朝ごはん大失敗!

 

 

 

 

なんか、それでエロモードはぶっ飛んでしまって、
蔵人さんは立ち上がってデスクの椅子に移動してしまった。

 

「さ、それじゃ朝ごはん食べましょうか」

 

え?朝ごはん?
朝ごはんのために買ってきたサンドイッチは、冷蔵庫の中にある。

でも…、葉月は朝食の仕度をする気になれなかった。
だって、昨日からまだ蔵人さんには気持ちよくなってもらってない。

 

朝ごはんを食べたらその後は仕度して、お互いに仕事に向かうことになる。
出張の慰みものになりに来たはずが、
葉月だけが散々気持ちよくしてもらっただけで、蔵人さんの役に何も立ってない。

 

だけど、「蔵人さんに気持ちよくなってもらってません」なんて言うことは、
言葉だけだと「蔵人さんのため」って感じがするけど、
こういう展開になっちゃってからのその言葉は実際には蔵人さんのためじゃない。

本当は「何の役にも立てなかった葉月が心苦しい」っていうことで、
「そんなダメな葉月の気持ちを楽にしてください」っていうのと同じ意味の
「蔵人さんに気持ちよくなってもらってない」なんて
この場で言っていいのかどうなのか、葉月にはよくわからないでいた。

 

散々サービスしてもらったのは葉月。
その葉月が最後の最後まで蔵人さんにサービスをおねだりするのって、どうなのよ?
自分勝手過ぎるでしょう。

 

蔵人さんは「朝ごはんにしましょうか」って言った。
時間的にもそんな時間になっていた。
ここは時間を無駄にしないで素直に朝ごはんの仕度をするべきか。
でも朝ごはんの仕度をするっていうことは、このお泊まりデートの終わりを意味する…。

 

一晩もあって、蔵人さんに気持ちよくなってもらえなかった。
一晩もあったのに、蔵人さんに1度も気持ちよくなってもらえなかった。

なんか、自分が情けなくて泣きそうだった。

 

葉月は床に座り込んだまま動けないでいた。
自己嫌悪で胃がどんよりと重くなっていた。

最悪のお泊まりデート。
自分にガッカリして、力が入らなかった。

 

そんな葉月を見て、蔵人さんが「やれやれ」って顔をしながら立ち上がった。

 

「はい、それじゃいいよ」

って言いながら、ベッドの方に来てくれた!

 

「えっ???ホホホホントっ???」

 

床で脱力していた葉月が、
シャキッと起き上がってピョーンとベッドの上に飛び乗って、
仰向けになってる蔵人さんの下半身に掴まるようにしておちんちんに吸い付いた。

 

「えへへへ。すみませんねぇ、蔵人さん♪」

 

蔵人さんは「とほほ」な顔してる。

 

 

お情けでもらえてるってことはよくわかってた。
自分がダメダメなこともよくわかってる。

でも、このままもらえないでお別れしたら、
葉月はこの後ずっと、自分のダメダメさを背負って生活することになる。
物凄く楽しくて物凄く気持ちよくしてもらったこのお泊まりデートが、
史上最悪のデートになってしまうのは耐えられなかった。

お情けでも嬉しい。
せめて蔵人さんに少しでも気持ちよくなってもらいたい!

葉月はそう思って、必死にお口を動かしていた。

 

最初は「蔵人さんのため」だったけど、そのうちに自分も気持ちよくなってきちゃう。
なんでだろ?
どうしてお口でしてるだけなのに、おまんこがこんなに濡れてくるんだろう?

今お口の中にあるおちんちんが、ついさっきまでおまんこに入っていた感覚が蘇ってくる。
感覚が蘇るとお口の中に入っているおちんちんの大きさを、
おまんこで感じるようになってくる。

おまんこにもっと刺激が欲しくて葉月はわざと喉の奥におちんちんを突き立てる。
そうすると喉の奥がオエッてなって、その時におまんこがキュンって締まる。
何がどこに入っているのかよくわからなくなってくる、その感覚が好きだ。

 

最後の最後は葉月は一生懸命お口を上下させていた。
この時はもう、自分のことは考えてなかった。
ただ「もらうこと」だけを考えていた。

 

朝ごはん♪
朝ごはん♪
お泊まりの時だけ、葉月だけがもらえる特別な朝ごはん♪
これをもらわなくちゃやっぱり1日は始まらないよね♪

 

不思議と「お情け」とか「ダメダメ」とかってことは忘れてる。
完全に「もらえる」ことだけに集中してる。

 

そして、蔵人さんがくれたその時…!

