夜の公園

 

 

 

 

蔵人さんに指定された喫茶店に入ると、蔵人さんが先に来て待っていてくれていた。
蔵人さんに会うのは2週間ぶり。

 

「お仕事、どうですか?」

そんな会話から始まって、またまた弾丸お喋りタイムが始まる。


蔵人さんの声

1時間くらいお喋りして、レストランに行って食事をしながらまたお喋り。
お泊まりの時はいつも思うけど、こういう夜のデートってたまにしかできないし、
しかも帰りの時間を気にしなくていいのでゆったりした気分になれる。

おいしい料理をご馳走になって、

「そろそろ行きましょうか」

って言われた時にはもう21時になっていた。

うわぁ、やっぱり蔵人さんとおしゃべりしてると時間が経つのが速いなぁ。
(啓太さんとの時も同じこと言ったけど。笑)

 

 

蔵人さんの宿泊先のホテルに向かった。
夜の街を、蔵人さんと一緒に歩く。

途中、コンビニに寄って飲み物や翌朝のサンドイッチなどを買った。

 

ホテルの近くまで来たところで、蔵人さんが

「ホテルの少し先にね、公園があるんですよ。ちょっと行ってみますか?」

って言った。

「へー!夜の公園散歩ですか!いいですねぇ♪
あっ、蔵人さん、まさか…!!!」

「なんですか?」

「青姦じゃないよね?」

「ふふふ。青姦はしないと思いますけど、たまにはお散歩もいいかなと思って」


蔵人さんの声

この日は、啓太さんに青姦してもらってから、まだ数日しか経っていない日だった。
啓太さんに遊んでもらったことはもちろん蔵人さんにも報告してある。

 

「蔵人さんはいつも、
啓太さんに遊んでもらったことのおさらいをしてくれるじゃないですか。
今日もそれなんですね?」

「そういうつもりでもないんだけど、でも話が繋がった方がなんとなくおもしろいでしょ?」

 

こういうところが、蔵人さんって強気だなぁって思う。

普通なら意識すれば逆にまったく別のことをするんじゃないかと思うんだけど、
余裕で被ったことをしてくる。
意識してないんでもないんだけど、張り合ってる感じでもない。
おもしろがってるって感じ。

 

「ねぇねぇ蔵人さん、葉月ね、メールにも書いたけど、
啓太さんに青姦してもらうのにおまんこの毛を剃っちゃったんです」

「読みましたよ」

「そのことについて、ヤキモチ焼いてる?ヤキモチ焼いてる?」

「別に…(笑)」

「焼くでしょー、普通。
だって葉月、他の男の人のために普段は剃らない毛を剃っちゃったんですよ?」

「うーん…、本当にそういう風には思わないんですよね…」

蔵人さんは申し訳なさそうに言う。(とほほ)

 

嘘だ嘘だー!ちょっとは何か思うはずだー!
俺の葉月ちゃんのおまんこの毛を〜〜!!!とかって
ちょっとくらいは思ってくださいよぉ」

「ふふ」

 

あーあ。
本当に何とも思ってないみたいだ。

なんだかなー、
蔵人さんのこういうところがのれんに腕押しと言うか、ぬかに釘と言うか、
つまんないんだよなー。

 

公園に着いて、ぐるっとひとまわりお散歩した。
夜の公園を二人でお散歩するなんて滅多にないので、
歩きながらお喋りしてるだけでも新鮮で楽しい。

二人で子供用のお城に上がってみたりしたけど、エロっぽい行為は何もなし。
蔵人さんはターザンロープで遊んでた。
(葉月は怖くてできなかった…。)

そしてベンチに座ってまたちょっとお喋り。

 

「蔵人さんは青姦、したくないんですか?」

「僕はインドア派だって言ったじゃないですか(笑)」

「でも、こういうところで遊んだことはあるでしょ?
エッチとかしたくならないんですか?」

「こういうところだったらエッチするよりも、
例えば女の人に浣腸したりして、
トイレに行きたいのを我慢してモジモジしてるのを見てる方が楽しいですねぇ」

うへぇ!そういうことすると蔵人さんは興奮するんですか」

「しますねぇ」

「勃起するってこと?」

「する…かな」

「ひー!」

「僕ってヘンタイですから(笑)」

 

この人ってばやっぱり頭おかしいよ。(とほほ)
危険人物を好きになっちゃったもんだよ、アタシ。


蔵人さんの声

でもさ、こういう超変態な妄想や経験談を話してはくれるんだけど、
蔵人さんてそれを葉月にはまだ全然実践してない…ような気がする。
最近は特に普通のエッチが主体だもんなぁ。
葉月って、蔵人さんが本当にしたいことを
させてあげられない(蔵人さんがする気になれない)女なのかなぁ…
なんてことを思う。

 

少しお話した後、ちょっとだけ期待していた青姦行為などは一切なく、
ホテルの方に戻ることになった。

戻る途中で葉月はまたおまんこの毛のことに話を戻す。

 

「ねぇねぇ蔵人さん。
本当に葉月が啓太さんのために毛を剃っちゃったことを何とも思わないんですか?」

「うーん…。
僕は毛を剃るってことが葉月さんが言うほど特別なこととは思わないんですよね」

 

あ、そうか!
なるほどって思った。

蔵人さんが言うように
葉月にとっては「毛を剃る」ってことはいつもできることじゃないし、
いろんな意味でかなり気合いを入れないとできないことなんだけど、
蔵人さんにとってはパイパンなんて珍しいことじゃなく「普通」な行為だから、
「ふーん」ってくらいの感覚なんだ。

 

「それよりも、あの時の方がおもしろかったですよね」

「あの時って?」

「半分剃った時」

「あああー、あれは最低の行為でしたね!」

 

「あの時」っていうのは、
クンニ会の少し前に蔵人さんに初めて毛を剃ってもらった時のことだ。

葉月は「クンニ会のためにおまんこの毛を剃ってください」って自分からお願いして、
蔵人さんに剃ってもらった。

その時、蔵人さんったら何を考えたのか
葉月のおまんこの左半分だけの毛を剃って、右側の毛は残してた。

「どうですか?」

って、蔵人さんはご満悦。

「なにこれ」

「こういうのもいいでしょ?」

「いいでしょ?って…、半分しか剃ってないじゃないですかぁ!

