全頭マスクの夜5

 

 

 

次に記憶に残ってるのは、
また全頭マスクを被されて、葉月は立っている状態の時だ。

最初手足をワンちゃんの格好に縛られていたはずだけど、いつ解かれたんだっけ?
覚えてない。

とにかくこの場面では葉月は立っていた。

 

まったく見えない状態で「ただ立っている」というだけでもかなり不安定だ。
蔵人さんと啓太さんがその時どこにいたのかもわからなかった。

おまんこに指を入れられて、ほとんど立っていられないような状態になった時に、
上半身を支えられるようにして体中をいろいろ触られた…、ような気がする。

指を入れられた時に、「あ、このやり方は蔵人さんだな」って思ったのが最後で、
その後は「誰が」っていうことはまったくわからない。
2人しかいないんだから手は4本のはずなのに、
なんだか何人もの人にいろいろされてるような錯覚に陥る。
「蔵人さんと啓太さん」っていう意識も途中からほぼなくなった。

 

暗闇の中で、複数の男性に好き勝手に使われる。

葉月の頭の中にあるのはこのことだけだった。

 

 

 

 

 

啓太さんがお腹の上に出してくれて、蔵人さんが

「これ(精液)、拭くと叱られるんですよね…(笑)」

っていうようなことを言って、
啓太さんが離れた後すぐに蔵人さんのを入れられた。


蔵人さんの声

連続で違う人のおちんちん…。

ここで葉月は、今までなかった興奮状態になって、
自分がドロドロと溶けていくような快感に飲まれる。

いや、「快感」というほど単純な感覚ではなく、
身体がカーーーッと熱くなってとろけるような、全身の血が沸騰するような、
そんな感じだったと思う。

 

 

複数の男性に、好き勝手におまんこを使われる。
こういう風にされてみたかった!

「エッチしてもらう」のではなくて「勝手に使われる」。
自分がどうすればいいのかとか、求められているのかとか、
考えなくていい世界。

 

ただの「肉」になること。
ただの「穴」になること。
そうされることで得られる「安心感」のようなものがあると思ってた。

考えなくてもいい安心感。
穴として役に立っていると思えるホッとする気持ち。

 

それらの「安堵」は確かにあったけど…、
でももっと大きなドロドロの快感に、葉月は飲まれた。

複数のおちんちんが葉月に与えてくれたものは、
安堵よりも快感の方がずっとずっと大きかった。

 

最後は…、蔵人さんにどうされたんだか、
とてももったいないんだけど、全然覚えてない…。

 

次の記憶は…、誰かが口のマスクを外してくれて、大きく息をついたこと。
ホッとして、そのまま気を失った。(寝たのかも。)

 

 

 

遠くの方で蔵人さんと啓太さんが談笑しているのが聞こえていた。

でも身体は動かなかったし、2人が何を話しているのかもよくわからなかった。
注意して聞こうとすれば聞き取れたと思うけど、
それをする意思というか、力が残っていなかった。

 

しばらく葉月はベッドの上でぐったりしていたんだと思う。
誰かが手足を繋いでる手枷と足枷を外してくれた。
(あれ?この手枷と足枷はいつされたんだっけ?全然覚えてない。)

マスクも外してもらって

「ふぅ〜〜」

っと葉月は大きく息をした。
「葉月」に戻ってきたような気がした。

ずっと視界を塞がれていたので、薄暗いお部屋の照明も目に刺さるように痛い。
慣れるまでしばらく目をちゃんと開けられなかった。

 

蔵人さんと啓太さんはすでに団らんモード。

2人とも今日は上半身はTシャツ着てる。

Tシャツで、下半身は裸。
変な光景だ(笑)。←って笑ってる自分は全裸なんだけど。


啓太さんの声

この日啓太さんをちゃんと見たのはこの時が最初。
登場の時は挨拶してすぐにアイマスクされちゃったし、
それからはもう何がなんだかわからなくなっちゃってたから。

素に戻ると会えて嬉しいのと恥ずかしいのと半分半分。

 

「啓太さん、帰るそうですよ」

って蔵人さんが言った。

 

「えええーーーっ?なんで?どうして???」

 

啓太さんも一緒にお泊まりできると思ったからダブルじゃなくてツインのお部屋にしたのに。
今年は「どっちのベッドで寝る?」ってことになったら
両方のベッドを行ったり来たりしようと思ってたのにぃ。

 

「明日仕事早くて、
その仕事の道具を別のところに取りに行かなくちゃならなくなっちゃって」

って啓太さんは申し訳なさそうに事情を説明してくれた。

 

「ダメ。やだ。それじゃその道具、葉月が取ってくる!だから啓太さんはここにいて!」

わけのわからないことを言い出す葉月。

 

「何言ってんのよ(笑)」

「だって啓太さん、
ケガしてるのに来てくれて、こんな遅くに戻って明日早いんじゃ疲れちゃうよ。
葉月が行く!」

 

ベッドの縁に座ってる啓太さんのお膝に抱きつくようにして「行かせないポーズ」を取った。
すぐ横に蔵人さんがいるのにこういう行為はいかがものかとちょっと思ったけど、
そうしないではいられなかった。

 

「啓太さぁ〜ん(T△T) 」

啓太さんの脚に抱きついたまま啓太さんの顔を見上げたら、
葉月は泣きそうになった。

やだやだやだ、行っちゃやだって思った。

 

「ごめんね」

って啓太さんに言われて、
葉月が駄々こねても啓太さんは行っちゃうんだってわかった。

 

 

「いや〜、楽しかったです。蔵人さん、ありがとうございました」

「僕も楽しかったですよ。
葉月さんと2人きりより啓太さんがいた方が楽しいですから」

って、げげげ、そうなの?

「あ、僕もですよ。葉月さんと2人より蔵人さんが一緒の方が楽しいです」

げげげ、啓太さん、アンタもか!

「ふーん。葉月だってそうだよ。
そのうち、『えー?今日は蔵人さんだけなんですかぁ?』とか文句言ったりして」

 

そんな話をしてお別れすることになった。

 

「蔵人さん。
葉月、啓太さんを下までお見送りして来ます。いいですよね?」

「はい」

葉月はヨレヨレの身体で急いで服を着て、啓太さんと部屋を出た。

 

一緒にエレベーターに乗って、何か話しながら葉月は切ない気持ちになっていた。
これから葉月は蔵人さんとお泊まり。
啓太さんは「気を利かせて帰る」んじゃないけど、
1人で帰らせるのが申し訳ないような気持ちになる。

 

啓太さんは前の日にケガしてたのに、葉月のために無理して来てくれた。
自分の役割を完璧にこなして、サッと帰っちゃう。
なんだかヒーローみたいだって思った。

 

「啓太さん、今日はありがとう」

「楽しかったよ」

 

地下の駐車場の啓太さんの車のところまで一緒に行った。
最近買ったばかりの啓太さんの車を見せてもらうのは初めてだった。

ちょっと車の話をして、啓太さんは車に乗り込む前にいつものようにキスしてくれて、
そしてすぐに車を発進させて行っちゃった。

 

葉月は深夜の駐車場に1人になって、あまりの淋しさにまた泣きそうになって、
急いで蔵人さんがいるお部屋に戻ったのだった。


啓太さんの声

 

 

 

 

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