次の課題

 

 

 

蔵人さんの不思議な実験の結果に、葉月はしばらくポカンとしていた。

テーブルのところで、蔵人さんはソファに座り、葉月は向かい合ったところの床に座って、
しばらく蔵人さんの種明かしのようなお話を聞いていた。

「そんなにビックリするような話でもないんですけどねぇ」
って蔵人さんは普通に言ってたけど、葉月にとっては大問題だ。
「痛いの熱いの大嫌い」っていうのが今までの葉月のキャッチフレーズみたいなものだったんだ。
それが痛いことで感じちゃったとなれば、今までの自分はなんだったんだってことになる。

だけど、体は正直だ。
さっきのローター、確かにローターだけの時よりも気持ちよかったもんなぁ。

 

 

そんな話をしている時も葉月のお尻にはアナルプラグが入れられたままだったんだけど、
葉月がちょっと体を動かした時にプラグが床に押し付けられてお尻に食い込むような感じになった。

あれ?

その刺激がなんだか気持ちよかったので今度は意識的にお尻を床に押し付けて同じ状態を再現してみた。

あ、やっぱり気持ちいい!

 

葉月が話の途中でなんだかもぞもぞしているので蔵人さんが

「どうしたんですか?」

って聞いてきた。

 

「蔵人さん、あのね...お尻が、アナルプラグがなんだか変な感じです...」

「気持ち悪い」とか「違和感」としか感じられなかったのに、さっきの竹ピンチの刺激があったからかなぁ?
関係ないのかも知れないけど、とにかくアナルプラグを床に押し付けるとお尻が気持ちいい。

「蔵人さん、お尻がなんだか、気持ちいいんです」

 


蔵人さんの声

蔵人さんはそんな葉月の様子を見て、

「それじゃこっちへきてください」

って言って、ベッドの上に葉月を導いた。

 

「どっちでも好きな方を向いて体を横にしてください」

葉月は確か左を下にしてベッドに横たわった。
蔵人さんは、葉月の脚をちょっと組ませるような形にして
「この体勢が一番力が抜けるんですよ」
というようなことを言っていた。
なんだかお医者さんみたいだなって思った。


蔵人さんの声

そんな体勢で、葉月は蔵人さんにアナルプラグをどうかされてたんだけど
どうされてたのか実はよくわからない。

自分では見えない部分のことだから全然わからないんだけど、
でもプラグを動かされる度に全身に鳥肌が立つくらい気持ちよくて、
葉月は未経験のその快感に身を任せていた、という感じだった。

そう、あのお風呂でのアナルマッサージの時に時々感じていた、ずっしり重いような快感、
あの快感が本格的にやってきた、っていうような状態だった。


蔵人さんの声

ここから先のことは見ていないということもあるし、記憶が飛んじゃってるということもあって、
レポート的なことはほとんど書けない。
ひとつ覚えているのは、お尻に入っていたはずのアナルプラグが、
いつの間にかディルドに変わっていたということだ。

いつ入れ替わったのか、全然気がつかなかった。
でもある時点で、プラグではありえない「出し入れ感」に気付いた葉月は、
「今お尻に入ってるのは何ですか?」って蔵人さんに聞いていた。

「ディルドですよ、黒いの」

って蔵人さんが答えたので葉月はまたそこで驚いた。

えっ、え〜〜〜?
あんなのが入ってるんだ!
いつの間に???

でもそう言われてみれば、プラグにしてはずいぶん奥の方まであたってる感じがする。
教えてもらって納得したけれど、でもそれまでの葉月はお尻での快感を受け入れるのが精一杯で、
「何でどうされてるか」なんて考えてる余裕がなかったんだ。


蔵人さんの声

ディルドは、葉月が自分で買った「日本人標準サイズ」というもの。
そのディルドが葉月のお尻に奥まで入って、しかもだんだん速く、かなりの速さでピストン運動していた。

「あんな太いのでこんなにされても全然痛くないものなんだな」

って、葉月は頭の隅っこの方で感動していた。

 

手術をする前はいつも途中で引っかかるような感じがしていて、
あるところからは必ず痛みがあったので
怖くてどうしても力が入ってしまっていた。

お尻に何か入れた後は、必ず翌日にヒリヒリして、腫れたりもしていた。
でも今はそんな痛みはまったくない。
(翌日にもムズムズするくらいで全然痛くならなかった。)