「ふふふ」

「ふふふって蔵人さん!何考えてんですかっ!
早くこっち側も剃ってくださいよぉ」

「そうですか?いいと思うんだけどなぁ、これ」

蔵人さんは気が進まないような表情で、しぶしぶと残った半分の毛を剃ってくれてた。

 

一体この人は何を考えてるんだ!
毛を全部剃っちゃってるのは、ビラビラが見えて恥ずかしいことではあるけれど、
まぁでもその人の「主義」ってことで理解はしてもらえるだろう。
前後半分っていうのもわかる。
葉月だって今まで、上の方だけは残してお尻の方からおまんこのあたりまではいつも剃ってた。

だけど、左右のどっちか半分って、ありえない。
半分がツルツルで半分がボーボー?
ありえないありえないありえない!!!
理由がわからない!
それに、なによりカッコ悪い!!!


蔵人さんの声

…というのが回想シーン。
蔵人さんはその時のことを思い出して

「あれはおもしろかったなぁ」

って呟くように言ってる。
変だよ、この人。(とほほ)

変だけど…、
蔵人さんが昔のことを思い出してこんなに楽しそうな顔したのって初めてのような気がした。
あんなことがそんなに楽しかったんだ〜って思った。
内容はともかく、蔵人さんが葉月としたことを思い出して嬉しそうにしてくれるのは、
嬉しくなくはない。

そうなんだー、蔵人さんはあんなことが楽しいんだ…。

 

「蔵人さん、あのことがそんなに楽しかったんですか」

「だって、ありえないでしょ?」

「ありえないです」

「だから楽しいじゃないですか♪」

 

そうかー。
葉月が普通に毛を剃ったことは蔵人さんにとっては「ありえないことじゃない」わけだ。
普通のことを普通にしてもおもしろくもなんともないということか。
蔵人さんらしいな。

 

「蔵人さんがそんなに楽しかったんならもう1回やってもいいと思うけど、
でも今剃っちゃったばかりだから3ヶ月くらい経たないと半分剃るのは無理かも」

葉月は蔵人さんを喜ばせたくてそんなことを言った。

でも、その優しさが飛んでもない墓穴になるとは
言ってる時にはまったく気付かなかった。

 

「そんなことはないと思いますよ。今から半分だけ伸ばせばいいんです」

「へっ?」

「伸びてきた毛を半分だけ剃っていけば、剃ってない方の毛だけが育つでしょ?」

「そそそ育つぅ???」

「そういうのも楽しいんじゃないですか?」

「たたたた楽しくありませんっ!!!」

 

うわわわわ!!!
これは大変なことになったかも。

毛が伸びたところで半分だけ剃り落とすっていうのは、その時だけのことで、
もう半分を後から剃っちゃえばツルツルに逆戻りするだけだけど、
今から「半分育てる」ってことは、3ヶ月か半年か、
とにかく半分しか毛がない期間が凄く長いってことになる。

いつも半分。
葉月はおまんこの半分の毛だけをこれからずっと育てる…。

 

ひひひええええーーーー!!!

なんて恥ずかしいんだろ?
なんてカッコ悪いんだろ。

しかもしかーーーも!!!
啓太さんとエッチする時にはどうしたらいいのよ?
啓太さんは絶対に笑い転げるはずだ。
たぶん間違いなく、エッチする気にならないくらいに大笑いすると思う!

 

「くくく蔵人さんは、葉月がおまんこの毛を半分育ててたら、嬉しいんですか?」

「嬉しいですねぇ」

「そそそそうですか…」

 

蔵人さんは、「こうしたい」「こうされたら嬉しい」っていうようなことを
葉月に今まで言ったことがない。
もちろん「こうしなさい」と命令したこともない。

その蔵人さんが「葉月のおまんこの毛が半分だったらおもしろい」と言っている。

 

うわわわわん、葉月ピンーチ!
「蔵人さんを喜ばせるためなら何でもする」と葉月は普段から言っている。
言うだけじゃなくてその気持ちは本当。
クンニ会だって葉月は自分がやりたかったわけじゃないけど
蔵人さんが「おもしろい」って言ったからやることを承諾したんだ。

このままだと葉月は、「半分パイパン」への道を自ら歩むことになりそう。

 

蔵人さんはずるい。
させたいことがあるなら「○○しなさい」って言えば葉月は何でも言うこと聞くのに、
そうはしない。
葉月が自分から動くのを待ってる。

そして最後には

「僕はやれなんて言ってませんよね?葉月さんが自分からやってきたんですよね?」

ってところに落とすんだ。


蔵人さんの声

蔵人さんがやれって言ったから。
蔵人さんが無理矢理させたから。

この人は、そういう言い訳ができないようにして葉月を動かす。

 

葉月はこれから、おまんこの半分だけ、毛を育てるのか…。

 

なんだかドーンと気が重くなるのを葉月は感じていた。

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