真夜中のエッチ

 

 


蔵人さんは泣いてる葉月をベッドに寝かせて、普通に前から挿入してくれた。

この時まだ葉月が泣いてたかどうかは覚えてないけど、泣くほどに気持ちいい状態はまだ持続していて、
「普通」なのに…特別なことは何もしていないのに…
どちらかと言うと激しくはなく静かな方だったと思うのに…
凄く、とても、葉月は感じた。

 

体内に蔵人さんを感じることが嬉しい。
こんなに気持ちよくしてもらえてることが嬉しい。
今ここでこうして繋がっているのが他の男性じゃなくて蔵人さんで、
他の女じゃなくて葉月だってことが嬉しい。
嬉しい嬉しい嬉しい!

 

暗闇の中で、ベッドのきしむ音と、葉月の押し殺した喘ぎ声だけが響いていた。
このままずっと、この気持ちいい時間が続けばいいとも思ったし、
こんな時間がずっと続いたらきっと気が狂うとも思った。
それくらい気持ちいい、幸せな時間だった。

 

 

蔵人さんの動きが少し速くなって、
それまでも充分気持ちいいと思ってたのに、さらに大きな快感の波がやってきた。

 

あ、あ、ぁ、ぁ…ハァ…ハァ…、ハァ…

 

前のデートでおまんこでイケた時の感じと同じだった。
本当の本当に気持ちよくなってくると葉月は声が出なくなる。
声にならないような細い息になって、体も硬直したように動けなくなる。
前の時はこの後、おまんこの奥がキュ〜〜ンとなったんだった。

 

あ、またイケるかも?

って、葉月は心の中で思っちゃった。
それがいけなかった。

 

イクってことを意識するとイケなくなるのは長年の経験からわかっていることなのに、
またやっちゃった。
イケそうだったのにイケなかった。

 

葉月はイケなかったんだけど、
葉月がイケなかったのとほぼ同時に、蔵人さんがイってくれた。
その証を葉月の体にかけてくれたのを、目では見えなかったけど葉月は体で感じた。

 

えっ…?

 

蔵人さんにかけてもらったのは、初めてだった。
ビックリしたし、それは葉月にとってものすご〜〜〜く嬉しいことだった。

 

「葉月さんは?」
って、すぐに蔵人さんは葉月がイケたかどうかを聞いてくれた。

あぁ、さすが蔵人さんだ。
最後の葉月の反応が、前のイケた時と同じだったから、
イケそうだったってことはちゃんとわかってくれてるんだ。

ちょっと申し訳ない気がした。
もうちょっとでイケそうだったんだけどな。
あれでイケてれば葉月の永遠の憧れ、
同時フィニッシュ
が実現できたのになぁ、なんて思ったけど、
でもその前の頭がおかしくなりそうなほど気持ちいいエッチは葉月にとっては初めてのことだったので
イケなかったことは残念だけど全然不満じゃなかった。


蔵人さんの声

本当に気持ちよかったので葉月はちょっと放心状態になっていた。
放心状態だったので、危ないところで蔵人さんに身体をティッシュで拭き取られるところだった。

 

「ななな何するんですかっ!」

 

本気で怒って蔵人さんのしようとしてることを遮った。
そんなもったいないことをするなんて、信じられないと思った。

葉月は自分のお腹や胸にかかっている蔵人さんの出してくれたものを指ですくって、
全部舐め取った。
すくい取れないのは最後に体に擦り込んだ。
蔵人さんはそんな葉月に呆れてるようだったけど。

 

「流すのもったいないからこのまま寝たいです」

「ガビガビになりますよ」

「そうかなぁ。もったいないなぁ」

本当にもったいないと思ってた。

 

「今日は蔵人君の負けです」

って蔵人さんは溜め息をつきながらちょっと悔しそうに呟いた。
何が「負け」なんだか。(くすくすくす)
葉月はいつもとっくに降参してるじゃないですか。

 

結局シャワーを浴びてしまった。
ベッドに戻って少し話をして、蔵人さんが手を繋いでくれて、
その後すぐに蔵人さんの寝息が聞こえ始めた。
その寝息を聞いて葉月は安心して、自分も眠ることにした。

手を繋いで寝る…そうか、これもお泊まりの醍醐味だな。
お泊まり初心者の葉月は知らないことが多いなぁ、なんて妙なことに感動して、
それからすぐに葉月も眠りについた。



 

 

 

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