熱弁

 

 

ベッドで二人でまったり横たわりながら少しお話をした。
いろんな話をする中で、葉月はこんな話を始めていた。

 

蔵人さん、あのね。
お友達のブログにちょっと引っかかることが書いてあったんです。

どういう?

Sさんが書いてるブログなんですけどね。
自分の奴隷ができないとか無理だとかって言ってることをさせようとする時のことなんだけど、
「それをやれば今まで知らなかったもっと凄い快感があるかも知れない。
だからやってみなさい、あなた自身のために…」
っていうようなことを自分の奴隷に向けて書いてるんですよ。

ふーん。

 

蔵人さんもよく言ってるじゃないですか。
「葉月さんが気持ちよければ、満足できればそれでいいんですよ」っていうようなこと。

言ってますね。

「葉月さんが満足すれば僕も満足なんです」みたいなこと。

そうですよ(笑)

 

蔵人さんはいつもそう言ってますよね。
だけど、M的に言わせて頂くと、
できないことをしようとするにはそういうこと言われてもダメなんです。

ダメなんですか?

ダメです。少なくとも葉月はダメです。
「葉月さんが満足すれば僕も満足です」なんてことを毎度言われていたら、
とても申し訳ない気持ちになるんです。
「いつも私ばっかりごめんなさい」って。

そうかなぁ(笑)

 

そうなんですよ!
蔵人さんが葉月に喜んでもらいたいって思うのと同じように、葉月だって蔵人さんに喜んでもらいたい。
だから、Sの人がMに何かをさせようと思ったら、
「あなたのためにやってごらん」なんてことを言わないで、
「僕がさせたい」とか「やってるところを見たい」とかって、
「自分の欲求」をMに伝えればいいんです。

そうなんですか。

そうです。
今まで蔵人さんがそういう欲求を直接葉月に伝えたのは葉月の記憶の中ではたった1度だけです。
覚えてますか?あのアナルオナニーの時です。

そうでしたっけ?(笑)

あの時蔵人さんは「絶対嫌!」って言い張る葉月に、
「葉月さんのアナルオナニー、見たいな♪」って言ったんです。
あの時葉月は固まりました。
蔵人さんが「見たい」って言ってることを葉月が見せないわけにはいかないからです。
だからやったでしょ?

                  ふ…。 (←何故か笑いを堪えてるような笑い)

 

蔵人さんは葉月に命令はしないでしょ?
命令でやらせてもおもしろくないっていつも言ってますよね。

そうですよ(笑)

命令なんてしなくたって言うこときかせるのなんて簡単なんです。
わかってないですよ、蔵人さんは!
「あなたに満足してもらえれば…」なんて回りくどいことを言わないで、
自分が「したい」とか「見たい」とかって言えば、
M側は喜んでもらうためにやらざるを得ない…っていうか、嬉しいわけですよ。
楽しんでもらえるチャンスをもらえるってことですから。

 

葉月は自分の思いを熱く語る。
これは、葉月が以前からずっと思ってることだった。

いつも葉月ばかり気持ちよくしてもらって、
蔵人さんは葉月が気持ちよくなることで間接的に満足するっていう構図。
それがありがたいことだとはわかっているんだけど、
同時に「してもらってばっかり」っていう葉月のコンプレックスにも繋がっている。

こんな葉月で楽しんでもらってるんだろうか?
葉月がへなちょこだから、蔵人さんは「したいこと」もなかなかできないで
つまらないんじゃないだろうか?

