2日目 極上のキス

 

 

 

翌日。

葉月は昼間はいつも通りに仕事をこなし、
予定よりも30分くらい遅れて会社を抜け出し、電車に飛び乗った。

昨日の時間よりも少し遅くなってしまう。
電車の中から乗換案内で到着時刻を検索して、それを蔵人さんにメールで伝える。

今夜はお泊まりだから、昨日のように時間がなくてバタバタすることはない。
今夜はどんな夜になるんだろう?

 

昨日と同じ喫茶店で蔵人さんと待ち合わせ。
蔵人さんの方が先に着いていた。

昨日の夜、お別れしたばかりなのに、まだあれから24時間経ってないのに、
また蔵人さんに会えるなんて!
しかも今夜はお泊まり。
まだまだずっと一緒にいられる。
葉月ははしゃいでた。

コーヒーを飲みながら少しお話しして、今日はおいしいイタリアンの小皿料理のお店でお食事。
普段は食事の時にも滅多にお酒を飲まない蔵人さんが

「1杯飲みましょうか。せっかくだし」

なんて言ってワインを注文してる。

 

「せっかくだし」
これって、せっかく葉月が遠くから来たしとか、
せっかくたまのお泊まりだしとかって意味だよね?(むふふ)
そんな蔵人さんの何でもない一言に浮かれてしまう。

 

蔵人さんとのデートはいつも昼間の時間で、葉月は夕飯の仕度に間に合うように帰ることが多いので、
夜のお食事を一緒にする機会っていうのがそもそもあまりない。

大人のデートって感じだなぁ♪

お食事が終わってからホテルに真っすぐ戻らないで、少し遠回りしながら街をお散歩して歩いた。
12月だから街はどこもイルミネーションで飾られていてとても綺麗だった。
夜のお食事もそうだけど、
葉月はこうして蔵人さんと「夜のお散歩」をする機会もあまりない。
いつもはホテルから出て駅までの道を早足で戻るだけだから。

嬉しい嬉しい、とっても嬉しい!
なんだか恋人同士みたいだなぁ。(むふふ)

 

しばらくお散歩を楽しんだ後、ホテルのお部屋に戻った。
「戻った」というか、葉月は今日このお部屋に入るのは初めてなんだけど、
昨日も来てたから、なんとなく「ただいま」っていう気分になる。

蔵人さんはまたしばらくパソコンでお仕事をしていた。
昨日と違って葉月は今日はお泊まりだから時間を気にすることはない。
葉月が視界にチラチラしてるとお仕事の邪魔になるかと思って、
葉月はドアの近くのところに座って、携帯からBBSのチェックなどをしていた。

少しすると蔵人さんが、さっき食事した時に葉月が質問したことについてネットで調べてくれて、
その答えを教えてくれた。
言葉の使い方のことだったんだけど、本当にわかりやすく説明してあるところを探してくれて、
葉月はとてもよく理解できた。
すみませんねぇ、こんなところで葉月のために調べ物させちゃって。(笑)

でも、こんなことも普段のデートではできないことだから楽しい。
蔵人さんが葉月のためにパソコンで調べ物をしてくれるなんて♪


蔵人さんの声

「葉月さん、窓とベッドとの間の隙間に立てますか?」

って蔵人さんが言った。

え?
窓とベッドの間?

あー、ベッドは窓の方に寄せて置いてあるから窓との隙間は30cmくらいしかないなぁ。
でも、間に立てることは立てますよ?

葉月はベッドと窓の狭い隙間に入って立ってみた。

 

「こうですか?」

 

パソコンのデスクから蔵人さんが立ち上がって、ベッドに上がってきた。

 

「外の方を向いて立って。」

「こうですか?」

窓の外を見ると、夜景が綺麗だった。
もう外は真っ暗になっている。

 

そしたら、蔵人さんが葉月を後ろから抱きしめてくれた。

「あっ…!」

2人分のスペースはないから、
蔵人さんはベッドの上に座ったまま、立ってる葉月を抱きしめてくれる感じ。

 

はぁっ…、蔵人さん、どうしたんですか?
これは何?何?何?

とっても気持ちいいんだけど、
いつもこんなことしてもらえないから「どうしたんですか?」って思うのが先だった。

 

「だって、遠くから来てくれたらギューってしてあげなくちゃいけないんでしょ?(笑)」


蔵人さんの声

…うぷっ!

