新しいお道具

 

 

日記にも書いたように、この日の前日に不正出血があって、葉月は凹んでいた。

前のデートは生理中で、
それでもお風呂でブラディ・エッチをしてもらったりして気持ちよくしてもらえたんだけど、
でも生理だとできないことってある。

さすがにあのトゲトゲバイブは使う気にならないし、エッチもベッドの上では気になって楽しめない。
今回のデートは1週間前に生理はちゃんと終わってるし、
タイミングとしては一番安心できる時、のはずだった。

なのに前日の夜に突然の出血…。
あ〜んなこととかこ〜んなこととか、うひぃ〜〜なこととかもしてもらいたかったのにぃ。
エロストッキングを購入して、言われてもいないのに自主的にノーパンで行こうか、なんて考えていたのに、

どうしてこうなっちゃうのよ〜〜〜!


蔵人さんの声

蔵人さんが血を気にしない人だってことは知ってる。
だから葉月は生理でも蔵人さんとなら楽しめる。

でも、でも、さすがに2回続けては嫌だぁ〜〜!
綺麗なおまんこでエッチしたかったのにぃ。(涙)

 

そんな葉月の激落ち込みようを、蔵人さんは鼻で笑ってた。
いつもの通りに喫茶店で長々と蔵人さんと楽しいおしゃべりをしているうちに
落ち込んでいた葉月も前向きな気分になってきた。
凹んでいてもしかたない。
エッチするなら楽しんだ方がいい。

 

出血してるからって「それじゃ映画でも観ましょうか」とか
「ドライブでもしましょうか」とかってことを言わない蔵人さんがすっごく好き!
映画観て食事して、それは楽しい時間かも知れないけど、
そんなデートでは葉月が帰り道に淋しい思いをすることをちゃんと知ってる。

葉月の落ち込みは自分のガッカリと蔵人さんへの申し訳ない気持ちの合わさったものだったんだけど、
蔵人さんの「全然気にしない」態度は、葉月の落ち込みをゼロにはならないけど
半分以上軽減してくれるものだったんだ。
そしてその「全然気にしない態度」が、葉月のためにそう装ってくれているのではなく、
本当に気にしてない(笑)ってことと、
生理でもちゃんと楽しませることができるっていう自信から来ていることも
葉月はもうわかってる。

その引き出しの中身の多さと柔軟な対応。
蔵人さんのそういうところに葉月はとても安心できる。
会う時にいつも完璧な状態で会えるわけじゃないんだから。


蔵人さんの声

 

さて、前置きが長くなったけど、場面はホテルへ。
初めて入るホテル。清潔な感じのお部屋で、ベッドカバーもシーツも白っぽい。

「あぁ〜、このベッドじゃやっぱりエッチは無理だよなぁ」
なんて葉月は再確認してしまった。

でも気分は前向き♪
葉月は今日のこのデートのためにまたまた用意していたお道具がある。
そのことを蔵人さんも知っている。

 

「蔵人さん。今日の新しいお道具はコレでーす♪(じゃーん)」

葉月は本当は、毎度自分がいろんなお道具を持参することが恥ずかしいんだけど、
その恥ずかしさを隠すためにわざと元気に道具を蔵人さんに差し出した。

 

本日のお道具はこれ。
コンセントに差し込んで使う、家庭用の電動マッサージ器だ。

 

「これね、アダルトグッズじゃないんですよ!」

「これは充分アダルトグッズですよ(苦笑)」

「前に電池がイマイチで不完全燃焼だったし、蔵人さんからも今日は電池を忘れないようにって言われていたでしょ?
これならコンセントだから電池要らずです♪」

「この前のアルファで体験済みですしね」

「あははは〜、まぁそういうこともあるんですけどぉ」

 

蔵人さんがコンセントに差し込んでスイッチを入れて、感じを確かめてる。

「ふぅ〜ん、強と弱があるんですね」

「どうですか?強力?」

葉月は蔵人さんに一番初めに使ってもらいたくて家であえて動作確認はして来なかった。

 

「ほら」

「どれどれ…うっわ〜〜〜〜!!!すご!

振動部分を触らせてもらってビックリ!
なんたって、マッサージ器だからね。
コリをほぐすのが目的のものだからね。
ローターなんかのブルブル振動とは動きが全然違う!

 

「これって、強ですよね?」

「今のは弱ですよ。強はこれ」

「どれどれ…ひええええええ〜〜〜〜!!!

