大移動計画

 

 

先月のクンニ会と3P、そして翌朝の「仕上げのエッチ」以来、
葉月の身体は少しおかしくなっていた。

あの時のいろいろな感覚…、特に啓太さんにしてもらった最後のアナルセックスと、
翌朝の窓際の蔵人さんの仕上げのエッチの時の快感が、身体の記憶に残ってしまって、
日常の中であの快感が蘇って来ちゃうし、
葉月はその度にゾクゾクしたり、悶々としたり…。

蔵人さんがクンニ会のレポートの中で

「今後の葉月は確実に変貌を遂げるという確信がある」

と書いていた、その通りの現象が葉月に起こっていた。

 

単に気持ちよかった記憶が蘇ってきて悶々とする、ということだけではない、
身体の奥の方から何かが湧き出てきそうな、
そうしたいんだけどなかなか出てこられないから内側からうずうずしているような、
そんな感じ。

もうちょっとなのに、もうちょっとの「何か」があれば、
身体の中から何かがぶわっと噴き出てきそうな予感がするのに…。
葉月は自分のこの状態を

「サナギから蝶が出たがってるみたいな感じがする」

という表現で蔵人さんに伝えた。

 

今までずっと、蔵人さんとはほぼ月1回のデート。
その毎回、とても楽しく過ごさせてもらえるし、
葉月は必ずきっちり気持ちよくしてもらえて、満足して帰してもらっていた。
月1回というリズムにも慣れていたし、
葉月はそのことを不満に感じたことはなく、いつもありがたいと思っていた。

だけど、毎回必ず気持ちよくしてはもらえてるんだけど、
間隔が1ヶ月も空いてしまうと、
次に会った時に「身体が戻っちゃってる」と思うことも正直言ってあった。

体調によって前回できたことができなかったこともあるし、
前回と同じようにしてもらっても前ほど気持ちよくなれない時もある。
その都度蔵人さんは葉月の状態を見て調整してくれているみたいだったけど、
現状維持、もしくはちょっと後退、というようなことがあったりもする。

繰り返しになるけど、それでも毎回きっちり気持ちよくはしてもらえているわけで、
葉月はそれを不満に思ったことはなかった。
でもあの日、クンニ会、3P、そして翌朝のエッチと、いつもより長時間、
しかも2日間に渡って、さらに今まで知らなかった強い刺激を与えられて、
葉月の身体が目覚めた…ような気がする。

 

「量が足りなかったのか」

葉月は気付いてしまった。

月イチのデートで満足していたと思っていたし、
自分も蔵人さんも忙しくて、月イチのデートの時間を捻出するのが精一杯という現状もあって、
不満には思っていなかったけれど、
だけど身体は正直で、たくさんのことを与えらればそれをしっかり吸収し、
吸収するだけでなく、「もっともっと」と葉月に訴えかける。

「そうか。そうだったのか」

葉月は思った。

自分の身体のこの「ウズウズ」は、
目覚めかかってる身体(おまんこ?)からの信号なんだ。

 

そんなことを感じたので、葉月は蔵人さんに自分の状況を説明するメールを書いた。
こんなことを書いても、超多忙の蔵人さんが
「それじゃこれからは毎週会いましょう」なんて言ってくれるはずもなく、
この気持ちを訴えることで蔵人さんを困らせるかも?とも思ったけれど、
それでも葉月が独りで抱え込む問題でもない。
葉月が正直に自分の気持ちを報告すると、蔵人さんからはこんなお返事が来た。

 

葉月さんが言うように、
月に一回の「保護者ルーム」だけでは、量的に不足しているってことはわかっていました。
でも残念ながら、今の僕にはそれを補う余裕がありません。
そこで、荒療治ってわけでもないんですが、大きく揺さ振りをかけてみたんです。
効果覿面だったでしょ?

 

うひー、そうだったのか。
やっぱり蔵人さんもわかってたのかぁ。

でも、揺さぶりをかけられて、確かに効果てきめんだったけど、
葉月はこんなにエッチのことばっかり考えてるようになっちゃって、
その後はどうしてくれるつもりなんだろう?(とほほ)

 

そんなやりとりが少しあった後、
蔵人さんからもらったメールにはこんな一言が書いてあった。

 

来週、●日から●日まで○○○に出張なんですけど、来ますか?

 

え?
えええっ?

「来ますか?」って…。

わーい、年内忙しくてもう会えないかも知れないって話をしていたのに、誘ってもらえたぞー!

行きますよ、行きますとも!
行くに決まってるじゃないですかぁ♪

 

で、でも…、○○○って遠いじゃん。
どうしよう、どうやって行けばいいんだろう???

蔵人さんの出張先は、葉月のところから新幹線を使っても2時間はかかる?っていうところ。
蔵人さんはお仕事あるから会えるのは夕方6時以降。
6時に行けたとしても、何時に向こうを出れば葉月は帰って来られるんだろう???

それから乗換案内、ルート案内を駆使し、仕事の調整もしつつ、
葉月の大移動計画が始まった。

 

「その出張期間、いつなら行ってもいいんですか?」

「別に、いつでもいいですよ。毎日でも(笑)」

「ままま毎日?」

そもそも、蔵人さんだって通うのが無理な場所だから泊まりがけで出張なわけで、
そんなところに毎日通えるわけがない。
しかもちょうどその期間、葉月は仕事の修羅場の真っ最中だから、
自由になる時間もそんなにない。

うーんうーん、どうしよう???

 

悩んで考えた揚げ句、頑張って2日間行くことにした。
初日は日帰り、翌日はお泊まりで。

仕事して、夕方新幹線に飛び乗って蔵人さんのところに行き、その日は終電に間に合うように帰る。
翌日は普通に仕事して、また夕方の新幹線に乗って蔵人さんのところに行ってお泊まりさせてもらい、
翌日の朝蔵人さんとお別れしてからそのまま会社直行。
それが葉月に捻出できるギリギリ精一杯の時間だった。

でも…、そんなハードなことができるんだろうか?
わからないけど、とにかくそんな計画を蔵人さんにメールで伝えた。

 

「往復4時間かけて、4時間のデートしにいく葉月…。なんか、ドラマだなぁ。(うっとり)」

長距離恋愛のドラマみたいだと思ったからそう書いた。
そしたら蔵人さんからこんなお返事。

「無駄にはさせませんよ…」

 

!!!!

うわぁぁぁっ!
なんか、凄い!

メールの向こうに蔵人さんのマジ顔が見えるような気がした。

 

こんな経緯で、急遽決まったことだったんだけど、
蔵人さんとお付き合いを始めてから初の、

「連日デート、しかも2日目はお泊まり」

という凄い計画になってしまったのだった。
「葉月ちゃん、出張先のなぐさみ物になりに行くの巻」とも言うかも…。)

 

 

 

 

 

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