暗闇の魔法

 

 

 

 

お部屋は真っ暗だった。

真っ暗なんだけど、足元灯だけは点いていたのか、
カーテン越しに外の夜景の光が少し入って来てたのかもしれないけど、
目が慣れると蔵人さんのお顔がなんとなく見える、そんな暗さだった。

 

葉月はこの時、「ここからが本当のお泊まりだな」なんてことを考えていた。
だって、時間を気にしなくていいなんていうのは気分的な問題で、
行為としては食事するのもエッチするのもいつもやってることだ。

だけどどこからが「お泊まり」なのかってことを考えれば、「朝まで一緒に寝る」ってことがあってこそ。
朝までカラオケルームで一緒にいるんじゃ「お泊まり」にはならない。
「寝る」って行為があって初めて「お泊まり」になる。

 

だから葉月は「わーい、お泊まりだお泊まりだ♪」って、
この時寝ることに改めてお泊まりの始まりを感じていた。
想像では、「寝ることになってもたぶん緊張して朝まで眠れないだろうな」って思っていたんだけど、
この時は前の日ほとんど寝ていなかったこともあるし、
エッチもしてもらって気持ちはとても充実していたので
「あぁ、これなら眠れるかも知れないな」って思っていた。

 

「蔵人さん、腕枕なんて朝までしてくれてたら腕が痺れちゃいますから楽なカッコで寝てください」

なんて言って、葉月は完全に「寝るモード」。

 

でも蔵人さんは葉月を寝かせてくれなかった。

「こういう時は下ははかないで来るものですよ」

って言いながら、着たばかりのパジャマのズボンを脱がしにかかる。

「え?寝るんじゃないですか?」

 

せっかくこの時のために買ってきたパジャマのズボンは、
ベッドの上で1分間くらいしか葉月の身についていなかった。
お泊まり慣れしていない葉月は

そそそ、そうだったのかぁ!そういうものなのかぁ!

って、お泊まりのマナーを蔵人さんに教えられた気がした。
(パジャマのズボンは脱いでからベッド。メモメモ…)


蔵人さんの声

この時の葉月はすっかり寝るつもりだったので、気持ちが無防備になっていた。
だから蔵人さんが葉月をちょっと触ってくれただけでいつも以上に感じてしまう。
「普通に」されているだけなのになんだか凄く気持ちいい。

 

「暗闇」という環境も、葉月がいつもと違う反応を見せた原因かも知れない。
考えてみれば葉月は、蔵人さんともそうだけど、
ここ数年、誰とエッチをするのでも明るいところでしかエッチしたことない。
暗いってことがこんなに興奮するんだってことを忘れてた!って、
自分でもビックリするくらいだった。

 

暗闇の中にぼんやりと蔵人さんのお顔が見える。
その蔵人さんがなんだか別人みたいにすっごくセクシーに見えて
(いえ、明るいところでも充分セクシーなんですけどね)、
後にこの時の蔵人さんを葉月は「暗闇蔵人くん」と命名したんだけど、
とにかくこの時の蔵人さんを見てるだけでじゅるじゅるのトロトロになってしまうくらい、
葉月は興奮した。


蔵人さんの声

蔵人さんが葉月に対して一生懸命頑張ってるって感じは全然しなかった。
片手で自分の頭を支えたまま、もう片方の手で
「手持ち無沙汰だからなんとなく動かしてるだけだよ」
っていうような感じで葉月のおまんこを触っている。


蔵人さんの声

寝ようと思ってたのに、全然そんな気なかったのに、
こんな『やる気なさそ〜』なされ方で葉月は感じちゃってる!
その状況がまた、葉月を痺れさせていた。

 

自分でも信じられないくらい急速に葉月はできあがってしまった。
数分後に蔵人さんが葉月の濡れ加減を確かめた時には今までにないくらいの大洪水になってしまっていた。

 

「蔵人さん…あの、あの…」

「どうしたんですか?」

「葉月はおかしくなりそうです。どうしちゃったんだろ?ハァハァ…」

 

助けを求めるように蔵人さんの顔を見たけれど、「暗闇蔵人くん」の表情を見て取ることはできなかった。

 

 

「あぁ〜〜ん、あぁ〜〜ん、あああああ〜〜……あ?」

いいところで蔵人さんの手が止まる。

「あぁ?」

葉月があれ?って思ったところでまた蔵人さんの手が動き出す。

 

「あぁぁぁ〜〜ん、あはぁぁ〜〜ん、あっあっ、ああああ〜〜……ああ?」

また止まる。

 

そんなことが繰り返されて葉月はとうとう

「どうして何度もいいところで止まっちゃうんですか?」

って不満を漏らす。

 

 

「焦らしてるんですけど…」

 

 

あ、そうか!ってその時初めて気づいた。
あまりにも気持ちよかったので蔵人さんのそんな思惑にも気づかないほど、葉月は没頭してた。
(反応悪くてすみません)

 

おまんこもお尻も気持ちよくなれるようにしてもらってるけれど、
クリはやっぱり王道だなってこの時思った。
それに、ローターの振動ではいくら頑張ってもこういう風にとろけるように気持ちよくはなれないんだ。

 

「暗闇蔵人くんのマジックフィンガー(しかもやる気なさそう)」
に葉月は完全ヘロヘロ状態にされてしまった。

ベッドに入ってからまだわずか数分しか経っていなかった。


蔵人さんの声

 

 

 

 

 

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