宴の後(うたげのあと)2007【7】

 

 

「葉月さんのお尻の中で出してもいい?」

っていうようなことを啓太さんが言った。

 

あ、お尻にもらえるんだ。
嬉しい!って思った。

だって、葉月ばっかりこんなに気持ちよくしてもらって、
啓太さんを疲れさせるだけだったら申し訳ないもの。

葉月が「お尻にください」って息も絶え絶えにお願いして、啓太さんの動きがさらに激しくなった。

 

あああああああああ!!!!

 

この日1番の強力な電流が全身を駆け巡った。
本当に、足の爪から髪の毛の先まで、すべてに電流が走ったような感じ。

「イク」とか「イカない」とかじゃなくて、 大津波みたいな快感の渦にどわっと飲み込まれて、
啓太さんの身体が葉月から離れた後、その渦が静かに引いていった…というように感じた。

 

啓太さんが離れた後も、葉月の全身はビリビリしたままで、震えが止らなかった。

なんだか…凄かった。
本当に、全身に電流を流されて、そのショックで動けなくなってるみたいに震えが止らない。

 

蔵人さんが何かを確認するように、葉月の肩だったか背中だったかを、サラッと撫でた。
ビクッとして、まるで蔵人さんの手の平にも電流が流れているみたいに感じた。
何度か撫でられたんだけど、その度に葉月はビクンビクンとなってしまう。
呼吸が乱れて身体がブルブルする状態がしばらく続いていた。

 

 

意識が少し戻ってきて、ベッドの縁に腰掛けてる啓太さんを見て、

「啓太さん。おちんちんにうんちついてない?」

って聞いたような気がする。

「ついてないよ、ほら」

って言って、おちんちんを見せてくれた。(笑)

 

蔵人さんの方を見ると、穏やかな顔でにっこり笑ってた。
何か言わなくちゃと思って、

「啓太さんに…お尻で気持ちよくしてもらいました…」

って、蔵人さんの顔を見ながら報告した。
報告も何も、蔵人さんも目の前で見てたんだからわかってるって。(笑)
でもなんだか言わずにいられなかった。

 

だんだん意識がしっかりしてくると、猛烈に恥ずかしくなってくる。

葉月、叫んでたよねぇ?
叫んでたよねぇ?
叫んでましたよねぇ?

あんなに気持ちよかったんだから、きっとヒドイ顔して叫んでたんだろうなぁ。
それを蔵人さんに真っ正面から見られてたんだ。

うひぃ〜〜!!!!
マジで急に恥ずかしくなってきた。

 

「蔵人さん、シャワー浴びてきていいですか?」

この場からとにかく離れたくてそんなことを口にした。
お尻のあたりがデロデロで、気持ち悪かったこともある。

そしたら蔵人さんは、

「ダメです。啓太さんが先です」

ってキッパリ。

あ、そうか。
そうですよね。
葉月のお尻に入れてくれたんですもんね。

そうでした。
葉月、自分のことしか考えてなくて恥ずかしいです。

「ごめんなさい。啓太さん、お先にどうぞ」

 

啓太さんがシャワーを浴びている間、蔵人さんは椅子に座って葉月におちんちんを舐めさせていた。

あぁ、そうだ。
蔵人さんはまだ気持ちよくなってないんだから、
葉月が先にシャワー浴びてスッキリしようなんて、とんでもないことだった。

ダメだなぁ、葉月。
ホント、自分のことしか考えてないじゃん。

蔵人さんと啓太さんが2人がかりで葉月のことをこんなに気持ちよくしてくれたのに、
お礼するっていう気持ちが全然ないじゃん。

こういう基本の基本の基本の大事なことを、ちゃんと教えてもらえてよかったと思った。
蔵人さんが、葉月に先にシャワーを浴びさせるような、
ただの「甘い男」じゃなくて本当によかった。

 

奉仕っていうのは命令されてするものじゃないって、前に蔵人さんから教えてもらったことがある。
相手の人に気持ちよくなってもらいたい、気持ちよくしてもらったからお礼したい、
そういう気持ちがあれば自然に行為になるものなんだと。

葉月は今夜、蔵人さんと啓太さんのお陰で、本当に気持ちよくしてもらえました。
ありがとうございました。

そんな気持ちを込めながら、
葉月は啓太さんがシャワーから出てくるまで、蔵人さんに「お礼」をしていたのだった。

 

 

全員がシャワーを浴びて、時間は午前4時頃だったんじゃないかと思う。
さすがに寝ようってことになった。

ツインのお部屋だったのでベッドは2つ。
蔵人さんと啓太さんにそれぞれゆっくり寝てもらいたくて、

「葉月はこの真ん中の床で寝ますから」

って、本気で言っていた。
(いつも床で寝たがる女。笑)

でもさすがにそれは男性陣に許してもらえず、葉月がどこで寝るかって話になった。

 

「3通りの寝方があるんですよ。1つは葉月さんと啓太さん」

って蔵人さんが話し始めた。

「はい」

「それから葉月さんと僕」

「はい。で、もうひとつは?」

「啓太さんと僕」

「あはははは。それで葉月はゆっくり1人で寝られるんですね?」

 

蔵人さんは左のベッド、啓太さんは右のベッドにいた。

「どうしますか?どっちでもいいんですよ」

と蔵人さん。

「葉月さん、こっち来る?一緒に寝る?(笑)」

って啓太さん。

 

うわーうわーうわー!!!
この選択は難しい。
どっちとも寝たい!

でも、でもでもでも。
でもでもでもでもでも…!

 

「啓太さん…」

葉月は啓太さんの方を向いて先に啓太さんに言った。

「ごめんなさい。葉月は蔵人さんと寝ます」

 

蔵人さんのことも啓太さんのことも好きだけど、
こういう「どちらかを選ぶ」とか「優先順位をつける」とかってことをするのは初めてだった。
この時葉月が蔵人さんと寝ることを選んだのは
葉月が蔵人さんを選んでも啓太さんは納得してくれるだろうって思ったからだった。
それと、蔵人さんにクンクンしたかったから。

 

そして葉月は左のベッドに潜り込んだ。
すぐに蔵人さんの脇の下の、自分の定位置についたんだけど、

あれ?
クンクンしたけど、全然いいニオイがしない!

 

「蔵人さん!まさかお風呂に置いておいた、葉月の石けん使わなかったでしょうね?」

「使いました」

「ダメですよー!あれはクンニ会のために買った、ニオイ消しの石けんなんですから!」

「ダメなんですか?」

ダメです!!!
あーもったいない!無臭になっちゃってるじゃないですかぁ!(怒)」

「ふふ。すみません」

 

そんな話を少しして、蔵人さんも葉月も、たぶん啓太さんも、
すぐに眠りについてしまった。

 

葉月の長くて濃い一日が終わった。

 

 

 

 

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