ちょうどその時に、葉月の勢いが余って一瞬だけおちんちんからお口が離れちゃって、
せっかくの「朝ごはん」をこぼしちゃった!!!

 

え?

ええええっ???

こここここここ、こぼしちゃった!!!!

 

葉月の頭の中は真っ白になり、目の前は真っ暗になった。

 

なに?

なに?

なにが起きたんでしょうか?

 

一瞬の間があって、
葉月は自分のしでかした醜態に気付き、
こぼしちゃった「朝ごはん」を蔵人さんの陰毛のあたりから慌てて舐め取った。

 

その様子を見ていた蔵人さんが、「ぷっ」と吹き出したのと、
葉月が「うわわあああん!」って泣き出したのとほぼ同時だった。

 

「あは、あはははははは!」

蔵人さんは珍しく、声を出して大笑いしてた。

「蔵人さん…、葉月、せっかくもらったのに、こぼしちゃったこぼしちゃった。
うわわわあああああん!!!

 

ショックだった。

せっかく蔵人さんがくれたのに。

上手にもらえなかった。

全部お口にもらえなかった。

いつもはこんなことないのに。

張り切りすぎたからだ。

調子に乗ってたからだ。

あーん、もう葉月のバカバカバカバカバカ!

 

葉月は大泣き。
それでも絞り出すように

「ごちそうさまでした…」

って蔵人さんにお礼を言った。

 

蔵人さんはクスクス笑いながらシャワーを浴びに行った。

葉月は、自分の失態が情けなくて泣いたけど、でも気分は悪くはなかった。
上手にもらえなかったけど、もらえてよかったって思った。

 

「葉月さんはシャワーいいんですか?」

って蔵人さんが聞いてくれたけど、

「シャワー浴びるのもったいないからこのまま会社行きます」

って言って、シャワーは浴びなかった。

蔵人さんにデロデロにされたおまんこのままで、今日1日過ごすのもいいなって思った。
大泣きしちゃったので、後で顔だけは洗ったんだけど。

 

本当の朝ごはん(サンドイッチ)を食べて、蔵人さんがコーヒーを淹れてくれた。
蔵人さんが淹れてくれるコーヒーは、いつも最高に美味しい。
そしてお泊まりした朝の定番、「幸せの味」。

 

身支度を済ませて、お部屋を出る前に葉月は蔵人さんに聞いてみた。

 

「葉月は慰みものになれましたか?」

「ふふ。なれましたよ(笑)」

 

よかった!って思った。
アマアマな言葉は言ってくれない蔵人さんだけど、この人は嘘も言わない人だ。
蔵人さんはいつも、本当のことしか言わない。

これで「特急電車に乗ってわざわざ慰みものになりに来た葉月」という構図は、
一応成立したということになる。
(Mission complete!)

 

ホテルを出て、駅までの道を一緒に歩く。

でも葉月は駅へ、蔵人さんはお仕事先へ。
途中でお別れだ。

 

「蔵人さん、葉月ね、とっても楽しかったです」

「僕もですよ」

 

蔵人さんは「僕も」と言ってくれたけど、その時葉月は
「そうは言っても葉月の方が何倍も、何十倍も楽しかったし、気持ちよかったはずだ」
って思ってた。

実際、このお泊まりデートで葉月の体に叩き込まれた快感は、
デートの後も葉月の心と体に変化をもたらすことになる。

そして、それと同時にこの朝は、
「長い会えない時間」のスタートでもあったんだけど。

 

名目は「慰みもの」。
でも実体は、
「もう無理っ!ってほど体中に快感を注入されて、代わりにハートを持って行かれました(朝ごはん付)」
って感じ。

 

蔵人さんはまだ、葉月の変化には気付いていない。


蔵人さんの声

 

 

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