デイ・ユース

 

 

明日は、○○ホテルのデイ・ユースを予約しておきました。
少しは休めるかもしれませんね。

 

保護者ルーム前日の夜、
いや正確に言うともう「当日」の午前1時頃だったんだけど、
蔵人さんからこんなメールが届いた。

いつもはお茶してランチしてラブホっていうのがお決まりのパターンなのに、
なんで普通のホテル?
それに、○○ホテルなんて、デイユースだって凄く高いんじゃないの?

蔵人さん、一体何を考えているんだろう???


蔵人さんの声

前のお泊まりデートの時から1ヶ月以上経過していたし、
蔵人さんのインド出張などで連絡が取れない時期もあったりして、
葉月は蔵人さんに逢いたい限界ギリギリまで達している状態だった。
こんなに逢いたくなって我慢できないことって、ない。

いつもと違う蔵人さんからの深夜の予告メールに若干の不安を感じながらも、
葉月は蔵人さんと1日ゆっくりデートできることが嬉しくて仕方なかった。

 

 

待ち合わせは「いつものところ」。

普通にお茶して、おいしいお蕎麦をご馳走になって、
いつもよりちょっと早く、蔵人さんが予約してくれたホテルに向かった。
チェックインに少し時間がかかって、お部屋に入ったのは確か14時半くらいだった。

 

お部屋に入って葉月がまずしたことは、麻縄の手入れだった。
この日蔵人さんからは麻縄を持ってくるように言われていたんだけど、
葉月の麻縄、いつも使ってる数本以外は最近まったく手入れをしていない。

だから葉月は馬油も持ってきていて、
久しぶりに使う麻縄の点検と手入れをさせてもらおうと思っていた。
こういうことってさすがに自宅ではできないから。

 

あぁ、思った通り、
傷んではいないんだけど、ずっと巻いてあったのでくねくね曲がっちゃってるものも多い。
1本1本解いて伸ばして、馬油を擦り込んで使えるかどうかをチェックして、
その縄を洋服掛けのところに掛けて、準備完了。

 

その後、お風呂に入ることになったんだけど、ラブホじゃないのでお風呂はユニットバス。
二人で一緒に入れない。
こういうホテルは大人の雰囲気だし、不倫っぽい感じがするから好きだけど、
お風呂だけはラブホの方がいいなぁって思う。

蔵人さんは葉月に先にシャワーを浴びさせてくれた。
蔵人さんもシャワーを浴びて、
その後蔵人さんがいれてくれたおいしいコーヒーを頂いた。
蔵人さんって本当にコーヒーいれるの上手。


蔵人さんの声

「それじゃ、こっちに来てください」

いつもの通り、丁寧語での指示。

 

葉月が言われた通りのところに立つと、ホテルのガウンのボタンを外されて裸にされた。
そして、蔵人さんは手入れしたばかりの麻縄を手に取って、葉月を縛り始めた。

まず、後手…じゃないんですね?
ありゃ、いつもと違う。
蔵人さんは葉月の腕を折り曲げた形にさせて、肩と手首を固定している。

 

あれ?この縛り方は…!

「前に1度やりましたよね」

って蔵人さんが先に言う。

 

そうだ。
この縛り方は蔵人さんにお試しプレイをしてもらった時、
肘と膝だけで四つん這いにされた、あの縛り方だ!

アルファインの床で肘と膝しかつけない四つん這いで、肘と膝が物凄く痛かったことを思い出した。

 

うわー、あの痛いのをまたされるんだ!
痛いのイヤだなって思ったけど、
でもあの時のことを思い出して、懐かしい気分にもなっていた。

あの時はまだ、他のパートナー候補のみなさんとお試しプレイをしている最中だった。
蔵人さんを選ぶかどうかもまったくわからなかった時。
とにかくドキドキのお試しプレイだったんだよなぁ。

でも、一発勝負のお試しプレイであんな酷いことするなんて、
蔵人さん、度胸あったよなぁ。

…なんてことをいろいろ考えて本当に懐かしい気分になった。

 

「蔵人さん、あの時からもう2年以上も経ってるんですからね。
葉月、関節とか骨とか弱くなってるんですからあんまり酷いことさせないでくださいよぉ」

「ふふ」

牽制してみても縛ってる手の動きは止まらない。(とほほ)


蔵人さんの声

両腕を、肘を突き出した形に固定され、
そのあと両足別々に腿と足首を縛られて脚を伸ばせない形にされてしまった。

縛り終えた時には仰向けだったけど、その形のまま体を下向きにひっくり返された。

 

うわ!イタタタタタ!

まずは体重が肘にかかる。
その時まだ下半身は正座をしているような形だったので膝に体重はかかっていない。

これで下半身を持ち上げたら体重の半分が肘にかかる。

 

無理無理無理っ!

絶対に無理っ!

 

その恐怖に怯えてる葉月の腰を蔵人さんは持ち上げて、
葉月は肘と膝だけて体重を支える四つん這いにされてしまった。

 

ううう…イタイイタイイタイ!

肘イタイ、膝イタイ、思うように身体を動かせない。
普通の四つん這いよりもずっとミジメな気持ちになる。
これだけでもう、泣きたい気分だ。


蔵人さんの声

蔵人さんは葉月の口にボールギャグをさせて、身体の自由だけでなく言葉も奪う。
そして葉月の首輪にリードをつけて、前から引っ張る。

 

「さぁお散歩です」

なんてことをサラッと言ってくる。

 

無理無理無理っ!
立ってるだけで限界ですからっ!

 

でも蔵人さんはリードをさらに強く引いてくる。
この体勢でリードをさらに引かれたら葉月は顔から倒れてしまう。
前に進まざるを得ない状況に追い込まれる。

 

 

葉月は痛いことはわかっていながらも前足(肘)を恐る恐る一歩出す。

痛い。

続けて反対側の前足(肘)も前に出す。

痛い。

前足に合わせて後ろ足(膝)も前に進める。

痛い痛い!

 

床にあてる角度によっては関節を痛めてしまいそうだったので、
慎重に一歩一歩、ゆっくり前に進む。

蔵人さんがどんな顔をしてるのか見たかったけれど、
四つん這いの状態でいることが限界で、顔をあげることはできなかった。

 

 

 

 

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