へなちょこレベル

 

 

 

葉月が仕事のことで一番悩んでいたピークの時に、
蔵人さんが無理して急遽時間を作ってくれたレスキューデートだった。

 

喫茶店でいろいろ話を聞いてもらう。
それだけだって嬉しいのに、
蔵人さんが本当に葉月の人生を応援してくれているのがわかって、さらに嬉しくなる。

こうやって、月に1回会うだけの関係で、それ以外の利害関係は何もなく、
葉月のオモテの仕事のことだって家のことだって蔵人さんには領域外のことなのに、
こんなに心配してもらえて、貴重な時間も葉月のために使ってもらえて、凄いなって思う。

どうしてこんなに心配してもらえるのかな。
葉月は何もお返しできないのに。

 

お返しはできないけど、
せめてこの保護者ルームの時だけは、蔵人さんに楽しんでもらいたいな。

 

葉月はいつもそんなことを思う。
たくさん相談に乗ってもらって、予定になかったこんな時間まで作ってもらって、
この日の葉月は特に強くそう思っていた。

 

 

ホテルに入って、まだ服を着たまま、
ストッキングとパンティーを下ろされてスーパーアクメマックスをおまんこに入れられた。

まだおまんこはそんなに濡れていなかったのでちょっとキツイ感じがしたけど、
ギュッと押し込まれる。

そして蔵人さんはヒザまで下げていたパンティーとストッキングを元に戻す。
これで手を離してもバイブは落ちない。

 

「え?これで、どどど、どうするんですか?」

「これなら外出もできますね(笑)」

「ででで、できないですよ!
第一これじゃ、座れないじゃないですか!」

 

電池の入った重いバイブが股間にぶら下がっている状態だ。
いくらスカートをはいていると言っても、普通に歩くことさえできない。

 

「ふふ。こっちに来て。」

葉月は部屋の真ん中で四つん這いにされて、蔵人さんの方にお尻を向けた。
蔵人さんの方から見ると、バイブを入れられたもっこりしたパンティーが、
たぶん見えているはず。(とほほ)

 

 

蔵人さんは鞭を取り出して、
始めはスカートを捲り上げたお尻を鞭の先でサラサラッと撫でてから、

ペシッ!

と鞭でお尻を叩いた。

何度かそれをされたんだけど、全然痛くない。
鞭はヘロヘロの方の鞭だったし、
蔵人さんが手加減して打ってくれてるのが丸わかりの、本当にヘロヘロな感じの打ち方だった。

 

葉月はなんだか悲しくなってきた。
蔵人さんが痛いの苦手な葉月のレベルに合わせて打ってくれてるのはよくわかるんだけど、
こんな風に手加減しながら打ったって、蔵人さん的には何にもおもしろくないだろうし、
されてる葉月も申し訳ない気持ちになるばかり。

蔵人さんに楽しんでもらいたいのに。
もっとスカッとしてもらいたいのに、
葉月が相手だからこんな弱々にしか鞭を振れない蔵人さん。
こんなの絶対に楽しそうじゃないよ。

葉月のせいだ。
葉月がへなちょこだから蔵人さんは楽しめないんだー!

 

「痛いですか?」

って蔵人さんが聞いた。

「全然痛くないです」

って葉月は答えた。

 

本当は、打ち方は最初よりはだんだん強くなってきててちょっと痛かったんだけど、
こんなことくらいで痛いなんて言いたくなかった。

さらに強く叩かれて、痛くて思わず背中を丸めてしまうんだけど、
その度に蔵人さんに背中を丸めないように直される。
四つん這いで、背中を伸ばしてお尻を突き出してる姿勢になると、
痛みをマトモに受けてしまうので痛みが倍増するような気がする。

 

この時には、鞭もずいぶん強くなってきていて、葉月は心の中で「痛い痛い」って叫んでた。
痛いけど、ちょっと鞭の間が空くと、その間にバイブの快感がぐぐっと強くなる。

あ…、気持ちいい

って思ってバイブの快感に集中しようとすると、
そこでお尻に鞭が飛んできて、バイブの快感が打ち消される。
その繰り返し。

 

痛みと快感の間を行ったり来たりしていたら、

「どうですか?」

って、蔵人さんが聞いてきた。

 

どうですか?って聞かれても…。
葉月は何て答えたらいいのかわからなかった。

鞭は痛いし、バイブは気持ちいい。
せっかく気持ちよくなってるのに、その快感を鞭で邪魔されてるような感じ。

そのイライラを蔵人さんに説明したかったけど、それをするのが面倒くさいというか、
うまく伝えるほど頭の中が整理されてないって感じだ。

(答えるのが難しいことをこういう時に質問しないで欲しいなぁ)

って、葉月はその時思ってた。

 

でも、何かを答えなくちゃいけないと思って、葉月は言った。

「蔵人さんは…、楽しいですか?」

 

 

 

 

 

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