2009年姫始めデート
「ヒザが滑る?」

 

 

 

 

ボーーーッとしていた頭で、
状況を考えられるまで少し時間がかかった。

蔵人さんはアクメマックスの電池を外して中の方を拭いてるように見えた。
いつも蔵人さんはバイブを使う時にはコンドームを被せてくれるので、
後始末がとても楽で、洗うのも最後にチャチャッとすればいいだけ。

なのにどうして今、そんなに丁寧に洗ってくれてるんだろう???

 

あっ!!!

 

「蔵人さん、もしかして…、血が出ちゃってました?」

葉月は自分が出血してることをこの時まで忘れていた。

 

「はい(笑)」

 

やっぱり!
そうか、葉月ったらバイブを血で汚しちゃったんだ。

でもそれにしても蔵人さんのあの洗い方と拭き方は普通じゃないなぁ。

 

「蔵人さん、その洗い方はもしかして…、かなりの血が出ちゃったってことですか?」

「うん、まぁね」

 

うわーーーー、そうなんだ!!!
葉月全然自覚してませんでした。(何しろ雑念はぶっ飛んでたんで…。)

 

「それって、結構?」

「結構(笑)」

 

うひいいいーーー!!!

蔵人さんはいつも「いえ、別に」的なことしか言わないのに、
その蔵人さんが「結構」って言うからにはかなり出てたんだー!!!

 

バイブを洗ってた蔵人さんが戻ってきて言った。

「なんか、どんどん出てくるんでヒザが滑っちゃってね(笑)」

「ヒザが滑ったぁ???」

 

蔵人さんが言ってるのは最後に後ろからお尻エッチをしてくれた時のことだろう。
葉月のおまんこの血が床に垂れて、
蔵人さんのヒザが滑ってエッチできなかったっていう意味だ。

 

うげげげげ!!!!
そんなに出てたのか!!!

 

葉月は慌てて床を見てみたけど、床は綺麗だった。
たぶん、葉月の意識がない時に蔵人さんが拭いてくれたんだろう。

蔵人さんが葉月の目に触れる前にそうしてくれたことはありがたいことだった。
血の海の床を目で見てしまったら葉月は絶対にそれがトラウマになって、
生理の時には二度とエッチしたくなくなるだろうから。

 

「どんなだったか写真に撮っておいてもらいたかったなぁ」

なんて冗談では言ったけど、撮らなかった蔵人さんが正解だと思う。

潮吹いて床がビショビショだったっていうのと、生理の血で床が血の海だったのとは、
女としてはショックの度合いが全然違うもの。

 

「そんな大変なことになってるとは知らずに、
葉月は頭の中でおちんちんのことしか考えてなかったわけですね?」

「そうですね(笑)」

「バイブが血だらけになってるとも知らずに」

「はい」

「しかも新品のアクメマックスを血まみれに」

「ふふ、そうですね」

 

あー、恥ずかしい恥ずかしい。

恥ずかしいけど、でも何故か自己嫌悪にはならなかった。
あの頭の中がおちんちんだけになってしまったあの状態を経験できたのは、
なんだか嬉しいことだったからだ。

 

蔵人さんが血で引かない人でよかったなぁと思った。
自分が引かないだけじゃなく、
葉月が見たら「ゲロゲロゲロッ!」ってきっとショックを受けるだろうと思うと、
サッと目に触れないようにしてくれる。
そういうところが鮮やかだなぁって思う。

 

「蔵人さん、葉月ね、なんだか変な感じになっちゃいましたよ。
あ、蔵人さんにはわかりました?葉月が変になっちゃったこと」

「わかってますよ。なかなかいい感じでしたよ」

「げっ、いい感じって何?
葉月ねー、自分がどんなだったのかよく覚えてないんです」

「ふふふ」

 

血まみれの自分や床をどこかで目撃しちゃってたら、
それが気になっちゃってあんな状態にはなれなかっただろうなって思う。
いつも細かいことを気にしちゃう葉月としては、
生理の時にあんなわけのわからない状態になっちゃうことはあり得なかった。

きっと、葉月が気がつかないところでも
蔵人さんはいろいろ気を遣ってくれてたんだろうなって思った。
ありがたいことだ。

 

何がきっかけなのかハッキリとはわからないんだけど(いくつか思い当たることはあるんだけど)、
ここ数ヶ月の間で葉月に変化があった。

どんな変化なのか一言では言えないんだけど、
蔵人さんに対して楽に接せられるようになってきたというのかな。
「ビクビク好きになっていた」と蔵人さんに言ったように、
心のどこかで蔵人さんに遠慮していたり、不安だったり、
自分に自信が持てなかったりしていたんだと思う。

そう感じることがとても少なくなって、そうなったら体の感じ方も変わってきた。
身を任せる、心を委ねるっていうことが、
体の快感にこんなに影響があることだとは思わなかった。
それくらい、葉月の快感度合いは違うし、記憶や思考のぶっ飛び方も違う。

 

「わかりにくい男」のせいで4年もかかっちゃったけど(笑)、
でも今まで葉月をこんなに気持ちよくできた人はいないんだから、
やっぱり蔵人さんは凄いなって思う。

 

さっきの、頭の中が「おちんちんおちんちん」になっちゃったことに、
葉月はまだ感動していた。
ああいう「本能だけ」みたいな状態に、自分はきっとなれないんだと思ってた。

葉月の気持ちが変化してきたからか、
生理だったから体がいつもと違ったからなのか、
それとも鞭か、
原因はわからないけど、
新しい発見をすることは楽しいし嬉しい。

 

そんなぽわわんとした気分で、
葉月はベッドの上で横になって、蔵人さんとイチャついていた。

 

 

 

 

 

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