バリ風ホテル4

 

 

この後は記憶が断片的にしか残ってないんだけど、ベッドの上で改めてお口の練習の後、
横たわっている蔵人さんの上に乗るように言われたんだと思う。
騎乗位になって…、葉月はまた泣いた。

 

どうしてだかわからないんだけど、気持ちよ過ぎて涙が出てくる。
騎乗位だと何かの回路が作動しちゃうらしく、
おまんこの気持ちいいのが下から上にあがってくる感じがして、
それが涙になってどどっと溢れてくる。

 

「ダメです、蔵人さん…泣いちゃってこれ以上動けません!」

「どうして泣いちゃうんですか…(とほほ)」

「なんでだかわからないんですけど、気持ちよくて感動しちゃう、みたいな感じなのと…」

「と?」

「あと、蔵人さんが見えちゃうのがダメみたいです」

 

正常位とかだと接近してるので蔵人さんの全体像は見えないけど、
騎乗位だと体が少し離れてるから蔵人さんの上半身とかお顔が引いたところから視界に入ってきちゃう。
そうするとなんかもうダメなんだ。
なんでかわからないけど涙が出てきちゃう。

蔵人さんを見ると…
好きで好きで泣けてくる。
喫茶店でお話ししてる時と同じくらいの距離感なのに
今は下半身が繋がっている。
その事実と見えている光景を、頭がうまく処理できないのかも知れない。

でもその後、葉月がそんなことを言ったから、後ろ向きの騎乗位にもなってみたんだけど、
それでも泣いちゃったからあまり関係ないのかも知れないんだけど。

 

なんでこんなに気持ちいいんだろう、騎乗位…。
苦手だったはずなのに。

この時の気持ちよさは数日後に「よみがえり現象」となって葉月をハァハァさせることになる。
それほど気持ちよかったってことだ。

 

正常位でもしてもらって、
その時に葉月はしてもらいながらこう呟いている。

「蔵人さんはオヤヂなのに、どうしてこんなに速く腰を動かせるんですか?」

発言が、もう完全に普通の状態ではなくなってる葉月。


蔵人さんの声

こんなに気持ちよくしてもらって、何度も何度も気持ちよくしてもらってるのに、
ベッドにぐったり横たわっている時に蔵人さんに乳首を弄られたりしてると
またしたくなってくる…。

「あぁ、蔵人さん…ダメなの。またしてもらいたくなっちゃうの…」

体はもうヨレヨレなのに、どうしてこんなに貪欲なんだろう。
蔵人さんが側にいるだけで、
指先でちょっと触られてるだけで、
どうしてこんなに体の芯が熱くなっちゃうんだろう。

気持ちよくなれないことがコンプレックスだったのはつい最近のことなのに。

 

この日もお口にもらえて、もう仕度をしなくちゃいけない時間になっていた。
この後、ジェノさんとのお約束がある。
初めてお目にかかる方だから、
いつものようにヨレヨレの顔で「家に帰るだけ」ってわけにはいかない。
ちゃんと身支度もしなくちゃ。

わかっているんだけど、なかなかベッドからおりられない。

 

「あと2分したら起きます」

って、蔵人さんに何度も言いながら蔵人さんから離れられなかった。

 

「今日はヒドイことされたかったのに、結局あんまりヒドイことされませんでしたね」

「ふふ、そうでしたね」

こうして振り返ってみると結構ヒドイことされてるのに
終わった時には気持ちよくしてもらったことしか覚えてない。

 

 

葉月にとって「一番ヒドイこと」は、この後やってきた。

おまんこはヨレヨレ、脚も腰も腕もヨレヨレ、全身ヨレヨレ状態で
ジェノさんとの待ち合わせのお店までの道を早足で歩かなければならなかったこと。
キャスター付きのはずのお道具バッグが、
「キャスター、壊れちゃってるんじゃないの?」
って思うほどに重い。

 

蔵人さんはいつも通りにシャキッとして、いつも通りにちょっと早足で歩いてるだけなんだけど、
葉月はそれについていくのがやっと。

今日された、どんな辛いことよりもこの時が辛かった。
もうダメ、歩けませんって、何度立ち止まろうと思ったか…。

蔵人さんは何度か振り向いて葉月に「大丈夫ですか?」って気をかけてくれたんだけど、
その度に葉月は
「もうダメです…(涙目)」
って答えてた。
でも、ギリギリまでベッドから降りられなかったのは葉月だから自業自得。
ジェノさんをお待たせするわけにはいかない。

 

蔵人さんとは同じ場所で同じ時間を過ごしていたのに、葉月だけがこんなヨレヨレ。
蔵人さんはいつも通りの余裕。
このギャップが…葉月は好きだ。

葉月だけがヘロヘロ。

葉月だけがヨレヨレ。

蔵人さんがチョチョイってかまってくれると、葉月は簡単にこんなヨレヨレにされちゃう。
このミジメさが葉月は本当に好きなんだ。

 

 

頑張った甲斐があってジェノさんよりも先にお店に到着できたんだけど、
葉月は汗だくで、しかも全身ヨレヨレ。
放心状態に近かった。
あの時は本当に辛かった。


蔵人さんの声

それからしばらくしてジェノさん登場。
楽しかった会合の様子は当時の日記をご覧ください。

 

 

 

 

 

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