あははは、蔵人さん、葉月が昨日帰りがけにあんなこと言ったから、
それをちゃんと覚えててくれたんだぁ。
でもわざわざ葉月を窓際に立たせてからすることじゃないんじゃないでしょうか。

蔵人さんって、普段葉月をイジメル時には動きが物凄くスマートなんだけど、
こういうことやらせるといきなりぎこちないっていうか、
不自然なんですよ、不自然!

これって、全然「衝動的」じゃないですよね。(大笑い)
んもー、蔵人さんって本当におもしろい。


蔵人さんの声

でも、葉月はだんだん笑ってる余裕がなくなってきた。

だって、後ろから抱きしめられるの、とってもとっても気持ちよかったし、
もう体中がビリビリする感じで気持ちよくなってきちゃったんだもん。

おまけに蔵人さんったら葉月の首のところに顔を押し付けてきたり、
耳に息を吹きかけてきたりして(「耳ふぅ〜」攻撃に弱い葉月)、
早くも葉月は腰砕け状態。

 

それからそのまま倒れ込むようにベッドに横になったんだけど、
蔵人さんはストッキングごと葉月のパンティーをスルスルッと足の方にずらして脱がしてしまって、
生おまんこを触ってくれちゃったりする。

あー、今日はお泊まりだし、クリスマスデートだからと思って、
クリスマス用のちょっとカワイイ下着をつけてきたんだけどな。
今日も見てもらう前に脱がされちゃった…なんてことを頭の隅っこでちょっと思った。


蔵人さんの声

そしたら…

 

え?

えええええっ?

 

蔵人さんが上から覆いかぶさってきて…

いきなり、キス!

うわー!うわー!うわー!
葉月、キスしてもらっちゃってる!!!


蔵人さんの声

実は葉月は、前にもどこかに書いたと思うけど、蔵人さんとほとんどキスしない。
それは、蔵人さんはどう思ってるのかわからないけど、
葉月にとっては蔵人さんのお口は、最上、特上、最高級の部分なので、
もったいなくて手を(口を)出せないって思ってるからなんだけど。

クンニを異常に拒否するのも同じような気持ちからで、
蔵人さんのお口は葉月にとって、汚しちゃいけない「聖地」みたいなものなんだ。

だから、蔵人さんのおちんちんには自分からしゃぶりついても、自分からお口にキスはできない。
もったいなくてそんなことできない。
(これねー、笑われちゃうと思うんだけど、本当にダメなのよ、もったいなくて。)

葉月にとってそういう「最上級にもったいない行為」である、お口のキスを、
予告もなく(普通は予告しないって。笑)突然されちゃって、
それで葉月は大パニック!

 

うわー!うわー!
キスしてもらってるキスしてもらってる!

うわわわわ〜〜〜、もったいないけど、なんて気持ちいいんだろ。
なんて素敵なんだろ。

ああああ…、ダメだ…、全身の力が抜ける…。

 

蔵人さんの片手は葉月のクリトリスを触り続けてた。

その気持ちよさと、素敵なキスの気持ちよさが重なって、
全身がベッドに溶け込んじゃうようなトロロンとした快感に襲われて…。

 

う、む、うぅ…、うむふぅ〜〜〜!

 

なんと、おまんこがキューンとして、これだけで葉月はイッてしまった…。

え?うそ?って自分でビックリした。
こんな甘い「イキ方」をしたのは初めてだった。

 

「蔵人さん…」

「(不思議そうに)どうしたんですか?」

「葉月、キスだけでイキました…」

 

言いながら、「たぶん信じてもらえないだろうな」なんてことを思った。
だって、イケないことが葉月の最大のコンプレックスで、
蔵人さんだってそのことではいつも苦労してくれてるっていうのに、
まだ指も入れてもらってないうちにこんなに簡単にイッちゃうなんて、
自分でも信じられなかったもの。

でも本当なんだ。
この時は、その前の窓際のギューの影響もあったのかな。
なんだか全身がトロトロになってた。
葉月、ヒドイことされるのは免疫がついてるけど、
こういうアマアマな行為は慣れてないからドキドキしちゃうんだなって思った。
お泊まりっていう解放感もあったのかもしれないけど。

 

この前のクンニ会で葉月がイケなくて辛かった時、
指とかバイブでイカせて欲しかった、なんてことをあの時は書いたけど、
蔵人さんにキスされてたらそれだけで葉月はイッちゃってたかもしれないな、
なんてことをこの時ちょっと思った。

あの時、他の人にクンニされながら蔵人さんにキスされてたら…、
うわーうわー、もう想像できないほど、考えただけでパニックになる!

そんなことを思いつかなくてよかった〜。(ハァハァ)

 

 

 

 

 

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