いつものように喫茶店でおしゃべりをして、少し早めに出てハンズに寄ることにした。
これだけ荷物を持ってきてるのに、
蔵人さんのイメージで買いたいものがあるっていうことだったからだ。


蔵人さんの声

葉月はまた重い荷物を持って、
ふーふー状態で蔵人さんとハンズに向かう。

 

目的の階でエスカレーターを降りたすぐ前が、クリスマスグッズの売り場だった。

蔵人さんとちょっと見て回ったんだけど、カワイイものがたくさんある!
サンタ衣装もたくさん売ってる!

通販よりもちょっと高めだけど、
でも実物が展示してあるから通販よりも楽しいし、
素材を手に取って確かめることができるのも嬉しい。

しかもクリスマス直前だったから「全品30%OFF」だって。
こんなことなら通販で買うよりもここで選べばよかったよ、
なんてことをちょっとだけ思った。

 

クリスマスの被り物とかアクセサリーなどを売ってるコーナーで、
蔵人さんがトナカイのカチューシャを見て、

「これ、可愛いですね」

なんてことを言ってる。

うんうん、可愛いです!
角についてる鈴もカワイイ!

でも、サンタ衣装は持ってきちゃってるからなぁ。
葉月は相づちを打っただけで先に進む。

 

ぐるっと一回りして、さっきのグッズ売り場に戻ってきた時に、
蔵人さんったらまたさっきのカチューシャを手に取って見てる。
よっぽど気に入ったみたいだ。

はいはいはい、わかりましたよ、
そんなに気に入ったのならそれ買いましょう。

葉月はそのカチューシャを持って、レジに向かった。

 

他にもいくつかお買い物をして、最後に高島屋の地下で小さなクリスマスケーキを買って、
準備完了!

激重いお道具バッグの他にお買い物した紙袋やビニール袋、そして自分のバッグも持って、
だけど気分はるんるんでホテルに向かったのだった。

 

「そうだ。蔵人さん!葉月、大事なことを言うのを忘れてました!」

歩きながら葉月が言った。

「何ですか?」

「葉月ね、生理になっちゃったんです。今日3日目なんだけど」

「だから?」

「だから…、えーっと、ただそれだけなんですけど」

蔵人さんはそれ以上何も言わなかった。

 

蔵人さんが「血」を気にしない人だってことは知ってるけど、
前回も生理で中途半端な終わり方しちゃったから、ガッカリさせちゃうかなぁって思ってた。
でも「だから?」って、それだけの反応だった。

こういう反応って嬉しいなって思った。
葉月が生理でも、蔵人さんには何も影響ないんだな。

それに、お買い物してる時の蔵人さん、なんだかとっても楽しそうだったし。
楽しそうな蔵人さんを見てると葉月も楽しくなる。

「鮮血のクリスマスデート」

って、蔵人さんに会うまではそんなキーワードが頭の中をグルグルしてたけど(笑)、
普通にしてればいいんだな。
今日はカワイイ写真を撮ってもらって楽しく過ごすんだ♪

 

 

ホテルに着いて、葉月がまずしたことは、今日持ってきたものを蔵人さんに見せて、
さっきお買い物したものなどをバッグから出して並べること。
買ってきたものはいつも持ってるハサミで値札などを切る。

「これがね、欠品中でやっとゲットできたローソクなんですよ。
書き初め用の筆と墨汁と筆ペンも持って来ました。
それからこれが今年のサンタ服♪」

次々に出てくるいろんなものを、蔵人さんはちょっと呆れながら見てる。

 

「それじゃまず、何から撮りましょうか」

「あ、あ、あ、それじゃねー、蔵人さん!
葉月、年賀状用に1枚写真撮って欲しいです!」

と言いながら、ハンズでみつけた可愛い牛の被り物を被った。

「どう?どう?これ。カワイイですよね?」

「カワイイですけど…、それってオモテ用の年賀状ですか?」

「そう♪」

「こんな場所でいいんですか?」

「いいんですいいんです。お友達だけですから。
親戚とかには別でちゃんとしたの作りますから♪」

昔と違って今はパソコンで数枚ずつ写真を入れ替えてプリントできるから便利だ。
家族の写真入りの年賀状を送るのもなんだかねーっていうような人には、
最近は別の写真に入れ替えて作って送ってる。

そして撮ってもらったのがこの牛写真。

 

うふふふふ、カワイイ♪(牛が)

 

そしていよいよ裏葉月用の写真撮影。

でも、蔵人さん、何を考えてるのか、
前回登場した口に栓のついてる口枷とベルトを手に取ってる。

「???まさか…、それするんですか?
(クリスマスですよ?妖精シリーズですよ?何か間違ってません?)」


蔵人さんの声

「はい、口開けて」

「(納得できない顔で)あーん…うぐぐぐ」

あっと言う間に情けない顔にされて、頭にさっきの牛を被せられる。

「ふふふっ」

蔵人さんはなんだか楽しそう。

葉月は、なんか納得できない感じ。

 

床に座らされて写真を撮られた。

この時はどんな写真なのか撮られてる葉月にはわからなかったんだけど、
後から見たらなんともマヌケな写真。(とほほ)

 

 

この時までは葉月は「撮影モード(平常心)」だったんだけど、
牛を外されたくらいから気分がちょっと変わってきた。
蔵人さんが葉月の乳首を抓ったり、太ももギューをしてきたりしたからだ。

 

太ももギューは反則だ。
ギューされると葉月はキューンってスイッチが切り替わる。
一旦切り替わってしまうと、蔵人さんが近くにいるだけで葉月はハァハァしてくる。

ハァハァすると(しなくてもだけど)、この口枷をしてるとヨダレがポタポタ落ちてくる。
蔵人さんは口に栓をして、おもしろそうに葉月を観察してる。


蔵人さんの声

何もしないでしばらくそうしてる。
少し経ったら栓を外す。
中に溜まっていたヨダレがボタボタボタッと床に落ちる。

そのヨダレを写真に撮ろうとして、蔵人さんは右手にカメラを構え、左手で栓を外す。
その蔵人さんの表情が、本当に楽しそうなので
葉月は余計にミジメな気持ちになる。

 

「ミジメな気持ち」
確かにミジメなんだけど、それだけじゃなくて葉月に特別なスイッチが入る。

これ、滅多に入らないスイッチなんだけど、
蔵人さんがこうやって葉月をオモチャみたいに扱いながら
「ふふふっ」っておもしろそうに笑ってるのを見ると(←見ないとダメ)、
葉月はキューンとして動けなくなる。

 

あぁ、こうやってオモチャみたいに扱われるの好きだ、って思う。
もっとヒドイことされたいって思う。

もっともっと好き勝手にされて、
もっともっと「ふふふっ」って笑ってる蔵人さんを見たいって思っちゃう。

 

 

 

 

 

 

NEXT:トナカイと新春書き初め

オセロ的保護者ルームINDEXに戻る

裏葉月メニューに戻る