ベッドの縁に腰掛けていた葉月が、
蔵人さんに引っ張られてベッドの中央まで移動させられていた。
俯せに横たわる葉月。
服はまだ全部着てたけど、
スカートは捲り上げられ、ストッキングに包まれたお尻は丸出し状態。
そのストッキングとパンティーを、
蔵人さんは自分のもののように何の躊躇もせずにするするっとヒザの方までずらしてしまった。
内もも掴みの技で気持ち的にはすでにヘロヘロになっている葉月は、
抵抗もしないでされるままになっていた。
蔵人さんは、またこれも遠慮なく、葉月のおまんこに指を挿入してきた。
この「当然の行為」って感じの「遠慮ナシ感」が、葉月はとても好きだ。
気持ちいいところを探ったり、反応見ながら場所を移動したりする手順は要らない。
微妙に位置がズレててイライラすることもない。
蔵人さんには葉月のツボは熟知されてる。
それって、今はあたり前になっちゃってるけど、凄いことなんだろうなぁって思ってる。
1年前くらいに蔵人さんと喫茶店でお話してる時に、
「女性によって感じる部分が微妙に違うんですよ」
っていう話をしてくれたことがある。
蔵人さんったら喫茶店なのに指の形をいろいろ変えて、
「葉月さんの場合はこう…こういうのがいいんですけど、これじゃ感じない人もいるんです」
とかなんとか説明してくれたっけ。
葉月は
「キャーキャー!
こんなところでそんな指の形、やめてくださいぃぃーー!!(*/∇\*)」
って大騒ぎしていた。
すべての女性が同じところが気持ちいいんだったら、男性はそれをマスターすればいいだけだけど、
人によって違うなら、
葉月の気持ちいいところをわかってる蔵人さんは「葉月仕様」だよなぁって思う。
だけど、この日はいつもに輪をかけて気持ちいい…ような気がした。
いつもは、気持ちよくなり過ぎて痛い感じになっちゃったり、
それ以上上昇できないことで苦しくなってきちゃったりするんだけど、
最近葉月はそうなっても逃げないで立ち向かうようにしている(笑)こともあって、
指だけでどんどん気持ちよくなる。
熱くて苦しいけど、でもギブアップしない!
なんだかこれを乗り越えればもっともっと気持ちよくなれるような気がするから…。
今までは本当にここまでで逃げてた。
腰を引くように後ずさりしたり、ギブアップをしたり…。
でも最近ではそれをしない。
おまんこの奥が熱いと思っていたら、
その熱さが前の時と同じように右足全体にカーーーッと伝わってきた。
特に、右の足の裏が熱い。
どうしてこういう時にいつも右足が熱くなるんだろう?
前の時はこうなった後に潮を吹いたんだった。
今日はどうなんだろ?
蔵人さんは前に、潮を吹くためにはいくつか条件があるんだって言ってたな…。
なんだっけ?
って、文章にすると凄く冷静に考えてたみたいだけど、実はそんな余裕はまったくなくて、
葉月はずっと叫び続けてた。
気持ちよくて苦しい、熱くて怖い、拷問みたいな快楽責め…。
結局この日は潮は吹けなかったんだけど、
蔵人さんが指を抜いた時に、葉月は本当にぐったりと快感に疲れていた。
葉月は自分だけ気持ちよくなっちゃってなんだか申し訳ないような気持ちになって、
何かお礼っぽいことを蔵人さんに言いたくなった。
「蔵人さん…」
「はい」
「今日の蔵人さんの指は、いつもより気持ちよかったです」
「そうでしたか?」
「そうですよ!さては蔵人さん、修業を積んできましたね?」
「・・・・・・(苦笑)」
あー、調子に乗ってまた余計なことを言ってしまった葉月。
蔵人さんが葉月のために
どこかで指マンの修業を積んでくるわけないじゃん。(^_^;)