葉月は、こんなに激しくされて気持ちよくなっちゃってる自分が信じられなかった。
気持ちいいことと、「お尻でこんなに気持ちよくなっちゃってる自分」という背徳感のような気持ちで
余計に感じていたのかも知れない。

「おげ〜〜」という声は、もう葉月からは出ていなかった(と思う)。

 

そんな状態の葉月に、蔵人さんはローターをあててきた。
お尻での未知の快感を模索している葉月に、ローターでのクリ攻撃が加わって、
葉月の下半身はパニックになった。

 

「はぅあぅ〜〜〜、うあ゛〜〜〜〜〜」

 

たぶん、悲鳴に近い声をあげていた。

どこがどう気持ちよかったのかなんて、全然説明できない。
覚えているのはベッドのシーツだったか布団だったかを必死で掴んでいたことだけだ。


蔵人さんの声

あぁ、そうそう、もうひとつ覚えていることがある。
途中蔵人さんはクリの刺激をローターから指に変えたんだけど、
指だと何故かあんまり気持ちよくなかったんだよね。
生理だったことも関係してるのか、指だと強すぎて痛く感じてしまってた。

この時だけ葉月はちょっとだけ冷静になった。

「ローターの方がいいです〜」って言っていいものかどうか。(笑)

なんだか悪いような気がしてしばらく言えなかったんだけど、
葉月の反応でわかっちゃったのかなぁ、蔵人さんはすぐにまたローターに戻してくれたんだ。

蔵人さんって、そういうところの観察力が鋭いなって思う。

 

お尻.....気持ちよかった。
おまんこの気持ちよさと全然違う。
それに、全然痛くなかった。
お尻の気持ちよさって、痛みを伴う気持ちよさなのかと思ってたけど、
違うんだってわかった。

少し前まであんな小さなアナルプラグを入れるのでもヒーヒー言ってたのに
自分のこの変化にはまたまたビックリだ。

 

「今だったらこれ(もう一回り太いディルドを指さして)も入るし、アナルセックスだってできますよ♪」

って蔵人さんは言っていた。
へぇ〜、そうなんだって、葉月は嬉しいような信じられないような気分だった。

 

「何の先入観もない普通の人だったら2時間もあればアナルセックスまで持っていけるんですけどね」
「はぁ」
「葉月さんの場合は過去の乱暴なアナルセックスの経験とか手術の件もあったので少し時間がかかっちゃいましたけどね」
「へぇ〜」

前の2回のデートで、葉月が嫌がってもとにかくお尻に何か入れていたりしたのは、
そういう葉月の先入観を取り除くためのことだったのか。
「気持ち悪い」なんて文句言っちゃって悪かったな。
ちょっと反省。
そして蔵人さんに感謝の気持ちが湧いてきた。

 

葉月は中途半端に変な経験があるからなぁ。
そういうのがまったくない方がやりやすいんだろうな。
まず今までのことをゼロにリセットしてからじゃないと始まらないんだもんな。
こんな「やりにくい」葉月を相手にしてくれて、蔵人さん、ありがとうございます。


蔵人さんの声

そしてもうひとつ、この日のデートで感じたこと。

この日は生理の初日だったんだけど、
生理でもちゃんと楽しめるし気持ちよくなれるんだなってことがわかって凄く嬉しかった。

葉月は生理の日はエッチはしないもの、しちゃいけないんだって思ってた。
生理だとできないことはあるけれど、でもちゃんと楽しめる。
それがわかったので自分がとても得をしたような気分になった。

「(生理でも)僕は全然かまわないですよ」

ってサラッと言ってた蔵人さんの口調は本物だった。
なんか、凄い人だよな〜って思う。

余裕あるし、いつも憎たらしいし、反抗してもいつも結果は葉月の負け。(とほほ)
こんな葉月のこと、蔵人さんはどう思ってるんだろうなぁ。
こんなレベル低いへなちょこ葉月と遊んでて蔵人さんは楽しいのかな。

 

ま、いっか。
「保護者」だし。
遊んでもらえるうちは何も考えないで遊んでもらうことにしようっと。

 

 

 

 

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