おまけ♪

 

 

 

蔵人さんが

「ちょっとのぼせちゃったみたいです」

って言って先に浴室から出て、
葉月は髪がぐちゃぐちゃになっちゃったので開き直ってシャンプーして後から出ると、
蔵人さんはなんだか調子悪そう。
ベッドの端に腰掛けて俯いてる。

 

「大丈夫ですか?」

「ちょっとフラフラします…」

「うっわー、大変!葉月がおねだりしちゃったからだー。お風呂のお湯、熱かったし」

「大丈夫ですよ」

「全然大丈夫そうじゃないですよ。まだ時間早いし、寝てください。そういう時は寝るのが一番!」

「でも…」

「寝・て・く・だ・さいっ!」

「…はい」


蔵人さんの声

ベッドに横になると蔵人さんはすぐに動かなくなって、眠ってしまった。
葉月はお風呂のお湯の温度が熱かったこととか、
その熱いお風呂に葉月のおねだりで蔵人さんを長い間浸けたままにしちゃったこととかを悔やんでいた。

疲れてるって言ってたもんなぁ。
今日も葉月だけが気持ちよくしてもらっちゃって申し訳なかったなぁ。
そんなことばかりを考えていた。

 

とにかく、時間ギリギリまで蔵人さんを寝かせてあげよう。
葉月はできるだけ音を立てないようにお道具の後片づけをして、
自分の身支度をした。
1度目を覚ました蔵人さんにもう1度寝てもらって(「寝かせた」とも言う)、
ただ時間が過ぎるのを待っていた。

 

蔵人さんが眠っている1時間半くらいの間、
葉月はずっと、少し離れたところの床に座っていた。
後になって蔵人さんは「つまらなかったでしょう」って申し訳なさそうなことを言っていたけど、
全然そんなことはなかった。

 

葉月はその時、「番犬」の気分だった。
ご主人様が休んでいる時に近くで見張りをする番犬。
いつもは弄ばれるだけのペットだけど、この時だけは大役を仰せつかったような、
ちょっぴり格上げになったような、
ちょっと嬉しいような気分だったんだ。

だって、蔵人さんがこんな無防備な姿を誰にでも見せるとは思えないもの。
蔵人さんの状態がそんなに悪いとは思えなかったので少し休めば元気になることはわかっていたし、
心配はしつつもこの同じ空間で同じ時を過ごせることに、
葉月は幸せを感じていたのだった。

 

そして、こっそり寝顔の写真も撮っちゃった。
本当に可愛い、素敵な寝顔で
(ちなみに、口開けて涎垂らしてるような寝顔ではありません。
いい男は寝顔も素敵なんだな、とちょっとビックリ)
その写真は葉月の宝物になったのだった。(むふふ♪)


蔵人さんの声

 

 

 

ダウンしててもちゃんとネクタイしてるもんなぁ。
憎たらしいけど、カッコいいんだよなぁ…。

 

 

 

 

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