初診(前編)

 

 

行くと決めたらぐずぐずしないでさっさと行動する方です。
病院の手前で足が止まったり、
何度も通り過ぎて入り口の前を行ったり来たりするようなことは
葉月にはありませんでした。

ただ、どの病院にかかるかということは事前に少し調べて
慎重に決めました。

 

どんな病気でもそうだと思いますが
医者によってその病気の治療に対する考え方は違います。
虫歯をさっさと抜いてしまう歯医者と根っこだけでもできるだけ残そうとする歯医者がいるように
痔も「切るのが一番」と言う医者と「外科的処置は最後の手段」と考える医者と
またその中間といろいろです。

手術にしても
普通のメスや超音波を使ったメス、レーザーメス、
他にも様々な方法があって
一週間ほどの入院を要するところから一泊入院、日帰りでできるところ、
それもいろいろです。

ホームページを持っている病院なら
「当院では○○○を使った手術を行っており、日帰りが可能です」
「当院はできるだけ切らない方法での治療を行います」
というようなその病院の方針を大抵記述しています。

 

葉月は初めから切除を希望していましたし、入院はできない環境なので
日帰り手術のできるところ、という条件から病院選びが始まりました。

でもね、これはハッキリ言ってわからないです。
病院のホームページはどこでも「自分のところが一番!」というようなことが書かれていますし
「最新の○○を使って」と言われても
何が最新なのか専門的なことはよくわかりません。
あまり最新なものよりも実績のある機械の方が信頼できるような気もするし。(笑)

おしゃれな感じのホームページを持っているからといって
いい病院だとも限りません。
そんなのは業者さんにお金を払えばいくらでも作ってもらえますからね。
それよりも作りはダサくても
院長先生が自らコツコツ更新しているところの方が信頼できるような気もしました。
質問BBSを設けたり、
無料のメール相談を受け付けているところもあります。

それでも実際のところは「行ってみなければわからない」なのですが
電話をかけた時の応対の仕方などで
その病院の大体の感じはわかります。
「治療については診察を受けてもらわないと何とも言えません」
と言われるのは納得できるのですが
横柄な感じ、めんどくさそうな応対をするところは嫌だな、と思いました。

 

結局、その院の考え方がはっきりと明記されていて、
日帰り手術に実績があるところ、
「片道1時間以内で通えるところ」という現実的な条件も考えて
ひとつの病院を選びました。
電話の応対もいい感じでした。

 

肛門科の受診が遅れる一番の原因は
「お尻を見せるのが恥ずかしい」という理由だそうですが
そういう話を聞くと葉月は
「自分が変態女でよかったなぁ」と思います。

できるだけ人の多いところでお尻を出すことに快感を覚える変態ですから
今さら部屋の中で医者にお尻を見せたり
指を入れられるくらいのことは何でもありません。

受診前日の愛人さんからのメールには
「お尻に指入れられておまんこ濡らすなよ〜♪」
などという励まし(?)の言葉が書かれていて
「それならそれで楽しいかも〜♪」
などとノーテンキな返信をしてました。

 

さて、初診当日。
受付を済ませて30分ほど待つと、診察室から名前を呼ばれました。
葉月はさすがに緊張しながら中へ入りました。

優しそうな男の先生です。
胸のネームプレートを見ると「院長」と書かれていました。
おー、院長先生に診て頂けるのね、ラッキー♪
と喜ぶ葉月。

いくつかの問診。
葉月は聞かれたことに正直に答えながら院長先生をウォッチング。
言葉遣いは丁寧で優しい。
葉月が言ったことをカルテにサラサラと読めないミミズ字で書き残してる。
鼻筋が通っていて優しい感じのいい男。
怖い感じはまったくありません。

「じゃあ、とにかく拝見しましょう」
と先生が言って横のベッドに促されました。
「拝見」なんて〜〜、「痔〜ちゃん」にはもったいないお言葉!
ちょっと可笑しかったです。

 

看護婦さんが来てくれてベッドのカーテンが引かれました。
「ストッキングと下着は膝のあたりまでおろして壁に向かって横になってください」
「え?膝まで?脱がなくていいんですか?」

脱ぐ気満々の葉月に看護婦さんはちょっと驚いたようでした。
「膝までで結構ですよ」
看護婦さんのその困惑した答え方に
「そっか、いかんいかん。普通の人は脱がなくてよかった〜って思うところか!」
と、葉月は気付いたのでした。(反省)

