触れる(さわれる)。

 

 

 

 

お風呂に入って、ちょっとラブラブモード。

最近、蔵人さんのことを自然に触れるようになってきた。

4年も付き合っていてなんで?って笑われちゃうと思うけど、
葉月って本当に最近まで、蔵人さんに触るのがもったいなくて、
自分からベタベタできなかったのだ。

 

この日は、バスタブに向かい合って入っていて、
最初は蔵人さんのヒザをすりすり触ってたりしてて、そのうちに

「そっち側にいこうかな〜」

って自分から言って、蔵人さんに背中をピタッとくっつけちゃった。

おぉー、これは葉月にしては凄い進歩だ!
自分でもそう思う。

 

実は奥手で小心者の葉月は(本当か?笑)、
4年経ってやっと蔵人さんに「慣れてきた」のかもしれない、と思う。
意識はしていなかったけど、ビクビクしながら蔵人さんに接していたのかもしれないなぁって、
以前を振り返ると思ったりする。

ビクビクというのは叱られるとかそういうことではなくて、
失うのが怖くてそーっとしか触れなかったという感じ。
体にじゃなくて心に。

それが、最近はバンバン叩いちゃっても壊れないってことがわかってきたので、
普通に接することができるようになったのかもしれない。
だからダメ出しもしちゃうし。

 

この時、お風呂で蔵人さんが自分のことを

「僕って『なんちゃってS』ですから」

って言い出して、葉月が大笑いしたんだった。

そうなのかー、蔵人さんは「なんちゃって」だったんだ!
でもその「なんちゃって」に惚れ込んでる葉月って一体…?(^_^;)

まぁ、葉月も「なんちゃってM」だからちょうどいいじゃないですかぁ(笑)。


蔵人さんの声

蔵人さんも変わったな。
少し前まではそんなこと言わなかったのに。

弱気になってるっていう言い方じゃなくて、そういうことを言って楽になってるっていうか、
葉月にもやっとそういうことが言えるようになりましたよ、
っていう感じに聞こえた。

なんていうか、うまく言えないんだけど、
二人の関係性がだんだん変わってきてる?っていう感じがちょっとした。

葉月の方は蔵人さんに対して変な緊張感がなくなって、
だから蔵人さんも葉月に楽に接してるっていうような…。
気のせいかな。

 

お風呂から出て、ベッドに先にあがったのは葉月だった。

写真撮影も楽しかったけど、今日はまだ蔵人さんとあんまりくっついてないんだもん。
今日は生理でエッチ行為はあんまりできないから、
せめて蔵人さんにペタペタしたかったんだ。

 

ラブホにしては珍しく、ベッドに抱き枕がセットしてあった。

「あ、これ抱き枕っていうものですよね♪」

って葉月は抱きついてみた。

これが…、なんだかとっても落ち着く。

「うわー、抱き枕って気持ちいいですね。
あー、う〜ん、ちょっと興奮する〜♪」

って、ちょっと興奮したフリをして蔵人さんを誘惑してみた(つもりだ)けど、
蔵人さんは動かない。

 

「蔵人さん、こっちこっち!抱き枕ありますよ〜♪」

「なんで抱き枕?(苦笑)」

「蔵人さんも抱きたいでしょ?」

「いえ、別に…」

って言いながらこっちに来てくれる。

 

葉月が蔵人さんに差し出した抱き枕をベッドの下に放り投げて、

「それじゃ僕が抱き枕に…」

って葉月の横に来てくれた。
葉月は大喜びで抱き枕に抱きつく。

 

「うふふふん♪…あっ!ししし、しまったぁ!!!

「どうしたんですか?」

「またクンクンする前にお風呂に入っちゃったぁ!!!」

 

いつも忘れちゃうんだ、お風呂に入る前に蔵人さんにクンクンするの。
しかも今日「さささ、お風呂に入りましょうよ♪」って誘ったのは葉月の方だった。

どうしていつも忘れちゃうんだろう。
(もー、葉月のバカバカバカ!)

 

ま、済んじゃったことで凹んでも仕方ない。
お風呂に入れた入浴剤の香りがちょっと残ってる蔵人さんに抱きついてクンクンする。

さっきのホテルの抱き枕よりも
こっちの抱き枕の方がずっとぽにょぽにょしててどっしりもしてて気持ちいい。

 

 

 

 

 

 

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