宴の後(うたげのあと)2007【2】

 

 

お部屋に戻って蔵人さんと一息ついて、
そのうちに蔵人さんのタバコが少ししかないことが判明したので、
「あ、それじゃ買ってきますね」って葉月が部屋を出ている間に、
そのお客様はもう到着していた。

 

お客様は啓太さん。
啓太さんと葉月は、裏葉月を通して数年前に知り合った。
裏葉月飲み会などのオフ会には一切参加しないで水面下で(笑)お付き合いさせてもらっていた友達だ。
そして最近になって葉月は、蔵人さん公認で何度か啓太さんに遊んでもらっている。
蔵人さんと啓太さんも面識があるので、3人はお互いに初対面じゃない。

 

啓太さんは葉月より、なんと10歳も年下。
最初は啓太さんの当時の彼女さんとの関係なんかのことで葉月の方が相談を受けたりしていた。

10歳も年下男なんて、葉月にとってはまったくの「圏外」で、
弟って感じでずっと接してきた。
たぶん啓太さんの方も葉月をそういう対象とは思っていなかったはずだ。
だけど、1年半前くらいにエッチする機会があって、
その時から葉月は啓太さんを「弟」と思えなくなった。


啓太さんの声

1度目の時はエッチしたのはなりゆきだったんだけど、
それから1年経った今年の夏、
今度はちゃんと蔵人さんに言って、啓太さんに1日遊んでもらった。
蔵人さんは元々、葉月が他の人とエッチすることを禁止してないし、
いろいろな経験をするのはいいことだって言ってくれているので、
葉月も伸び伸びと遊ばせてもらった。
暑い夏の日で、二人で一日中汗だくになってエッチしてた。
凄く楽しかった。

 

エッチをするようになって、
葉月は10歳も年下の啓太さんのことを、「男として」好きになってしまった。
啓太さんも、本気ではないと思うけど、葉月のことを気に入ってくれて、
「また会おうね」って言ってくれてた。
葉月はそれが嬉しくて、

「とても気持ちよくしてもらえたし、啓太さんにも楽しんでもらえたみたいですぅ♪」

って蔵人さんに浮かれた報告をしたりしてたし、蔵人さんもそのことを喜んでくれていた。

この辺のところは、なかなか理解されない部分だと思うんだけど、
いろいろある気持ちの中でひとつだけここに書くとすれば、
ダメダメコンプレックスの葉月は、
男の人に愛されることが自信に繋がってコンプレックスが解消されるということ。
その事実を蔵人さんが認めてくれてるっていうことだろうか。

 

少し話は変わるけど、
葉月がクンニ会の開催を承諾する墓穴を掘ってしまった時(保護者ルームの「熱弁」参照)、
蔵人さんが

「クンニ会と、さっき話してた○○○と○○○○の3つ、僕『やりたい』ですから♪」

って言ってたことの○○○は、「3P」だった。

葉月はあの時から3Pを承諾していたってことなんだけど、
「いつ、だれと」っていう具体的なことまでは決まっていなかった。
蔵人さんはその時から冗談で「啓太さんでもいいですよ」っていうようなことを言ってはいたけれど。

 

今回、蔵人さんとお泊まりできることになって、啓太さんを呼ぶということは、
葉月の方から言い出した。
蔵人さんが3Pをしたがってるっていうことはわかっている。
葉月は蔵人さんに喜んでもらえるなら何でもしたいって思うし、
お泊まりできる機会なんて滅多にないんだから、この日を逃したらいつになるかわからない。


蔵人さんの声

それから、これからも時々遊んでもらうことになるだろう啓太さんを、
蔵人さんにちゃんと紹介したかったってこともある。

二人は挨拶はしたことがあるけれど、それは本当に顔合わせだけ。
「こういう人とこういう感じで遊んでもらってます」ってことを蔵人さんにわかってもらうには、
一緒に遊んでもらうのが一番だっていう、そういう気持ちがあった。
そうすれば蔵人さんは今よりもっと安心してくれるだろうっていう気がした。

そんな経緯があって、葉月が「啓太さんを呼んでもいいですか?」って言い出したのだった。
啓太さんに電話でそのことを伝えると、快諾してくれた。
飲み会の後の、その時になってみないとハッキリと時間がわからない夜中の時間に、
お泊りのホテルに啓太さんが来てくれることになった。

 

こうして、提案したのも実際に呼んだのも葉月なのに、
クンニ会と同様、お膳立てを全部自分でしちゃって、後になってからコトの重大さに気付く葉月。

うわー、よく考えてみたら、葉月生まれて初めての3Pじゃん!
3Pって何するの?
下のお口と上のお口に同時におちんちん入れられちゃったりするんだよね?

