いよいよ手術!(後編)

 

 

 

 

「葉月さ〜ん、それじゃ手術室の方に行きますよ〜!」
看護婦さんが迎えに来ました。
ベッドで寝ていた葉月は看護婦さんに促されて上半身を起こしました。

「歩けますか〜?」
という看護婦さんの言葉にちょっとビックリ。
「あ、歩いて行くんですか〜?」

当然、ストレッチャーか車椅子で移動するものだと思っていました。

 

「麻酔が効いてますからね、気をつけてそ〜〜っと立ってみてください」

そう言われてそ〜〜っと立ってみました。
ちょっとへにょへにょな感じがしたけど足はちゃんと動きます。
だけど、立とうとした時に膝が

カクン!

 

ひゃぁ〜〜、なんだこの感覚はぁ〜〜!
ちゃんと動くし感覚もあるのに力が入らないよぉ。

 

「ああ、無理みたいですね。それじゃちょっと待っててくださいね」
と言って看護婦さんはもう1人の看護婦さんを連れてきて
葉月の両脇を抱えるようにして支えてくれました。

あくまでも自分で歩いて行けっていうことか〜い!
車椅子くれよ〜〜!

 

こうしてなんとか自力で(?)歩いて手術室まで到着しました。
手術室を細かく観察する余裕はなかったけど、
「明るくて白い」って印象でした。
その白い部屋の真ん中に、黒いベッドのような手術台がありました。

 

踏み台のようなものを使ってその手術台に俯せに寝ます。
「顔は下向きでも横向きでも構いませんから楽な体勢でいてくださいね」
と看護婦さんが教えてくれます。
葉月は右向きでいるのが一番楽なような気がしてそうしました。

指に何かセンサーのようなものをつけられました。
少し前に流行ったウソ発見器のおもちゃみたいな器具です。
これで脈拍なんかを見るのかな〜なんて思いました。

それから水泳のゴーグルのような目隠しをかけられました。
「レーザーで目を傷めるといけませんからね」
ということでした。
この時点から手術が終わるまで葉月の目に残る記憶はありません。

 

上半身で目隠しをされるのと同時に
下半身でも準備が行われていました。
ベッドのような手術台は、腰のあたりから下に折れ曲がって
葉月の脚はだらんと下の方に垂れるような形になります。
下がった部分の台はさらに左右に割れて
両脚を少し広げるような形になりました。

そうかと思ったら今度はその「くの字」型になった台ごと
頭の方が下方に傾いていきます。
たぶん、お尻が一番高いところになってたんじゃないかと思います。

そんな形で手術は始められました。

 

「それでは始めますね」
先生が葉月に声をかけました。

「ほれがいひまふ〜〜」
そう言うのがやっとでした。

 

ここから先は見ていないし感覚もあやふやだし、
まともなレポートは書けそうにありません。
でも読んでくださってる方達はここが一番知りたいところなんですよねぇ。
どうしようかと悩んでしまいます。(苦笑)

 

えーと、まずですね。
これは後から手術の時の写真を先生に見せてもらってわかったことですが
円筒形のお尻の穴を広げる器具を肛門に入れられていたようです。
ポラロイドカメラの写真なので大きさははっきりとはわかりませんが
見た感じ、直径5センチくらいはある筒のように見えました。

「へぇ〜、葉月のお尻も結構大きく広がるものなんだな」
ってその写真を見た時に思いましたから。

手術中は葉月の意識はしっかりしていましたし、
先生と看護婦さんの会話もよく聞こえていました。

「痛み」というものはまったくありませんでした。
ただ、感覚はあるんですよね。
それが不思議な感じなんだけど、
先生が患部を引っ張り出してる(?)ような感じはわかるんです。
だけど切られてる痛みはない。

もともと直腸には痛みを感じる神経がないってことですからね、
麻酔がなくても痛くないのかも知れないけど
とにかく「あ〜、こっちの方をなんかされてる〜!」っていうのはわかるのに
痛くない。
なんだかホントに変な感覚でした。

 

痛みはないんだけど、途中何度か先生に
「力を抜いてください」って注意されました。
言われて初めて自分が固くなってるんだなーってわかりました。
今から思えば
「今は痛くないけどそのうちギャーッって痛くなるんじゃないの?」
って、最初から最後まで怯えていたような気がします。

 

手術の最中、何度か「ピピッ!パシャーー!」っていう音が聞こえてたんですよね。
葉月ははじめ、それがレーザーを使ってる時の音かと思ってたんです。
そしたらそれはただ写真を撮ってる音だったんだってことがわかって
「あ、まだ切ってなかったのね」
って思ったのを憶えています。

ハッキリとはわからないけど、
患部を引っ張られている感じがする時に
「ウィーーーン」っていうような音がしていたので
もしかしたらそれがレーザー放射の音だったのかも知れません。

って、体感的にわかるのはこの程度なんですよ。
とにかくほとんど何がなんだかわかりませんでした。

 

こういう時間って長く感じるものだと思うけど
「あれ?もう終わり?」って思うほど本当にすぐに終わってしまいました。

ベッドが元の平らな形に戻されて
ウソ発見器とゴーグルが外されました。

「終わりましたよ〜、起きられますか〜?」
と看護婦さんに言われて起きあがってみると
さっき来た時より体に力が入るような気がしました。

体を起こして後ろを見ると先生がいました。
「術後の先生」って言ったら普通は「血だらけ汗だく」って考えちゃうけど(ドラマの見過ぎ?)
先生は血まみれでもなく、普段と同じ落ち着いていて余裕の笑顔でした。

「ありがとうございました」
とにもかくにもお礼だけをまず言いました。

「1カ所、非常に難しいところにあったんですけどね、それも綺麗に取りましたよ」
先生は満足そうにそう言って、葉月に1枚のポラロイド写真を渡してくれました。

「5カ所、切除しました」

先生が渡してくれたのはその切除した5カ所の「ブツ」の写真です。
葉月はそれを見た時に凄く嬉しくなってしまいました。

ほえ〜〜、こんなものがお尻についてたんだー!
綺麗に取ってもらえたんだー!

