 

まるで新宿に飲みに行くみたいな簡単な約束だった。
行くと決めたら新宿も札幌もあまり変わりはない。

でもこの時、何かに呼び寄せられるような、
今行かなくちゃいけないって感じたっていうか、
何かそういう目に見えない力があったような気はしてる。
その力が何だったのかわからないけれど。

 

とにかく、そんなことで大した準備期間もなく
葉月は札幌に遊びに行くことになったのだった。

 

 

新千歳空港に到着して、札幌に向かう電車に乗る。
無事に電車に乗ったことをメールすると、すでに札幌駅に到着している一発さんから返信が来た。

「パチンコが…止まらないんです(汗)。ゆっくり来てください。今11連チャン」

って…、おぃ。
はるばる東京から来てるアタシをパチンコで待たすのかいっ!

ま、新千歳から札幌までは電車で30分以上かかるので、
到着する頃には一発さんの運も尽きてるでしょう。


一発さんの声

電車が札幌に到着したことをメールすると、出る改札を指定されて

「真っ白で汚れたジャケット着てます」

とのメール。

真っ白で…、汚れてるって何よ?
いきなりおもしろいじゃないのよ。(笑)

改札を出たところでキョロキョロしてたら一発さんに声をかけられた!
本当に「真っ白だけど汚れてる」ジャケット着てた(笑)。

そして噂通りの福耳!(葉月大喜び)


一発さんの声

ずっとずっと会いたかった一発さんに会えた!

想像していたイメージは7割くらいは当たってた。
年齢は大体聞いてたけど(葉月よりもずっと年下)
「あー、やっぱり若いな」って思った。

あと若干のギャップは、「なんか凄くいい人そう」だったこと(笑)。
知らない人から道をよく聞かれるっていうのがよくわかる。

 

恥ずかしくて挨拶もシドロモドロで、

「どどどどーも、葉月です。はじめまして」

みたいなことを言ったような…。(^_^;)

 

 

とりあえず駅の構内から札幌駅の前に出た。

「ほぉー。これが札幌駅かぁ!」

と、葉月は振り返ったり上を見上げたり、観光客丸出し。

 

そこで一発さんが葉月の手を取って、手を繋いでくれる。

わ。

葉月、男の人と手を繋いで歩くのって、慣れてないんだよね。
なんか、ドキドキするー。

でも、「出来の悪い弟」相手にドキドキしてるなんて一発さんに知られたくなかったから、
葉月は平静を装って一発さんと手を繋ぎながら歩いた。

 

 

札幌に来る電車の車内で

「ビール飲みましょ、ビール!」

ってメールを一発さんからもらっていた。
葉月もとにかくビール飲みたかったので

「それじゃ、まずはおいしいサッポロビールを飲ませて欲しいよ」

って言ったところ、

「この時間だとまだ居酒屋とか開いてないんですよね」

って言われた。

「え?だってさっきメールでビールって書いてきたじゃん」

「かんなら…」

「え?カンナラ?カンナラって…何?」

北海道の方言なのかと思って、理解するのにちょっと時間がかかった。

 

もしかして…缶?

缶ビールならって意味?

 

なるほど。
東京からはるばるやってきたアタシに、まずは缶ビール飲ませようってことね。
ふむふむ。(その行為の裏を探る葉月。)

まぁでも、おもしろいからいいや。
一発さんが缶ビールを買ってくれて
駅前の一等地のヒミツの場所へ連れて行ってもらった。
そこで乾杯!

 

 

札幌駅前が見渡せる特等席。

「へー。ここが札幌かぁ。アタシ、本当に来たんだね…」

駅前の風景は特に「札幌らしい」ってこともなく東京とあまり変わらなかったけど、
風が気持ちよくて最高にいい気分。

缶ビールがウマイ!


一発さんの声

一発さんとは初めて会ったのに、
しかも歳もずっと年下で、普通なら全然接点がないはずの人なのに、
ずっと前から知り合いだったような感じで話せる。

 

駅の改札ではさすがに緊張したけれど、
ビールを一口飲んだ頃からその緊張感はまったくなくなっていた。

 

※ここまでのことを一発さんもブログに書いてくれてます。
その記事はこちら

 

 

 

 

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