宴の後(うたげのあと)3

 

 

蔵人さんが立ち上がって、お道具バッグの方に行った。
葉月はソファのところでヘタレたままじっとしていた。

 

「あれ?トゲトゲバイブはないんですか?」

って、バッグをゴソゴソやってる蔵人さんが葉月に聞いてきた。

 

「入ってないですか?それじゃ置いてきちゃったかも」

大き過ぎると蔵人さんに呆れられた葉月のお道具バッグ(キャスター付)は、
もうすでにお道具でいっぱいになっていて、
葉月の持っているお道具は全部入らない。
特に指示がなければ葉月がなんとなくその日の気分で間引きして持ってくるんだけど、
今日はたまたまトゲトゲバイブは入れてなかったかも。

 

「ごめんなさい。なかったらないです」

あたり前だけど変な返答をする葉月。

 

「いや、いいですよ」

って蔵人さんは言って、お道具を物色してるみたいだ。

 

その時ちょっと悪戯心が芽生えて、
蔵人さんがいない間に葉月はソファの横に小さくなって隠れてみたりした。
薄暗いし、戻ってきた蔵人さんは葉月がいなくなっていてビックリするだろう。
(ふっふっふ。ヘロヘロにされたお返し♪)

でも、戻ってきた蔵人さんはすぐに

「何やってるんですか?」

って、怪訝そうにソファの横に潜ってる葉月に声を掛けてきた。

 

「あれ?隠れてたつもりだったんですけど。いなくなってたらビックリするかなぁと思って」

「しっかり見えてますよ」

「あ、そそそそうでしたか?あはははは」

…やらなきゃよかった。

 

 

「それじゃ、これに跨がってください」

蔵人さんが持ってきたのはピンクのタダバイブ。
このバイブ、タダでもらった物のくせに大活躍である。

「跨ぐんですか?入れるってことですか?」

「そう♪」

 

前回もディルド騎乗位はさせられたけど、
ディルドには吸盤がついているので床にしっかり固定できる。
でもバイブは固定はできない。
おまんこに挿入して、そのまま床に押し付けるようにしていないと抜けてしまう。

 

挿入して、蔵人さんがクリバイブの位置を調整してくれて、スイッチを入れた。

あ、あ、あ、あ、あ!

バイブをマトモにバイブとして使ったのはちょっと久しぶりだったかも知れない。
前回はディルドと電動マッサージ器だったのでバイブは使わなかったし、
その前のことは覚えてないけど、このバイブはお尻に入れることもあるもんなぁ。
うん、バイブを正規の使い方で使ったのは久しぶりだ。

クリバイブもきっちりと充てられている。
すでに乳首攻撃でヘロヘロになっている葉月には、
このバイブの刺激はちょっとヤバイくらいに気持ちいい。

 

葉月はバイブを挿入して床にしゃがんだ格好のまま、
ソファに座っている蔵人さんのおちんちんでお口の練習。

お口は散々ダメ出しされてるからなぁ。
前回の保護者ルームではコメントにまで書かれちゃったし。(とほほ)

 

え〜っと…何て書かれたんだっけ?
単調にならないようにするんだったな。
それから、え〜っと…。

 

コメントや今まで言われたこととかをいろいろ思い出しながら頑張ろうとするんだけど、
股間のバイブも気をつけてないと倒れて抜けちゃいそうだし、
それに首を前後に動かそうとすると体も動いてしまって
その動きがバイブに伝わっておまんこが気持ちよくなっちゃう。

 

なんだよなんだよ?どっちかに集中させて欲しいよ。
練習なら練習、バイブならバイブ。

 

前の時は「お口は要練習」とかっていろいろポイントを書かれたし、
その前の時には確か、「余計なことは考えないで与えられた快感を受け入れろ」とかなんとか、
そういうことを書いてたぞ。

要求が高度すぎるんですよ〜〜。
葉月は2個以上のことを同時に考えられない単純構造の女なんですよぉ。

こんなに気持ちよくなっちゃったら練習どころじゃないよぉ。

 

葉月は「おまんこよりもお口優先」と決めた。
時々ぐぐっと来るおまんこの快感と必死に闘いながらお口に集中しようと頑張ってたんだけど、
蔵人さんからは「いい」とも「ダメ」とも言われない。

 

とほほほ、やっぱダメなのかぁ。
何か言ってくれないとどうすればいいのかわからないよぉ。
それに、何か指示してくれないとおまんこの方に意識を引っ張られちゃうんですよぉ。

蔵人さんに気持ちよくなってもらいたい。
だけど、「ただ頑張るだけ」じゃ満足してもらえない。
やればやるほど劣等感みたいなものが強くなってくるような気がする。

 

葉月は一旦お口を離して、蔵人さんを見上げて

「ダメですか?」

っておそるおそる聞いてみた。
変なダメダメ意識を断ち切りたかったからだ。

 

暗くて蔵人さんの表情はよくわからなかった。
蔵人さんは何も言わないで葉月を立ち上がらせ(その時バイブは抜けた)、
後ろ向きに蔵人さんの上に座らせた。
たった今まで葉月のお口に入っていたものが、今度はおまんこの中に入ってきた…。


蔵人さんの声

え?
あ、あ、はうぅ〜〜!

 

ダメだったから打ち切りだったのかな?
それとも上手にできたからご褒美なのかな?

ご褒美のはずないよなぁ。

あーあ、葉月はいつまで経っても蔵人さんに気持ちよくなってもらえない劣等生だなぁ。


蔵人さんの声

そんなことを考えていたので、
せっかく蔵人さんが挿れてくれたのになんだか悲しい気分だった。(もったいない)

でもその後、蔵人さんは繋がったまま葉月を立たせて、
窓の方に移動(と言っても2〜3歩だけど)して、
葉月は窓ガラスに手をついた。

 

蔵人さんが動き始めた。

 

あっ、あっ、はぅ、はぅ…

 

夜景が綺麗だった。

葉月の視界には夜景しかなかった。

「空中でしてもらってるみたいだ」

って思った。

 

窓の外に広がるたくさんのネオンや明かりのひとつひとつが全部、
葉月を見ているような気がした。
それが恥ずかしいんじゃなくて、もっとみんなに見てもらいたいと思った。

 

葉月、こんなに素敵なところでこんなに「いいこと」してもらっちゃってるんだよ!

この人が私の大好きな蔵人さんだよ!

 

気持ちよくて、凄く気持ちよくて、
そのうえ蔵人さんは体を動かしながらも葉月のいろんなところを触ってくる。

 

ああっ…はうぅ〜…あぁぁぁぁ…!

 

そのうちに葉月は立っていられなくなって床に崩れ落ちてしまった。
その後、どうされたんだったかな?
よく覚えてない。

 

覚えてるのは葉月が床にうずくまっていて、蔵人さんが

「せっかく夜景を見ながらイかせてあげようと思ったのに…」

っていうようなことを後ろから言っていたこと。

 

だって…だって…、
なんだか今日は、いつもより気持ちよくなっちゃうんですよ…。

 

 

 

 

 

NEXT:宴の後(うたげのあと)4

オセロ的「保護者ルーム」INDEXに戻る

裏葉月メニューに戻る