っていう気持ちですね。
かなりグロの写真なんですけど、
取ってしまったものですからね、グロならグロなほど嬉しいです。

 

「先生、この写真、頂いていいんですか?」
「どうぞ。記念に差し上げます」
「わーい!ありがとうございますぅ〜〜♪」

その時葉月があまりにも嬉しがったので
「それじゃぁ葉月さんには特別に額入りをお作りしましょうか?」なんて
先生に冗談を言わせちゃったくらいでした。

 

病室まではまた自分で歩いて戻ります。
今度は自分だけでちゃんと歩けました。

付いてきてくれた看護婦さんに葉月はポラロイド写真を見せて
「ねぇ、看護婦さん、これってどう?どう?」
と聞いてみました。

「どうって、どういうこと?」
「うわー凄いって感じ?それとも普通?」
「うーん、まぁ普通かな。もっと凄い人もいるしね」
「あっそう、普通なんだー。うふふ♪」
なんだかわからないけど嬉しい気分になっていました。

 

部屋に戻った時、部屋を出てからまだ30分も経っていませんでした。
「手術時間は20分くらい」って言ってたのはホントだったな、と思いました。

しばらくベッドで休むように言われて横になりました。
この時はさすがにちょっとお尻は痛かったです。
一旦看護婦さんが出ていった隙に携帯でご主人様に手術が終わったことをメール。
愛人さんにも、と思ったところで
看護婦さんが点滴の用意をしてきてしまいました。

それから粉薬を飲むように言われて渡されました。
薬もいいんだけど、その時もらったお水がなんだかとってもおいしかったんです。
手術中、ハァハァ言ってたみたいで
凄く喉が渇いてたんですよね。

 

ベッドに横になっている限りでは
「じーん」という鈍痛はあるけれど、我慢できない痛みではありません。
寝返りを打つ時だけ、ちょっと傷が痛むような気がしたけど
寝られない程でもありませんでした。

「寝られるかも。寝た方がいいんだよね、やっぱり」
って思って、少し眠ることにしました。

1時間くらい経って点滴が終わった頃看護婦さんが来て
「どうされますか?大丈夫なようならもうお帰りになれますけど?」
って言ってくれたんだけど
その時ちょうどいい気持ちだったので
「あと30分寝かせてください〜」ってお願いして
もうしばらく寝かせてもらうことにしました。

 

まだあと3時間くらい寝ていたい気分だったけど
時間になったら起こされて身支度を促されてしまいました。

着替える前にトイレに行かされました。
おしっこが出るかどうかで麻酔が切れたかどうかの判断をするんだそうです。
おしっこはちゃんと出たし、気になっていたタンポンの交換もしました。

お尻はまだ痛かったけど、
あんなモノを取ったんだから痛いのは当たり前って思ってますからね、
不安のような気持ちはありませんでした。

少しすると先生が様子を見に来てくれました。
状況の説明と術後の注意などがいくつかありました。

「手術は何も問題ありませんでしたし大丈夫だと思いますが
もし夜中に急に痛み出したり大量に出血するようなことがあったら
夜中でも何でも結構ですからここに電話してください」
と言って、緊急用の携帯番号を教えてくれました。

え?これって先生のプライベートな携帯番号なの〜?

なんて、ちょっと嬉しくなったのは一瞬。
「私か、もしくは別の担当医が応対しますから」
だって。
なぁ〜んだ、そういうお当番の携帯電話なのね〜。(とほほ)

 

その後、薬剤師さんがお薬を持ってきてくれたり
経理の人が集金に来たりで
病室にいながらすべての用事を済ませられるのは病院側の配慮だと思いました。
こんな術後の状態で、外来患者さんと一緒に会計で待っていたりしたくないもの。

 

 

外に出るともう真っ暗になっていました。
ご主人様がここまで送ってくれたのはわずか5時間ほど前。
たった5時間の間に街の様子はすっかり変わって
葉月には痔がなくなっている。
ちょっと浦島気分でした。

紙パンツをそのまま履いて帰るように言われていたので
お尻の周りが少しモコモコしていました。
コートを着ていたので周りの人には気付かれなかったと思うけど
葉月はちょっとだけ得意な気分になっていました。

ふっふっふ♪
アタシは痔を切ってもらってきたんだよ〜。

って、そんな感じ。(笑)

 

お尻の痛みとは裏腹に、そして体のだるさとも裏腹に、
葉月はとても気分良く、家に戻ることができたのでした。

 

 

 

さて、こんなダラダラ文にここまで付き合ってくださった方に特別付録です。

文中に出てきた切除した「ブツ」のグロ画像、見たい?見たい〜?
ちなみに夫くんは気を失いかけてました。(笑)
愛人さんも「私もです(^_^;)じょろ」だったそうです。(笑)

 

葉月は自分のものだからかなぁ。
冷静に見られましたけどね。
こういうのって男性の方が苦手なのかも知れないですね。

ということで、強制ではありません。
見たい方だけに公開します。
切除した、葉月の内痔核の画像です。
(ポラロイド写真をデジカメで撮り直したものです)

【危険】見たい方だけここをクリック!【注意】

 

 

 

 

NEXT:術後

 

お尻レポートINDEXに戻る