宴の後(うたげのあと)5

 

 


葉月がうずくまったまま動けなくなってると、蔵人さんは葉月の背中をサーッと撫でた。

 

「うわぁ〜っ!」

 

って叫んじゃうほど、全身に快感が回った。

蔵人さんは次に腿のあたりをスルッと撫でた。

 

「あああ〜〜、ダメですダメです!気持ちいいです!」

 

ちょっと触られただけで全身がビクビクしてしまう。

この「ビクビク余韻」が葉月は好きだ。
本当〜〜に好きだ。

完全に「蔵人さんのモノ」になったような気がする。
全身が蔵人さんの支配下に置かれてるような気分になる。

蔵人さんの指一本でのたうちまわる自分が、ミジメで堪らなく気持ちいい。

 

 

蔵人さんはベッドに横になっていた。
毎度のことなんだけど、こうなっていつも葉月は

葉月だけ気持ちよくなっちゃって、申し訳ないなぁ

って思う。

相手のことばかり気にして自分が気持ちよくなれなくて苦しんでいた時代がある葉月は
「自分が気持ちよくなることが相手への一番のお返し」
だということをつい最近になってわかってきてる。
それはわかっているんだけど、
「してもらう」だけではあまりにも申し訳なさすぎ。

 

葉月はどうせヘタだけど、少しでも蔵人さんに気持ちよくなってもらいたいなぁと思って、
うずくまってた体を起こして蔵人さんのおちんちんに口をつけた。

「今度こそ!蔵人さんに気持ちよくなってもらうんだ!」

って、やる気だけは満々の挑戦だった。

 

ベッドに縦に横たわっている蔵人さんと直角になるように葉月は位置していたので、
蔵人さんの手はちょうど葉月の下半身のあたりにあって、
蔵人さんは葉月のクリを触ってくれていた。

全身の余韻がまだ残っている葉月は、
蔵人さんにそんなところを触られてまた気持ちよくなってきた。

 

あ、あ、あ!
ダメですってば。
特に今日はダメなんですってば。
なんだか凄く感じやすくなってるんですってば。
それに蔵人さん、前回の「鍛える」触り方と違って今日はずいぶん気持ちよく触ってくれるじゃないですか〜!
(やればそういう風にもできるんじゃないですかぁ!)
今は蔵人さんに気持ちよくなってもらうための時間なんだからそういうことしちゃダメですってば!
あ、あ、あ、そんな風にされたらまた気持ちよくなっちゃうじゃないですか。
あーあーあーダメダメダメ。
あふぅ〜〜、あ〜もうダメ〜〜、
気持ちよすぎ…

 

「あ、あ、あふぅ〜〜っ」

 

結局葉月は蔵人さんのおちんちんから口を離し、
自分はのけ反って蔵人さんの指でイかされてしまった…。
そしてぐったり…。

うううう〜〜〜、アタシってなんてダメな女。
相手のことより自分の快楽を優先してしまう女。
あまりにも申し訳なくて情けなくて恥ずかしくて、
いたたまれなくなった葉月はベッドから転がり落ちるように床に逃げ出した。

 

床から顔半分だけベッドの上に出して蔵人さんの方を見て

「蔵人さん、ごめんなさい」

って謝った。

 

「どうしたんですか?」

って蔵人さんが聞いた。

 

「葉月は自分の快楽優先の自己中女です」

「いいんですよ」

 

「今日はなんだかどこを触られても気持ちよくて我慢できなかったんです…」

「よかったじゃないですか(笑)」


蔵人さんの声

「ごめんなさい、蔵人さん。こんな葉月は蔵人さんと一緒に寝る資格はありません。床で寝ます」

そう言って葉月は本当に床に横になってバスローブを体にかけて寝る振りをした。
(いえ、この時は本当に申し訳ない気持ちで床に寝るつもりだったんですけどね。)

 

「何やってんですか。そんなところで寝てたら僕、嫌ですよ(とほほ)」

「いいんです。ダメ葉月はここで寝かせてください」

「いいから早くこっちにいらっしゃい」

蔵人さんが毛布の端をあげてくれた。

「・・・・・・・」

 

 

葉月はその気持ちよさそうなスペースの誘惑に勝てなくて、
するりと蔵人さんの隣に潜り込んだ。

 

 

 

 

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