スカートも脱がないで捲り上げるだけ。
言われたようにベッドに横向きに寝ると
看護婦さんが腰にバスタオルをかけてくれました。

「膝を抱え込むような体勢になってください」
言われた通りにしました。

上半身は服を着たままだし、下半身はバスタオルをかけてもらっているので
恥ずかしさは全然ありません。
これは普通の人でも恥ずかしくないよな〜って
病院側の配慮に感心しました。

 

準備ができるとカーテンの外から
「よろしいですか?」という先生の声が聞こえました。

「はい」と答えると先生がカーテンを開けて入って来て
どこかのボタンを押すとベッドが上にウィ〜〜ンとあがり始めました。
なぁ〜るほどね〜〜!
これなら先生が前屈みにならなくても
目の高さで診察ができるというものです。

先生がバスタオルのお尻の部分だけを捲って葉月のお尻を見ました。
恥ずかしいというよりは「痛くしないでね〜〜」っていう気持ちの方が強かったと思います。

先生はまず患部には触らずに外側の部分を見ているようで、
ちょっとだけお尻を広げるようなことをされただけでした。
その後、「それじゃ中の方を診ますね」と言われて
お尻の穴の近くにローションのようなものが垂らされた感触がありました。

見てはいないので目で確認はしていないけど
ぺぺローションの感覚そのままです。
ただ、冷たくはなくて、人肌に暖めてあるように感じました。
なぁ〜るほどね〜、暖めておけばあの冷やっとする感覚がなくていいわね♪
これはみんなに教えてあげよう、などと
すでにサイトでネタにする準備を頭の中で進めていたりして。(笑)

そのローションは、「ペタッと塗られた」という程度ではなくて
「どろどろっと垂らされた」というくらい、かなり量が多いように感じました。
やっぱりね〜、さすがお医者さん。
アナルのローションは多めにって、基本ですよね!

 

そしていよいよ先生の指が葉月のアナルへ〜〜!
たぶん、手袋か指サックみたいなものをつけていたんだと思うけど
ナマの指とはちょっと違う感触(でも指)が葉月のお尻の穴に...。

「指入れられておまんこ濡らすなよ〜♪」
愛人さんの言葉が浮かんできてまた可笑しくなりましたよ。
「平気平気♪まだ濡れてないと思う」
って心の中で答えてました。

でも指はそんなに深くは入れられませんでした。
肛門の入り口の周りをちょっと触って確かめたくらい、に感じました。

 

「じゃぁちょっとお尻を広げて中の方を診てみますからね」
と先生が言ったので、葉月は
「お願いしま〜す」
と言いつつも、
「うっわー、なんだか痛そうだな」
って、ちょっとだけビビりました。

先生がその器具を手に取った時、カチャンていう音がしたので
たぶんクスコみたいな穴を広げる器具を入れられるんだなとわかりました。

「痛くありませんように〜〜〜〜〜」
心の中ではそう思っていたけど、こういうことは 力が入ると痛くなるもの。
「ダメダメ、葉月ちゃん、力を抜いて!」
などと自分に言い聞かせようとしていたその時。

 

あれ?

 

ちょっとビックリ。

 

全然痛くないよ。

 

これは不思議な感覚だなぁ。

 

 

えっとね、見ていないから説明うまくできないんですけどね。
入れられたのはやっぱりクスコみたいな金属製の器具だったと思います。

でも、おまんこにクスコを入れるようなグサッて入れ方じゃなくて
不思議な入れ方でした。
斜めの方から回転しながらグルンッて入れられてるような感触だったんだけど
一瞬の出来事だったのでよくわかりませんでした。

指でもなんでもお尻に何かを入れようとする時に
いきなりグサッとやったら痛いですよねぇ。
5cmくらいも入れようと思ったらゆっくりゆっくりやりますよねぇ。

それがね、一瞬でその器具は奥まで入ってしまいました。

 

絶対にね、何か角度とやり方があるんだと思いました。
例えばね、アサリを食べ終わった後に貝殻には貝柱だけ残るでしょ?
それを取ろうとしていくら外側に引っ張っても取れないけど
内側に引っ張ると貝柱はスルッと取れる。
そういうちょっとしたコツってあるじゃないですか。
そんな感じ。

そんなことで驚いているうちに診察は終わり。
始めにローション垂らされてから1分とか2分とか、そのくらいだったと思います。
とにかく手早くて鮮やかでした。
痛みもまったくありませんでした。

看護婦さんがローションを拭き取ってくれて、ベッドが下げられて
葉月は服を整えて先生のいるところに戻りました。

 

 

 

 

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