「大丈夫」な理由

 

 

 

 

 

「そうそう、蔵人さん」

「なんですか?」

「さっき葉月が電マで怖いくらい気持ちよくなっちゃって、
『このままやってても大丈夫ですか?』って聞いたら、
平然と『大丈夫ですよ』って即答してくれたじゃないですか」

「はい」

「あれはどうして?
どうして大丈夫だってわかるんですか?」

「今までの女性がみんな、同じことを言うから」

「へー!そうなんですか!
みなさん『大丈夫?』って聞くんですか」

「そう。未知の快感の壁を乗り越える時に、不安になったり怖くなったりするんです」

「へーーー!!!」

 

他の女性が葉月と同じような反応をするっていうことも驚きだったけど、
蔵人さんが珍しく「今までの女性」なんてことを言ったので、
その方がビックリだった。

 

もちろん、ヤキモチなんて焼かない。
葉月と知り合う前の蔵人さんが童貞だったはずがない(笑)。

逆に葉月は、葉月の知らない女の人がヘロヘロになりながらも
蔵人さんに「このまま続けてて大丈夫?」なんて聞いてる場面を想像して、
萌え〜〜な気分になってしまった。

 

「怖がらないで受け入れちゃえば、弾けられるんですよ。」

っていうようなことを言われた。

そうなのかー。


蔵人さんの声

葉月は、パートナーを選ぶ時、 SMっぽいことするんでも、普通のエッチをするんでも、
ベテラン…というか、熟練者がいいと思ってた。
もうこの歳で、
初心者と一緒になって「一緒に一から勉強していこうね」なんてことをするには
時間が足りない(もったいない)って思っていたからだ。

そういう点では蔵人さんは申し分のない人なんだけど、
蔵人さんの豊富な知識と経験に、葉月は時々自分が則してないんじゃないかって思うことがある。

今日一日だけのことにしたって、
「もっと思いっきりやってるフリしろ」だの、「奴隷になる」だの、「もっとかまって欲しい」だの、
勝手なことばかり言っている。
蔵人さんもきっと、葉月が自分の想定通りにならないで
「あれれ?おかしいな…」って思うこと、いっぱいあるんだろうな。

 

だけどまぁ、今日は歴代の彼女さんと同じ反応見せられたらしいし、
たまにはそういうところもあるってことだな、うん。
(って、なんだかそこに着地して安心している葉月。)

 

 

仕事のことで悩んだりしていて、ちょっと情緒不安定になっていた葉月は、
泣いたり笑ったりいろいろだったけど、
こんなデートをしてもらって、スッキリ元気になってしまったのだった。

蔵人さんは逆に疲れたかもー。(笑)


蔵人さんの声

 

 

 

 

 

 

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