 

そんなことを葉月が気にしてしまうのは蔵人さんが自分の「欲」を表面に出さないからだ。
蔵人さんが本当はどう思ってるのか葉月にはわからない。

「葉月さんが満足してくれることが僕の満足なんですよ」
って、蔵人さんはいつもそういう態度だ。

確かに、「俺様がルールだ。俺がやりたいことをやるんだ!」的な暴君とお付き合いするよりも
葉月はずっといい思いをさせてもらっているけれど、
だからと言って
「そうですか。それじゃアタシをもっと満足させなさい」
という気持ちにはなれない。
葉月は蔵人さんの欲や希望があるならばそれを叶えたいと思うし、
蔵人さんが喜んでくれれば葉月も嬉しい。

いつもしてもらうばかりのダメダメ葉月だけど、
頑張れば蔵人さんを喜ばせることができるかもしれないじゃん。

 

そういう気持ちがあったので、葉月はちょっと熱く語ってしまった。
それだけ蔵人さんのことが好きってことをアピールもしたかったのかもしれない。

 

 

そうですか。それじゃ…

なんですか?

 

 

葉月さんが他の人にクンニされてるところ、見たいな♪

 

え゛?

 

クンニ会、見たいな♪

 

な…!
(口がパクパクして声が出てない)

 

これでいいんですね?(笑)

 

 

ちょちょちょ、ちょっと待ってくださいよ。
そーゆー具体的な話をしてるんじゃないんですってば!

蔵人さんのスタンスについて、
今のままだと葉月が申し訳ない気持ちになるだけだってことを言ってるわけで…

だから僕の希望を言えばいいんですよね?
葉月さんが朋さんにクンニされてるところ、見たいな♪

と、と、朋さんって…どーしてそういう固有名詞を…!

本当に見てみたいですよ。
朋さんだけでなく他の人にもされる葉月さんを。
見たいですねぇ、だって普通じゃありえないことですから♪

 

・・・・・・・・。

あの、あの、蔵人さん…、あのね、もしかして葉月…

はい?

また取り返しのつかない墓穴掘りました?

はい(笑)

 

でもね、でもね、本当にそういうつもりで言ったんじゃなかったんですよ。
葉月はいつもしてもらうばかりで申し訳ない気持ちになってるってこととか、
M側にだってSの人に喜んでもらいたい気持ちはあるんだってことを言いたかったんですけどね…

わかってますよ。
葉月さんの言いたいことはわかるけど、
でもそれを今みたいな言い方で言ったらこういう展開になるってこともわかるでしょう?

こういう展開になってから気付きました…。
バカですね、葉月って…(涙目)

 

自分の頭悪いところに泣けてきた。

蔵人さんの言う通りだ。
葉月がこんな話をしたら自分の首を絞めることになるのは当たり前だ。
前のお泊りデートの時の墓穴が全然教訓になってないじゃない。(葉月のバカ!)

でも、でも、本当に正直に言うけど、
蔵人さんに自分の気持ちを伝えたかっただけなのに〜〜。


蔵人さんの声

本当に嫌だったらやめてもいいんですよ?クンニ会(笑)

 

ううー、蔵人さんったら優しいのか葉月を追い詰めてるのかよくわからない。

 

ううう…。
やりますよ!やれば蔵人さんは嬉しいんですよね?(再確認)

嬉しいですよ(笑)

女に二言はない。この心意気を受け取りやがれ!

ふふ。どこかで聞いたセリフですね。

 

こんなやりとりがあって、葉月はクンニ会の開催を承諾させられてしまった。
承諾というか…、事態は最悪だ。
「蔵人さんを喜ばせるために葉月が開催する」という形になってしまった。

さらに!!!

この話になる前にまったく別のことを蔵人さんと話していたんだけど、
「そのこと」を、クンニ会の他に2つ、やらされることになってしまった。

 

じゃ、クンニ会と、さっき話してた○○○と○○○○の3つ、
            僕「やりたい」ですから♪
 ←「ヨロシク!」って口調で

っておい〜〜〜!!!

 

簡単じゃないのよ。簡単すぎるじゃない!!

あ、そうか。
葉月が「簡単なんですよ」って言っちゃったんだった。

 

んもー、葉月のバカバカバカバカバカ!

 

 

 

 

 

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