そそそそれよりも、啓太さんとエッチしてるところを蔵人さんが見てたり、
蔵人さんとエッチしてるところを啓太さんが見てたりするんだよね?


蔵人さんの声

うひゃぁ〜〜!!!!
よく考えなくてもそれは大変なことかも!

3Pっていうのは普通は、
カップルさんが知らない人を呼んできて3人で遊ぶっていうものなんじゃないの?
今回葉月がやろうとしてることは、どっちも葉月が好きな人!
知らない人を呼ぶよりも、
すでにエッチもしてもらってる大好きな啓太さんに来てもらった方が気楽だしって思って言い出しちゃったけど、
もしかしたらこれは、またまた墓穴を掘っちゃってるかも。

「啓太さんを呼びたい」って蔵人さんに言った時に、
蔵人さんがなんとなく嬉しそうにしてたのはこういうことだったのかなぁ。
単純に葉月が自分から3Pのことを言い出したのが嬉しかったのかなぁ。


蔵人さんの声

深く考えないようにしようと思った。
クンニ会だって飲み会だってあるんだし、考えることは他にも山ほどあった。
そもそも3Pってものが初めてなんだし、普通と比べてどうっていう前に普通のことじゃないんだし、
「楽しそう♪」ってことだけ考えてればいいやって思うようにした。
あとは蔵人さんがなんとかしてくれるだろう。


啓太さんの声

そんな気持ちで臨んでいたので、変な憂鬱感はまったくなかったんだけど、
タバコを買ってお部屋に戻った時、
ソファのところで蔵人さんと啓太さんが談笑しているのを見た時に初めて、

うわーうわー!
この2ショット、ヤバい!

って思った。

だって、惚れ込んでる男と惚れかかってる男が二人同時にここにいる!
しかも談笑している!

しかもしかも、これから二人がかりで葉月は「される」んだー!
何を「される」のかよくわらないけど。

 

葉月は自分で呼んでおきながら、啓太さんを見て大緊張。
啓太さんの方は緊張してる様子もなく、なんか蔵人さんとは話が合ってる感じ。
二人で仲良く話をしてる。
啓太さんはずっと年下なのに、敬語は使いながらも蔵人さんと対等に話してる。
蔵人さんも、啓太さんとお話しながらなんだか楽しそう。


啓太さんの声

あぁ、よかったって思った。

葉月が他の人とエッチすることは構わないって言われていても、
「なんだ、こんな男かよ?」みたいに思われたら悲しいし、
「啓太さんだったら安心だよ」って言われたいし、思われたいもん。
そのために今日は来てもらったってこともある。

あー、なんだか親に彼氏を紹介してるみたいだ。
でも同時に弟に彼氏を紹介してるって気分でもある。
蔵人さんも啓太さんも、少しお話ししてみてお互いのことをどう思ったんだろう?


蔵人さんの声


啓太さんの声

複雑!
  超複雑!!!
しかも葉月は今からその「親」と「弟」にいろいろされちゃうんだーー!!!

 

二人の男は和やかに談笑し、葉月も笑顔でその横に加わったものの、
頭の中は超パニック。
今日は人生最大のイベント「クンニ会」を体験させてもらって、
年に一度の裏葉月飲み会もやって、 それだけでも充分「濃い」日なのに、
これから人生初めての3Pが始まる…。

なんて濃いんだろ。
凄いな、葉月。

 

ドキドキとワクワクが頭の中で交差する。
今夜は長い夜になりそうだ。

 

 

 

 

 

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