 

これはもはや「お道具」ではない。
「マシン」と言うべきだろうっていうドドドドドッって感じの強力振動。
こ、これはアルファにあったのよりも強力だ。
葉月、とんでもないものを買ってしまったかも。(とほほ)

 

「こっちに来て」
蔵人さんの甘くて優しい声が葉月をソファに誘う。
葉月はまだ、部屋に入ったばかりでスーツを着たままだ。
ソファに座って脚を開かされ、蔵人さんが葉月のおまんこにマッサージ器をあてる。

「うー、うううー、あぁ〜ん…」
葉月が思わず声をあげる。

と、その時、蔵人さんがお部屋に備え付けのカラオケ用マイクのスイッチを入れて、
マイクを葉月の口元に持ってきた。
「あはぁ〜ん!」という葉月の声が拡張されて部屋に流れる。
自分の喘ぎ声をマイクを通してライブで聞いたのは初めてだ。
自分の声だってことはもちろんわかっているけれど、ナマの声より何倍も恥ずかしい。


蔵人さんの声

 

「ひゃ〜、蔵人さん、やめてくださいよぉ!恥ずかしいじゃないですか!」

葉月は反発したけれど、蔵人さんはお構いなしに葉月の股間にマッサージ器攻撃。

「あうう〜」

声を出したくなくても声が出ちゃう。
そしてその声を蔵人さんにマイクで拾われる。

 

なんて人なんだろう。
なんてヤな奴なんだって思った。
悪趣味にもほどがある!
蔵人さんって、ほんっとにヤな奴だ!

 

葉月は絶対に声を出さないぞって心に決めたんだけど、
マッサージ器の威力には勝てず、
固く結んだ口からは何度か声が漏れてしまった。


蔵人さんの声

マイクから逃げたかったこともあるし、強すぎる快感から逃げたかったのかも知れない。
はじめはソファに座った状態だったのに、
葉月は横になったりひっくり返ったり、
いろいろ体勢を変えていた(ような記憶)。
どういう流れだったか覚えてないんだけど、ソファの肘掛けのところから下向きに上半身が床に落ちそうになって、
お尻を突き出したような状態になってる時があった。


蔵人さんの声

その時に蔵人さんが葉月の太ももをギュッと抓った。

 

あうっ♪

 

それが…その刺激がズ〜〜ンと来た!
蔵人さんに抓られたのは初めてだったんだけど、
葉月は気持ちよくなってる時に太ももを抓られると感じるっていうことは自分で知っていた。
でもそれを知ったのはもうずいぶん前のことで、葉月自身、その快感を忘れていた。

「抓る」というよりも、「肉を掴む」っていう感じのが気持ちいい。
鞭ほど痛くないし、鞭のように皮膚表面の痛みじゃなくて、
神経組織を丸ごと掴まれるような直接的な痛み。

ぎゅぅ〜〜って肉を掴まれると、その痛みが直接おまんこに伝わる。
「あぁ、そうそう、そうなの、葉月はこれが好きなの〜〜!」
って、心の中で叫んでた。

 

蔵人さんは腿の肉を多めに掴んだり、皮膚の部分を抓ったり、
いろいろ試して葉月の反応を見ているようだった。
皮膚を抓られた時は痛くて痛みが優先されてしまうけど、肉を掴まれると気持ちいい。

そして、マッサージ器と太もも抓り攻撃の刺激が合わさって、
葉月はもうなんだかわけのわからないうちに撃沈された、ような気がする。


蔵人さんの声

「どうでしたか?」
ソファでぐったりしている葉月に蔵人さんが聞いてきた。

いつもそうだ。
いつも蔵人さんは葉月がぐったりしてる時にこう聞いてくるんだ。
どうって、「見りゃわかるだろー!」って言いたくもなるんだけど、
あえてそれを葉月に「言葉」で言わせる。
葉月が自分の状態を口にすることが、蔵人さんへの降伏を認めることになるんだ。

 

「凄かったです…」

「そうですか」

「このマッサージ器」

蔵人さんへの精一杯の抵抗のつもりだった。

「ふふん、そうですか(笑)」

 

 

「蔵人さん…」

「はい」

「葉月、いいお道具買ったかも」

最近は外してばかりの葉月のお道具買い込みだったけど、
久々に凄いものを買ってしまったなって思った。
だけど、こんな凄いのがあたり前になっちゃったら大変だ。
普通のローターじゃ物足りなくて感じなくなっちゃうかも。
そのくらいの「ちょっとヤバイ感じ」を思いつつも、
葉月はぐったりしたままでその余韻を楽しんでいたのだった。

 

「あ、あと…」

「はい」

「太ももを抓られるのはすっごく感じます」

「前にBBSで書いてたでしょ」

「読んでたんですね」


「でも、表面を抓られるのは痛かったです〜」

「うん」

 

「蔵人さん。葉月は…」

「なんですか?」

「今日のデートが今終わりだったとしても、『ごちそうさま』って感じで大満足です」

「あはは。よかったですね」


蔵人さんの声

 

まだお部屋に入ってから何分も経ってないのにね。
服だって普通に着たままなのに、すでに葉月はヘロヘロ状態。

 

不正出血で凹んでいたことなんて、とっくにどこかに飛んでしまっていた。

 

 

 

 

 

 

NEXT: 変態メイド

オセロ的「保護者ルーム」INDEXに戻る

裏葉月メニューに戻る